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私の札幌生活も12年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 243 アイ・ラブ・ピース

2019-07-21 15:55:09 | 映画鑑賞・感想

 聴覚障害者である主演の女優(忍足亜希子 おしだりあきこ)が、技師装具士を目指す聾唖者を演ずるという難しい映画である。忍足 亜希子さんの熱演が光った映画だった。

※ 映画タイトルの前にナンバーリングを付けた。この数字は私が2007年に札幌に転居後に観た映画の通算の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。

                

 7月19日(金)午後、札幌エルプラザにおいて「エルプラシネマ」が開催され参加した。

今回取り上げられた映画は2003年に制作・公開された「アイ・ラブ・ピース」だった。

 映画は聾唖者で技師装具士を目指す花岡いずみ(忍足亜希子)がアフガニスタンの内戦の爪痕が残る中で地雷を踏み片足を失くしてしまった少女パリザットの義足を作ろうとする中での二人の交流を描くものである。

           

          ※ 左がパリザット、右が花岡いずみ(忍足亜希子)です。

 日本の義足制作の優秀さがアフガニスタン内戦で傷つき、犠牲となった人たちの義足を作ってあげるという話はあり得る話である。しかし、聴こえない、話せない聾唖者が技師装具士を目指すという話は極めて特殊なケースのように思える。というのも、義足を作るということは、一人一人の脚の形に合わせるためには犠牲となった方とのコミュニケーションが欠かせないはずだからである。なのに敢えてそのような設定としたところがこの映画の見どころなのだろう。

 事実、いずみはパリザットとのコミュニケーションが満足に取れないことで苦慮する。それでもいずみは同僚などの助けを得ながら懸命にパリザットの義足づくりに励み、完成させる。ところがパリザットは長年彼女を支えた松葉杖(クラッチ)を話そうとしない。いずみはボディランゲージを加えながら懸命にパリザットに杖を離すように説得する姿には鬼気迫るものがあった。忍足亜希子の熱演で非常に見ごたえある映画となった。

              

             ※ 忍足亜希子は現在49歳だそうだ。写真は何歳の時のものだろうか?

 実はこの「アイ・ラブ・ピース」は“アイ・ラブ”シリーズの三作目だそうだ。1999年制作の「アイ・ラブ・ユー」、2001年制作の「アイ・ラブ・フレンズ」に続いての制作だそうだ。この三部作に忍足亜希子は全て主演している。聴覚障害者である彼女の特性を生かした映画だと思われるが、他の作品もぜひ見たいと思う。


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