インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

5月14日 …インディオが持っている本 4

2007-05-14 01:36:14 | 古代アメリカの資料

◎『太陽と月の神殿』~古代アメリカ文明の発見~
  増田義郎 中公文庫(1990) ¥680

 たぶん、売っていない。Meは古書店で偶然発見し、¥400でGETした。
半分は、アンデス・インカ文明について書かれてあるが、それでもこれがマヤ・アステカの本で、一番詳しそうな気がする。
マヤ文明のチチェン・イツアと、高原のトルテカ文明のトゥーラの比較がなされ、「…だからチチェン・イツアでは、古くからのマヤ文化の土壌の上に、外来のトルテカ文化が融合して、新しい文化スタイルが作られたというべきなのである…」(p167)とある。
マヤ文字の解説も詳しい。
 これは、学者向けだ。読むのに骨が折れるだろう(インディオはそこまでマニアではない)。


○『コルテス征略誌』~アステカ王国の滅亡~
  モーリス・コリス 金森誠也訳
  講談社学術文庫(2003) ¥1100

 新しい。2003年の6月初旬、発見して感激し(コアトリクエにパケ買い!)、2日ぐらいで読破した。これは読み物として面白いが、『古代アステカ王国』増田義郎と内容が重複するかもしれない。こっちを先に読むと、ショックが大きく?!、不明な箇所(独特な世界)に頭を捻るかもしれないので、あっちが先か。値段も400円安いしね。
 確か、「この本の地図」を拡大コピーして、コルテスの侵略ルートを、なぞりながら読んだっけ。
 やっぱ、インディオはマニアか…