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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔12〕千秋庵本店

2020-08-26 15:53:37 | 札幌でしかできない50のこと

 本年4月24日に新ビルにリニューアルオープンした「千秋庵本店」は想像していたよりは小ぶりな店構えだった。自社製品をもれなく陳列・販売していたが、地価の高い街中では賢明な戦略なのかもしれない。

       

   ※ 新装なった「千秋庵本店」が入っているビルです。「千秋庵」は真ん中辺の細い入口です。(写真はウェブ上から拝借)

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№038は札幌の老舗菓子店「千秋庵本店」である。

 「千秋庵」というと、“出てきた、出てきた、山親爺♪ 千秋庵の山親爺♪”というCMソングが一躍ヒットした羆を象り、バターとミルクがたっぷり入った「山親爺」という煎餅を思い浮かべるが、最近は「ノースマン」という餡入りお菓子が人気らしい。

 「千秋庵」が札幌を代表する菓子メーカーとして「札幌でしかできない50のこと」にランクインしたのは、その圧倒的な歴史にあるといえるのかもしれない。千秋庵の始まりは、1860(万延元)年、秋田出身の藩士・佐々木吉兵衛が箱館で創業したのがそもそもの始まりとされている。その後暖簾分けをする形で、1921(大正10)年に「札幌千秋庵」が創業したのが現在の「千秋庵本店」の始まりとされ、ちょうど創業100年を迎えようとしている押しも押されもせぬ老舗である。

   

   ※ 「千秋庵本店」の入口です。

 「千秋庵札幌本店」は中央区南3条西3丁目という札幌の一等地に本社ビルを構えていたが、ビルの老朽化・解体に伴い2017(平成29)年に移転していたが、この度跡地にビルが新築されたことに伴い再入居したということのようだ。ビルは複合化され、「千秋庵本店」はホテルやコンビニなどと共に、その一角に入居した形となっている。

   

   ※ 店内に入って正面には老舗菓子店らしいデコレーションが施されていました。

 店内正面には昔の和菓子を作る道具などを飾り、老舗らしさを演出している。店内にはおそらく自社で生産する全ての製品が陳列されていたと思われる。私は、千秋庵の代表的な菓子である「山親爺」と「ノースマン」を買い求めた。

   

   ※ 自社製品の数々を陳列・販売していました。

   

   ※ 箱入り5枚組の「山親爺」です。相変わらずに美味しかったです。

   

   ※ ヒット商品の「ノースマン」です。左2枚は餡子入り、右はかぼちゃ餡入りです。

 店内には観光客とみられる男女が椅子に座って買い求めた菓子を味わっていた。テーブルはないもののベンチがあり、その場で味わうことも可能のようだ。

 そして旧店でも有名だった、店の地下90mから汲み上げ、千秋庵のお菓子づくりにも使用されている「札幌の美味しい地下水」が自由に飲むことができるようになっていた。

        

   ※ 店の地下90mから汲み上げた「札幌の美味しい地下水」が飲めるようになっています。

 北海道では今、多数の菓子メーカーがしのぎを削っているが、千秋庵も老舗メーカーとして、北海道を代表する存在であり続けてほしい。

   

   ※ 千秋庵のヒット商品「山親爺」にちなんだ小物が販売されていました。

《千秋庵本店 概要》

〔住  所〕札幌市中央区南3条西3丁目3-17 千秋庵ビル1F

〔電  話〕011-251-6131

〔営業時間〕9:30~20:00 

〔定休日〕 無(無休)

〔駐車場〕 無



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