前回の記事で、72.5mの高さにある「大丸心斎橋店・北館」の屋上庭園で「そごう」時代の2006年、アゲハの蛹の脱け殻を見つけたことを書いた。屋上に植えつけられる前にすでに付いていたものかもしれなかったが、ひょっとすると周りに食樹のない高層のビルでもアゲハがやって来るかも・・・と淡い期待を抱いて、地上86mの高さにある我が家のベランダの鉢に温州ミカンを植えた。時々葉を点検?してみるが、卵や幼虫の姿はなかった。
空しく1年が過ぎようとしていた昨年(2010年)9月の半ば、「アゲハが来ているよ!」 妻の声にベランダに目をやると、ミカンの木のまわりをアゲハが慌ただしく飛び回っている。急いでカメラを手にそっとベランダに出たが、レンズを向ける間もなく飛び去った。
「やっぱり来てくれた!!」 うれしさが込み上げてきた。早速ミカンの葉を調べた。短時間に十数卵を産み付けていた(画像A)。
最初の孵化が始まったのは産卵から4日後、その後次々と孵化して褐色と白色まだらの鳥糞状の若齢幼虫が増えていった(画像B)。
やがて鳥糞状幼虫は脱皮を重ね、大きくなっていわゆる青虫へ成長した(画像C)。
青虫になった幼虫たちは順調に脱皮しては大きくなり、ついに1匹目が蛹になったのは産卵後約1カ月が過ぎていた(画像D)。この後、残りの青虫も次々蛹になった。作戦成功(^-^)
昨年11月6日、小春日和の中を蛹化第1号の蛹が早くも羽化し、澄み切ったすがすがしい秋空に向かって飛び立っていった。残念なことに写真を撮り損なったが(-_-;)、
同月9日、第2号が羽化、撮影に成功した(下段に画像を掲載)。
11月20日には最後に残っていた蛹が羽化し、良き伴侶に巡り合って、再び我が家のベランダに産卵のために戻って来てくれよ!との僕の思いを乗せて軽やかに碧空に舞い上がった。
空しく1年が過ぎようとしていた昨年(2010年)9月の半ば、「アゲハが来ているよ!」 妻の声にベランダに目をやると、ミカンの木のまわりをアゲハが慌ただしく飛び回っている。急いでカメラを手にそっとベランダに出たが、レンズを向ける間もなく飛び去った。
「やっぱり来てくれた!!」 うれしさが込み上げてきた。早速ミカンの葉を調べた。短時間に十数卵を産み付けていた(画像A)。
最初の孵化が始まったのは産卵から4日後、その後次々と孵化して褐色と白色まだらの鳥糞状の若齢幼虫が増えていった(画像B)。
やがて鳥糞状幼虫は脱皮を重ね、大きくなっていわゆる青虫へ成長した(画像C)。
青虫になった幼虫たちは順調に脱皮しては大きくなり、ついに1匹目が蛹になったのは産卵後約1カ月が過ぎていた(画像D)。この後、残りの青虫も次々蛹になった。作戦成功(^-^)
昨年11月6日、小春日和の中を蛹化第1号の蛹が早くも羽化し、澄み切ったすがすがしい秋空に向かって飛び立っていった。残念なことに写真を撮り損なったが(-_-;)、
同月9日、第2号が羽化、撮影に成功した(下段に画像を掲載)。
11月20日には最後に残っていた蛹が羽化し、良き伴侶に巡り合って、再び我が家のベランダに産卵のために戻って来てくれよ!との僕の思いを乗せて軽やかに碧空に舞い上がった。