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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ぶらり散歩 28 ウサギ小屋化は進んでる?

2014-11-28 22:33:24 | 札幌ぶらり散歩 & Other
 かなり以前に、欧米において日本を揶揄する言葉として「日本人はウサギ小屋のような小さな家に住んでいる」と表現されたことがあったことを記憶している。それが現代に至って改善されたかというと…。 

 相変わらず今月は一日一万歩をキープしている。その多くは、講座や所用の行き帰りを自転車から徒歩に切り替えて、ともかく一万歩をクリアすること努めている。
 この日(11/26日)は久しぶりに「札幌ぶらり散歩」を目的に八軒地区を歩くことにした。このところ八軒地区を重点的に歩いているのだが、スタート地点がだんだん遠くなり、
 この日は自転車で約20分、距離にして自宅から4~5km行ったところからのスタートとなった。

 この日歩いたのは、八軒地区の6~9条の西1~2丁目界隈だった。
 このあたりはJRの駅が近い(函館本線琴似駅、学園都市線八軒駅)ということもあってか住宅街が広がっている。といっても大型の集合住宅は比較的少なく、小規模の集合住宅と一般住宅が混在している地区である。

          

 私はその住宅街に広がる網の目のような小路(大きな通りもあるが)をくまなく縦横に歩いた。しかし…。
 ない! 無い! ナイ! これといった光景にまったく出会わなのだ。
 最近はどうも当たりが悪くなったようだ。あるいは私自身の求めるレベルが高くなったのだろうか?

          
          ※ まるで軒を接するように住宅が建っています。

 2時間近く歩いたがまったくの空振りだった。私は自分の不成績に腹を立てていた。腹立ちまみれに一つの話題を思いついた。それが本日の話題である。(私の話題に付き合っていただく方には大きな迷惑だが…)

          
          ※ こちらは小規模の集合住宅のようです。

 以前のような木造住宅を目にすることが少なくなった八軒地区の瀟洒な住宅街を眺めながら歩いているとき、「一戸建ての住宅の敷地は以前より狭くなっているのではないか?」と思い始めたのだ。
 私の若い頃だった。日本経済が右肩上がりで成長を続けていたとき、欧米ではそうした日本の姿を語るとき「日本人はウサギ小屋のような小さな家に住み、中毒のように働き続けている」と揶揄したのは昭和50年代だった。
 それから30余年、当時のような経済成長は止まったとはいえ、それなりに住宅更新はなれてきた。その結果は?

 私が思うには、少なくとも都市における住宅の一戸当たりの敷地がますます狭くなったのではないか?と思われるのだ。
 八軒地区を歩いていると、たまあに木造住宅の家にもぶつかるのだが、そうした家のほとんどは大きな木が植わっていたり、庭があったりと、住宅とともにその周囲に庭が広がっているところが多いように感じられた。
 一方、コンクリート製の瀟洒な新しい住宅は軒を接するように住宅が建てられている。庭があるといっても猫の額程度といったら失礼か?

          

 私は想像するのだが…。
 広いとまでは云わないまでも、ある程度の敷地を持っていた方が何らかの事情で土地を手放したとき、建設業者はそれを小区画に区切って新たな住宅を提供した結果ではないのだろうか。つまり「ウサギ小屋化は進んでる?」のではないのかと…。

          

 いやいや、私のまったくの想像である。
 不成績に不機嫌だった私は、つまらぬことを連想したのだった。


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