筆者は朝日新聞を購読しているが、生物、それも新種発見、すなわち分類の記事が結構よく目につく。小型種というよりもっと小さな生物で身近に存在していたが、あまりに小さいので今まで注目されていなかった微小生物についてである。もちろん微小生物でもすでに研究の対象になっている種は多くあるが、身近に存在しすぎて注意を払われなかった生物に焦点が当たり出したということだろうか。ただ身近に普通にいる生物だからといって、それらが新種であると確認するには専門的知識が必要なので事はそう簡単ではない。
でも身近にいる生物ということでこれは何だろうと疑問を持ったなら、あらゆるつてを求めて、いろんな専門家に見てもらうことがとにかく第一歩である。
筆者は多くの子供たちがそうであったように昆虫採集からスタートした。太平洋戦争が終わった昭和20年代、空襲で焼け野原だった大阪市内は虫たちの絶好の住み処であった。爆弾が落ちた跡は地面が深くえぐれたままで、爆弾池と呼ばれトンボの生息地になっていた。昼間は岸辺でトンボを取り、夕方になると夕焼けをバックにギンヤンマが群れを成して飛んで来る。糸の両端に重りをつけた仕掛け(と言えるほどのものではなかったが)を群れ目がけて投げ上げると、それを見つけたギンヤンマが急降下して来て翅に糸が絡んで地面に落ちてしまう。翅の色が褐色のメスが貴重で翌日はこのメスの胸部を糸で縛って短い棒の先にくくりつけ、ギンヤンマのオスが飛んでいるのを見つけるとメスをくくりつけた棒を掲げるとオスが交尾にやって来る。こうして難なくオスも採集出来た。いわゆるトンボ釣りである。蝶の話が出て来なくてすみませんでした。2-2に続く。
ギンヤンマ オス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/03/e94183c11c07404b92ba53d8e08a1f78.jpg)
産卵中のギンヤンマ メス
でも身近にいる生物ということでこれは何だろうと疑問を持ったなら、あらゆるつてを求めて、いろんな専門家に見てもらうことがとにかく第一歩である。
筆者は多くの子供たちがそうであったように昆虫採集からスタートした。太平洋戦争が終わった昭和20年代、空襲で焼け野原だった大阪市内は虫たちの絶好の住み処であった。爆弾が落ちた跡は地面が深くえぐれたままで、爆弾池と呼ばれトンボの生息地になっていた。昼間は岸辺でトンボを取り、夕方になると夕焼けをバックにギンヤンマが群れを成して飛んで来る。糸の両端に重りをつけた仕掛け(と言えるほどのものではなかったが)を群れ目がけて投げ上げると、それを見つけたギンヤンマが急降下して来て翅に糸が絡んで地面に落ちてしまう。翅の色が褐色のメスが貴重で翌日はこのメスの胸部を糸で縛って短い棒の先にくくりつけ、ギンヤンマのオスが飛んでいるのを見つけるとメスをくくりつけた棒を掲げるとオスが交尾にやって来る。こうして難なくオスも採集出来た。いわゆるトンボ釣りである。蝶の話が出て来なくてすみませんでした。2-2に続く。
ギンヤンマ オス
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産卵中のギンヤンマ メス
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