田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

雪上ハイク in 三角山~大倉山~小別沢縦走

2022-02-04 19:25:00 | スノーシュートレック & スノーハイク

 なんとも奇妙なスタイルをした雪上ハイクだった。スノーシューを絶えず小脇に抱えたまま山中を彷徨した私だった。それほど三角山界隈は市民に人気の山である。私はこれまで何度もトライしながら見つけることのできなかった小別沢への縦走ルートをようやく見つけることができた。

 久しぶりのアウトドアである。鈍った体を叩き起こさなくてはと三角山に向かった。目的はこれまで何度もトライしながら見つけることができなかった三角山から小別沢へ抜けるルートを見つけることだった。幸い最近購入したガイドブックが縦走コースを分かり易く表示してくれていたので、「今度こそは!」の思いで三角山に向かった。

 コースの状況が分からなかったが、三角山は人気の山だから軽アイゼンを装着すれば十分と考えたが、大倉山、そして小別沢方面の状況が分からない。そこでスノーシューを小脇に抱えてスタートした。

 想像していたとおり三角山の登山路は雪が固まっていて、軽アイゼンの爪が効いて登り易かった。約40分を要して三角山々頂に到達した。山頂は風もなく、晴れていて心地良いほどだった。

   

※ 三角山々頂に向かうコースは写真のようにしっかり踏み固められていました。

   

※ 三角山の山頂標識です。雪のために埋まりそうですね。

   

※ お約束の三角山々頂から札幌市街を眺めた図です。

 小休憩の後、大倉山に向かった。大倉山へのコースは完全に尾根コースである。大小4つの峰を超え、5つ目の大きな峰の頂が大倉山である。大倉山々頂の真下すぐのところに「大倉山ジャンプ競技場」のスタートハウスがある。山頂の標識は登山路脇に立つ木に小さな標識が打ち付けられていた。大倉山々頂には三角山から30分を要して着いた。

   

※ 大倉山へはこうした尾根コースの峰をいくつも越えて行きます。

   

※ 大倉山ジャンプ競技場のステートハウスです。

   

※ 大倉山の山頂標識です。

 大倉山から直ぐに「奥三角山」に向かった。実は目的の「小別沢」へのルートは、奥三角山へ至る途中から分岐して、奥三角山の山頂に向かわずに小別沢に向かう分岐点があることが分かっていた。

   

※ 大倉山から下ったところで見える「奥三角山」です。

 大倉山からはかなりの下り傾斜を降り、再び奥三角山へ向かって上り返すという 複雑なコースだった。やがて奥三角山の山頂へ至るルートと小別沢へ至るルートの分岐点に達した。私は予定通り小別沢に進路を取った。これで「未踏の小別沢へ至ることができる」と確信した。ここまでも私はスノーシューを小脇に抱えたままだった。そしてこの時点では、「小別沢入口」を確認したから、そこから折り返して「往復縦走」をする心づもりだった。

   

※ 奥三角山の山頂を目ざすルートです。斜面を斜交しながら高度を稼ぎます。

   

※ 奥三角山と小別沢の分岐点です。左が奥三角山、右が小別沢入口に至るルートです。

 ところが!なんと分岐点から小別沢へのルートは激しく下降するコースだった。私はスノーシューを抱えたまま何度も転倒を重ねた。このコースを上り返すだけの気力も体力も持ち合わせてはいなかった。私は小別沢入口からぐるーっと大きく迂回する道路を歩いてスタート地点に戻ることを決心した。激しく下降を続けたコースもやがて平坦になり、小別沢入口に着いたときには大倉山から1時間が経過していた。

   

※ 小別沢に向かうルートを振り返った時のコースです。見た目よりずーっときついものでした。

   

※ 小別沢入口の案内板です。

 この小別沢入口から三角山の登山口まで一般道路を迂回したときにどれだけの距離か分からなかったのが不安だったが、三角山の登山口に至る道は分かっていたので、ともかく歩き出した。

 一般道路を歩き、途中から左股川の左岸を雪を踏み固めた散歩道が通っていたのでそこを歩いた。この区間が遠かった。およそ1時間近く歩き続けたのではないか。ようやく左股川が琴似発寒川に合流する地点に至り、またまた一般道路の端を歩く羽目になった。苦しい苦しい1時間50分の行軍を経て、なんとか三角山登山口に駐車した愛車のところに到達した。

   

※ 右に左股川を見ながら、こうしたコースを延々と歩きました。

 最後は非常に疲れてしまったが、目的だった「小別沢入口」に到達することができ、念願の縦走を完遂することができ満足の雪上ハイクだった。

◇総行動時間 4時間10分

◇山間歩行距離 5.7km ◇平地歩行距離 7.0km    ◇総計 12.7km

《北京冬季五輪寸評》

 いよいよ北京冬季五輪が始まる。北京五輪に対していろいろな見方もあるようだが、出場する選手たちに責任はない。選手たちは自らの競技力を最大限に発揮しようと集中して競技に挑むはずだ。その姿を目に焼き付けたい。私は東京五輪同様、時間の許す限り今回もテレビ観戦したいと思っている。そこで感じたことを連日短めに記述してみたいと思う。

 昨日、開会式を前に競技が始まった。女子アイスホッケーは強豪スウェーデンに対して健闘し3対1で見事初戦を飾った。幸先良いスタートである。今後の活躍に期待したい。

 一方、期待の男女スキーモーグル予選も行われた。こちらは男女ともにワールドカップで好成績をあげていると伝えられていたが、男女ともに3位以内には一人も入れず、やや暗雲が立ち込めたか?特に男子のメダル候補とうたわれていた堀島選手が16位に沈んだ。まだ可能性は残してはいるものの、やや心配な出だしである。巻き返しを期待したい。

 今夜はいよいよ開会式である。

                            



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