インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

自衛隊の前航空幕僚長の発言について

2008-11-04 00:43:35 | 考えるインディオ
「我が国が侵略国家だったのはぬれぎぬ」と主張する論文を書き、更迭された航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)について、防衛省は3日、同日付で定年退職としたことを発表した。田母神氏が聴取に応じないことや、自ら辞める意思がないことを伝えてきたことで、問題の長期化による国会への影響を懸念した同省が異例の措置に踏み切ったとみられる(朝日コムより抜粋)。

 凄い文章を正々堂々と主張する人物もいるものだ…

 お前は一体何を考えているのだ(周囲)

 …と袋叩きにされているにも関わらず、正直に自分の見解を述べる。

 世間知らずというか、国家(戦前の)に忠誠を誓っているというか、一線を踏み越えてしまったようだ。

 酔っ払ってました(間違って原稿が流れたのです)

  …と弁明するのが筋だろうが? あくまで時節を捻じ曲げない。

 確かに日本は侵略戦争ではなく解放戦争を闘ったのだと信じている人間もいるが、善悪は相対的だから、帝国陸軍サイドと、植民地サイドの考え方は異なるだろう。

 トップがこれでは、自衛隊幹部の多くが疑われかねない

 教職員とか国家公務員などは、血税で食わして頂いているという自覚はほとんどないだろう? 給料は頂いて当たり前、恩給も当たり前なのか?
 

 ブログとかで匿名で書きまくるのは自由だが? 国家に雇われた軍人の指揮官が、雇い主の意に反したことを表明するのは…。


 軍人と資本主義社会は、相容れないのかもしれない。軍人は国家の理念のために働く(戦争をする)。戦争というのは一体なんだろうか?
 大義名分は何であれ、結果は極悪非道である。最高の軍人は大悪人ということになる。
 『永遠なるヒトラー』を読むに(なぜか持っている)

 ヒトラー曰く、「連中(ヒトラーの国内の敵)は、自分のちっぽけな経験をもとにしか、将来を想像できない。彼らには新たなもの、思いがけないものが見えないのだ。将軍連中も自分の専門分野にとらわれている。創造的な天才は、常に専門家の枠にはみ出るものだ。私は問題を単純な核心に還元する才能を持っている。これまで戦争は秘なる儀式とされた。戦争をめぐって厳かな儀式が行われてきた。だが戦争は最も自然なもの、最も日常的なものである。戦争は常にある。至る所にある。始まりもなく、講和条約もない。生は戦争である。あらゆる格闘は戦争である。戦争は本源的状態である。原始的な行動に戻ろうではないか。たとえ野蛮人の行動であろうとも。戦争は奸計・詐欺・欺瞞でなくて何であろう。不意打ちと奇襲でなくて何であろう。人は他に生き延びようがない場合には、まず殺し合いをやってきた。商人・泥棒・戦士、これらは以前は一つのものだった。広い意味の戦術がある。精神的手段による戦争がある…」

 と語る ←ヒットラー

 そうか、田母神・前航空幕僚長は、精神的な戦争を仕掛けたのだ!

 もはやこの日本国の現状に我慢は出来ない!

 軍隊の精神的よりどころになるのは、戦前の精神しかありえない!(修正あり)

 そこで柔な政治家に戦争を仕掛けた

 もちろん支持してくれる人は続々と名乗り出てくれるだろう

 しかし皆自分が可愛いから静観しているだけ(頑張れ)

 

 新しい軍隊の価値観とかを提供すべきだったのではないか。

 果たして戦場へ行き、国家や国民のためには死ねるか?

 命を投げ出す存在が、抽象的な国家、あるいは神でもやはり難しい。

 給料とボーナスで働いている自衛隊員は逃げ出すかもしれない。

 のような軍人政治家が現れないなら、現場の指導者が主張するしかない、ということか。

 大量消費で欲望を追求し、利益を追い求めるばかりの社会。何を信用していいのか分からない。

 日本に軍隊はあるが、いざというとき、何を信用して動けばいいのか? まさに今、そういう所に来ているのかもしれない。

 インディオが一兵隊だとしたら、国家を守るために外国へ行くというのは…。

 身近な地域とか、団体を守るのなら良く分かる。まさに、インディオの部族の考え方である。それでも敵が攻めてきたら、しらふで銃を撃ち込めるか? 死ぬ覚悟が足りない。平和ボケで、まさか隣の町が武装して攻めてくるなど考えもしない。今のような戦後教育では戦えるわけがない。引き金ひとつで、自分か相手が死ぬわけだ。究極の状態である。

 これはもはや、狂うしかない。神々でも崇拝して、踊って狂うのだ。原始的な本能を呼び起こさないと、闘えるはずがない。

 これから戦争が起きないという保障は何処にもない。経済危機とか、食糧危機とかあれば、モラルは乱れるだろう。平和思想は崩壊するのである。

 その日は意外と近いかもしれない。

 本当にやばい時は、警察など頼りにならない。

 自分で自分の身を守るしかない。

 自警団が、ヤクザな暴徒と化すならば?

 インディオ部族を創設しなければならない!(集まれ、信用できる戦士たちよ!)

  …かくして、インディオ通信のブログ主も、前航空幕僚長のように更迭されるのであった。

  
 
  小説『マネー神の崇拝』  幕僚長の発言問題は、奥が深い。

   
 
 
  小説『蛇のスカート』  自衛隊がアメリカ軍のように死者を沢山出したらどうなるか? 
 
 


  小説『桜の木に集う鳥たち』  誰も入隊しなくなるか??