インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

5月30日 …第2章 テンセグリティー① 

2007-05-30 04:12:59 | カスタネダ『呪術の実践』 !
第2章 テンセグリティー①

テンセグリティーは、古代メキシコの呪術師によるマジカルパスの現代版である。

ちなみに、Tension +Integrity=Tensegrity
(テンション;体の腱や筋肉を引き締めたり緩めること)
(インテグリティー;体を健全で完全かつ完璧な統一体とみなすこと)

最初の呪術師たちは、動きで自分自身を「飽和」(=幸福感や充実感)させようとした。

思い出せる限りの体の動きと姿勢を、幾つものグループに編成した。

そのグループが長いほど、飽和の効果は大きくなり、記憶力を行使する必要性も高まる。

ドン・ファン系統の呪術師たちは、マジカルパスを長いグループに編成し、連続した動きとして実践した後、飽和という目的は達成されたものと考えた。

それ以後は、長いグループを単一の部分に分割し、個々の独立した構成単位として実践した。

テンセグリーは、長いグループを中心に編成されてきたが、

それら長いグループは、一般的意味合いを避けるため、「シリーズ」と名前を変えられた。

さらに、編成のために、「飽和」の基準を確立し直す必要があった。

その結果として、マジカルパスの目標と定義した「エネルギーの移動」をもたらした。

飽和とは、本当は使われていなかったエネルギーを体の活力の中心が取り戻したことによる効果だったのだ。

テンセグリーにおいては、長いグループは再編されて、かなり多くの断片が個々の機能単位として保存されてきた。

そしてこれらの機能単位が目的別にまとめられ、たとえば「意図」という目的、あるいは「反復」という目的、さらには「内的沈黙」とういう目的、等々、テンセグリティーのシリーズを構成することになった。

こうして体で覚える(酷く)長い一連の動きを行うことによって、最高の結果が得られる、一つの体系を確立することが出来た。(話は続く・・・・)

(感想)
インディオは、とんでもないものを学ぼうとしているのではないのか。

コツコツ毎日何を勉強しようが個人の自由である。資格試験や料理など.

どうせやるなら、「気功術」とか学んだほうが有用な気もするが…、
インディオだから、こっちを選ぶか。

そう、狂った踊りに励むのだ!