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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 №330 クリフハンガー

2021-11-19 16:50:33 | 映画観賞・感想

 希代のエンターテナーであるシルベスター・スタローンが放った会心の一作と称しても過言ではないほど楽しめた映画だった。「ロッキー」、「ランボー」などと同様に観客を徹底的に楽しませるというスタローンの想いが満載の映画である。

※ タイトルにナンバーリングを付けているが、この数字は私が2007年に札幌に転居後に観た映画の通算の映画の数である。「映画は最高のエンターテイメント」と考える私にとって、これからも有料・無料にかかわらずできるだけ映画を観ていこうと思っている。 

          

 この映画は11月8日(月)、BSプレミアムで放映されたものを録画して視聴したものである。コロナ禍以来、それまでテレビ放映された映画やレンタルビデオの映画は私の映画歴にカウントしていなかったのだが、映画館やイベントでの映画観賞が出来なくなったことから止むを得ず、自宅観賞した分もこうして感想を綴るようにした。

 さて今回の「クリフハンガー」であるが、理屈なく心から楽しめた。映画の入りが良かった。アメリカ・ロッキー山脈で山岳救助隊員を務めるゲイブ(シルベスター・スタローン)はある日。遭難した同僚で親友のハルとその恋人・サラの救出に向かうが、ハルの目の前でサラの救出に失敗し、サラをロッキー山脈の谷底に転落させ死なせてしまうという衝撃のシーンから始まる。この始まりのシーンで観客の心を鷲掴みにしてしまう。

 しかし映画の主題はそこではなく、米国造幣局が発行した大量の紙幣を輸送する航空機を、犯罪組織が航空機をロッキー山脈山中で墜落させ強奪しようとするのを、ゲイブとハルが身を挺して防ぐというストーリーである。

   

 雪の岩壁をTシャツ一枚で登り切ったり、真冬の氷が張った湖の水中に潜り込んだりと、現実には考えられないシーンも続出するが、そうしたことを詮索していては映画を楽しむことはできない。ここはスタローンの世界に没頭するのがこの映画を楽しむ術なのだ。

 映画の企画から、脚本の執筆までスタローンは関わっているという。彼がいかに観客を楽しませようとしているか、が伝わってくるエピソードである。

 ブログを書く上では禁じ手かもしれないが、ネット上に公開されていたレビューの一つを紹介させていただきたい。「クリフハンガー」の魅力が伝わるはずである。

    

(前略)スタローンの最高傑作は「ロッキー」や「ランボー」ではなく「クリフハンガー」だと自分は思っている。数々の大ヒット作を続けた後にスランプになり、演技派を目指したり、コメディ映画に挑戦したりと自分を見失っていた。しかし体を鍛え直して得意の体当たりのアクション映画で復活を遂げた作品が「クリフハンガー」。

 冒頭、見るからに危険そうな高い岩山の絶壁でのロッククライミング。これだけでこれから凄い映画が始まる予感でワクワクしてくる。上空の飛行機での綱渡り、橋落下の大爆発、雪山での対決、どれも大掛かりで見せ場である。(中略)

 この映画の公開は1993年、スタローンが47歳の時である。アクションスターとしては決して若い年齢ではない。それでも、これだけのアクション映画が作れる。スタローン自身が「ロッキー」のようにチャンピオンとしてではなく、挑戦者の気持ちで高いハードルに新たにチャレンジしたからだと思う。(後略)

※ 添付写真はいつものように全てウェブ上から拝借したものである。



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