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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

さっぽろラウンドウォーク セクション1(真駒内駅 ⇒ 旭丘記念公園)

2024-03-11 19:11:23 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 満を持して(?)「さっぽろラウンドウォーク」事前踏査に挑んだ。しかし、昨日は未明から朝にかけて降った雪が考えていた以上に私を苦しめることになった。なんとか予定どおりにセクション1を踏査したものの私は疲労困憊の状態で家に帰り着くとともに、ある不安が頭をもたげてきた…。

     
  ※ さっぽろラウンドウォークの全コースの概念図です。私がこの日歩いたのは
    緑線の部分、セクション1のところです。

 北大観光高等研究センターが主導する形で札幌市街地を囲むように一周するトレイルコース「さっぽろラウンドウォーク」一周140キロのコースが設定されたことは以前に拙ブログで投稿した。そしてできれば今夏に仲間と一緒に踏破したいと書いた。
 そこで言い出しっぺである私は彼らと周る前に一度コースを体験しておいた方が良いと考えていた。そしてそのチャンスをうかがっていたのだが、「今日がチャンスでは?」と考え、実行に踏み切った。
 昨日(3月10日)朝10時、セクション1のスタート地点である地下鉄「真駒内駅」に立った。私は雪の状態を見て、最初から靴には軽アイゼンを装着して歩行することにした。

     
     ※ 地下鉄「真駒内駅」(背後の黒い建物)の前です。  

 まず目指すは「エドウィンダン公園」である。幸いなことに雪が降った直後だったにも関わらず公園内の遊歩道は除雪されていた。公園内に建つ北海道酪農の産みの親と云われるエドウィンダンの立像をカメラに収めた後、マップに従い「真駒内川」堤防に向かった。

     
     ※ 「エドウィンダン公園」の中に立つエドウィンダンの立像です。

 堤防ではバズーカ砲のような望遠レンズを携えた人に多く出会った。野鳥を狙うカメラマンがとても増えているようだ。
 堤防を進むとやがて「真駒内公園」に至る。「真駒内公園」の遊歩道では散歩する人、ランニングに励む人などが雪が降って足元が悪いにもかかわらず体力づくりに励んでいた。

     
     ※ 真駒内川の細い流れです。

 「真駒内公園」を横切る「五輪通」を越え、再び「真駒内川」の堤防にコースは移ったのだが、そこは数日前に人が歩いた跡が微かに分かる程度で早朝に降った雪が積もり、私は堤防をラッセルしながら進まねばならない状況に追い込まれた。堤防上のラッセルを1キロくらい強いられただろうか?私の体力はここでかなり削られてしまった。

     
     ※ この堤防上のラッセルを強いられました。

「真駒内川」が「豊平川」に合流した地点からまもなく「豊平川」に架かる人道橋「藻岩上の橋」を渡り対岸へ出た。

     
     ※ 豊平川に架かる「藻岩上の橋」とその背後の藻岩山です。

少しの間国道沿いを歩き、藻岩山の登山口がある「藻岩山市民スキー場」を目指した。藻岩山の登山口までもかなりもかなりの上りが続いたが、軽アイゼンが効いてゆっくりではあるが一歩一歩登山口に近づき、スタートから2時間10分をかけて登山口に到達した。

     
     ※ 登山口「藻岩山スキー場口」の看板は雪に埋まっていました。

 ここからがこの日の最大の誤算だった。「藻岩山」自体には何度も登っている私だが、そのほとんどは「慈啓会口」を往復するコースだった。「スキー場口」からのコースは過去に2~3度登っているが、全て夏山だった。「スキー場口」からのコースは思っていた以上に斜度のあるコースだった。軽アイゼンの爪が効かなくなるケースが増えてきた。この日は登山の助けとなるポール(ストック)も持参していなかった。斜度がきついところでアイゼンの爪が効かずに滑ってしまうとお手上げだった。特に、「藻岩山市民スキー場」の名物「うさぎ平」の急斜面の脇を上るところでは、何度も何度も靴が滑り、その度に転倒を余儀なくされた。そうしたことを何十度繰り返しただろうか?まさに恐る恐る登り続ける登山だった。それと共に私の体力は削りに削られた。もうこの時点で私は疲労困憊の状況に陥っていた。

     
     ※ 「うさぎ平」を滑るスキーヤーと私の前を行く登山者です。

 途中、藻岩山のロープウェイの「中腹駅」を通過して、「山頂駅」に着いたのは登山を開始して1時間50分後の14時だった。

     
     ※ 藻岩山ロープウェイの「中腹駅」です。
     
     ※ こちらは「山頂駅」(=藻岩山山頂)です。

 疲労はしていたが、帰りのバス時間が気になり水分を補給しただけで、すぐに下山に取り掛かった。
 下山はかつて知ったる「慈啓会口」コースの一部である。多少アイゼンが効かないようにところがあったものの、なんとか馬の背分岐に辿り着いた。そこから私が目ざすのは「慈啓会口」ではなく、「旭山公園口」である。

     
     ※ 馬の背分岐の「旭山公園口」方向を示す看板です。
    
※ 残念ながら今回の写真はここまでです。疲労困憊の私にはカメラを構える余裕も無くなっていました。

 ここからがまた大変だった。「旭山公園口」は馬の背から何度も何度もピークを乗り越えて進まねばならないのだ。そのピークを目ざす上りも下りと急傾斜なのだ。今度は上りも下りもアイゼンが効かないために、またまた何度も何度も転倒をくり返した。私が数えたところ大きなピークが3度、それ以外に小さなピークもいくつか訪れた。
 私と出会った登山達は「お爺さん、だいぶん疲れているなぁ」と思いながら行き交ったことだろう。バス時間を気にしながら、結局1時間30分を要して、ようやく「旭山公園前」バス停留所に辿り着いた。
 「15時35分発の円山公園駅行のバスに間に合ったぁ!」と安堵したのもつかの間、バス停の時刻表を確認すると、私が記憶していたのは平日ダイヤだったのだ!日曜ダイヤは出発した後で、次の便は17時を回ってからとなっていた。
 とてもそれまで屋外で待てるはずがない。私は疲れ切った体に鞭打って、我が家まで約4キロを徒歩で帰ることを強いられてしまったのだ。家に帰り着いたときは、疲労困憊状態でようやく辿り着いたという状態だった。
 いやいや、昨日は大変な1日となってしまった。と同時に不安が頭をもたげてきた。「さっぽろラウンドウォークを一緒に歩きませんか?」などと呼びかける資格が私にあるのか不安になってきたのだ。
 冬山であったこと、さらには新雪が降ったという夏とは違うコンディションではあったが、はたして皆さんをリードしながらウォークすることなどできるのか? これは今しばらく検討しなくてはならなくなった…。う~ん??



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