インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

宇宙からのエネルギーの賜物

2010-11-07 19:43:25 | カスタネダ『呪術の実践』 !
 ロマンスが微塵も感じられないブログだが、田舎の紅葉エネルギーを写真に収めてみた。西日を浴び、ひなびた感じであまり芸術的ではないが、11月の晴天は清清しい。

 

  庭の木から柚子を、畑でピーマンを摘んだ。



野菜や柑橘類が育つのは、大地はもちろんであるが、宇宙からのエネルギーの賜物であろう。

 田舎の自然に浸っていると、確実に都会にいるときとは別のエネルギーを感じる。カスタネダの本とかには「高められた意識で、我を忘れていると、宇宙を流れるエネルギーを知覚することが出来る」「この世が最終的な存在であるというのは幻であり、(人体の部分をマジカルパス式で動かすと)人間に知覚できる膨大な数の世界が実際に存在することを確認できる」とかあるが、何もしなくてただ山やら畑やら庭やら歩き回っているだけで、色々感じるものである。

 こうしてブログを書いている間も、時計の針は回り、老化が進み、死が近づいている。作物が実るのも、生き物が死ぬのも、同じように宇宙エネルギーの働きによるもので、それが繰り返されて歴史が続き、2010年の11月という今がある(それすらすぐに過去になる)。

 逆らうことの出来ない力、カスタネダによれば「人間のレベルを超えたところ、実体をそなえた存在ではなく、宇宙の非人格的な力」によって、動かされているが、前回書いたように、人間には選択する自由がある。

 ただ、それすら疑わしいようだ。カスタネダによれば、(彼の師ドン・ファンがいうには)「古代メキシコの呪術師たちは、人間の選択というものは、好意的に解釈していたものに過ぎない」という。

 
人間が考えている選択の自由という奴は、人間の認知世界の必須条件ではあるが、意識が我々の世界の境界の彼方へ歩み行ったときに発見したものを、好意的に解釈したに過ぎないんだってな。つまり、黙従を好意的に解釈したに過ぎんということだ。人間は、四方八方から自分を引っ張っている力と苦闘している。呪術師の技は、実際のところ選択することではなくて、黙従するだけの聡明さを身につけることなんだ…


 ということは、今ブログを書こうとしているのは自分が自由に選択した結果ではなくて、まさにドンファンが弟子のカスタネダを精霊の誘いか何かで見出したように、運命付けられていたのかもしれない。大した内容ではないが、カスタネダの引用が出来た点でも、何か意義があったり。

 そしてこれを見ている閲覧者も、宇宙の得体の知れない力で運命付けられていたということなのか。人それぞれとはいえ、所詮、同じ人間であり、同じように悩み、苦しんでいる(具体例は省略)。

 「四方八方から自分を引っ張っている力と苦闘している」わけで、
 意識の生き物であり、エネルギー場の集合体である人間が、いかに如何に意識を変え、引っ張られてずれたエネルギーを中心へ戻していくか…、

 そのためのり方があるということだ(結局こうなってしまうのだわい)

 それが聖なる木の踊り場なのですね(単なるディスコかと思っていました)

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
久々です♪ (アンデス)
2010-11-09 19:28:02
インディオさん、毎回楽しみにしてます。

記事を拝見したら、むしょうに田舎へ行ってボーっと散歩したくなりました。
アンデスは疲れてますので、写真から元気エネルギーをもらいますね(^^ゞ

インディオさんのご実家の農家事情は、親戚に農家をやってるアンデスには、他人事とは思えませんでした。
生きるために必要な食べ物、安くなりすぎですね。
適正価格での流通を望みます!
返信する
寒の時期が… (インディオ)
2010-11-10 07:21:38
 アンデスさん、こんにちわ。

 最近、寒くなりましたねぇ。

 親戚に農家がいらっしゃるなら、米とか頂いていると思いますが、今年は猛暑の害と補助金?下落で苦しんでいると思われますよ。

 さばきすぎたせいか、農家なのにあまり米がなくなり(これ以上さばくと買って食べるようになったり)、

 あとは野菜ができるのを待つばかりです(親父の世話で)。

 良い写真が撮れるかどうか…、実家の天候しだいですか(帰省するといつも曇ったり雨が)
返信する

コメントを投稿