世界的に見ても阿寒湖のマリモは大きくて丸いことで知られている。今日(11日)北大博物館市民セミナーで専門家から「マリモはなぜ阿寒湖で丸くなるのか」と題してお話を伺うことができた。
マリモとは球状のものばかりを云うのではないらしい。
マリモは真水では成長しないらしい。
波で動かされることでマリモはよく成長するらしい。
マリモについて20数年にわたって研究をしている釧路市マリモ研究室の若菜勇氏のお話を伺った。
本日、北大博物館土曜市民セミナーが開催され、「マリモはなぜ阿寒湖で丸くなるのか ~偶然の重なりがもたらす生物の球化現象~」と題しての講座であった。若菜氏はさまざまな側面から科学的にマリモを説明してくれました。それはきわめて科学的であったために、私の理解が十分とは云えないところもある。私が理解した範囲においてレポートするが、それもあるいは正確性を欠くところがあるかもしれないことをお断りしておく。
※ 講義をする理学博士の若菜勇さんです。
まず、マリモの個体は球状ではなく細い糸状体をしているものを指し、それらは着生糸状体、浮遊糸状体、集合糸状体とって存在している。その糸状体のものが阿寒湖という特異な環境(偶然のかさなり)において球化していったという。
マリモの糸状体のものは世界各国、日本全国にさまざまな形で存在しているが、球化するマリモは日本では阿寒湖だけだという。海外ではアイスランドのミーヴァトン湖に見られるという。
次に、マリモを採集して水道水で栽培しても大きくはならないとのこと。そこで海水を薄めたものにしたところ成長し始めたということだ。このことはマリモの原種が海近くに存在していたことを示すことであり、阿寒湖の湧水には海水に含まれている火山性のミネラルが含まれていることがマリモの成長を促しているという。
阿寒湖のマリモを観察すると、波で絶えず動かされ、そのことでマリモは絶えず全面で光合成が可能となるばかりでなく、マリモに付着する泥や他の藻などを払拭することができるそうだ。
阿寒湖は、湖の形、湖底の状態、波動の環境、水源の多様性などマリモの生育には理想的な環境だということだ。マリモが球化し、成長するには適度の光と波動が必要とのことで、阿寒湖のマリモは成長も早く最大で5年で20cmも成長したという観測記録もあるそうだ。
若菜氏の話を全て理解できたわけではないけれど、阿寒湖の近くに育ち、小さなころから身近な存在だったマリモについて興味深いお話を伺うことができた講座だった。
マリモとは球状のものばかりを云うのではないらしい。
マリモは真水では成長しないらしい。
波で動かされることでマリモはよく成長するらしい。
マリモについて20数年にわたって研究をしている釧路市マリモ研究室の若菜勇氏のお話を伺った。
本日、北大博物館土曜市民セミナーが開催され、「マリモはなぜ阿寒湖で丸くなるのか ~偶然の重なりがもたらす生物の球化現象~」と題しての講座であった。若菜氏はさまざまな側面から科学的にマリモを説明してくれました。それはきわめて科学的であったために、私の理解が十分とは云えないところもある。私が理解した範囲においてレポートするが、それもあるいは正確性を欠くところがあるかもしれないことをお断りしておく。
※ 講義をする理学博士の若菜勇さんです。
まず、マリモの個体は球状ではなく細い糸状体をしているものを指し、それらは着生糸状体、浮遊糸状体、集合糸状体とって存在している。その糸状体のものが阿寒湖という特異な環境(偶然のかさなり)において球化していったという。
マリモの糸状体のものは世界各国、日本全国にさまざまな形で存在しているが、球化するマリモは日本では阿寒湖だけだという。海外ではアイスランドのミーヴァトン湖に見られるという。
次に、マリモを採集して水道水で栽培しても大きくはならないとのこと。そこで海水を薄めたものにしたところ成長し始めたということだ。このことはマリモの原種が海近くに存在していたことを示すことであり、阿寒湖の湧水には海水に含まれている火山性のミネラルが含まれていることがマリモの成長を促しているという。
阿寒湖のマリモを観察すると、波で絶えず動かされ、そのことでマリモは絶えず全面で光合成が可能となるばかりでなく、マリモに付着する泥や他の藻などを払拭することができるそうだ。
阿寒湖は、湖の形、湖底の状態、波動の環境、水源の多様性などマリモの生育には理想的な環境だということだ。マリモが球化し、成長するには適度の光と波動が必要とのことで、阿寒湖のマリモは成長も早く最大で5年で20cmも成長したという観測記録もあるそうだ。
若菜氏の話を全て理解できたわけではないけれど、阿寒湖の近くに育ち、小さなころから身近な存在だったマリモについて興味深いお話を伺うことができた講座だった。