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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

道北の旅を振り返る №7 美瑛町「青い池」&「お花畑」

2022-07-13 11:51:12 | 道内の旅

 想像以上にその澄んだ青さが鮮やかだった。そして立ち枯れたカラマツの木々が一層その神秘性を醸し出していた。変に観光地化されていないのも気に入った。一方、観光農園の方は、花の方がイマイチかな?と思ったのだが…。

 7月4日(火)、私は「北海道遺産巡り」の最後の物件、上富良野町の「土の館」を目ざして宿泊地の「天塩川温泉」を出発し、道内を南下する形で上富良野町を目ざした。美瑛町はその際に上富良野町の手前に位置する町だった。

 最初に訪れたのは国道237号線沿いにある「ぜるぶの丘」だった。道路沿いの丘全体に色々な色彩を帯びた花が植栽されていた。「ぜるぷの丘」という名称が私には良く分からなかったのだが、丘のところ立てられていた看板でその謎が解けた。それは「か 丘で遊」の語尾を組み合わせた言葉だと説明されていた。花園の入場料は徴収されず、自由に見て回ることができた。丘の収入は、花園を巡るカートやバギー車の使用料、あるいは売店での販売によって賄われているようだった。肝心の花園の方は、花の最盛期はもう少し後なのかな?と思われた。

   

   

   

      

 続いて、同じ国道237号線を美瑛町の本町を通り過ぎたやはり丘のところに「かんのファーム」があった。こちらは完全に個人が観光農園を経営している形態のようだった。施設的には「ぜぶるの丘」よりは寂しい印象だったが、花の方はこちらの方がやや勝っていたかな?という印象だった。こちらも観覧料は無料で、やはり売店の販売収入が頼りの要だったが、広大な花園を維持管理するのはかなり大変なのではと想像された。

   

   

   

   

 そして車を「青い池」がある、白銀温泉方向に向けた。通称「白金街道」に乗ったのだが、「青い池」という表示がなかなか現れない。不安を感じつつ運転していたのだが、「もう白銀温泉が近いのでは?」と思われたころ、ようやく「青い池」の表示を見つけてホッとした。それくらい「青い池」そのものを大々的に売り出すことはしていないようだった。「青い池」も入場料的なものは徴収していなかったが、駐車料が普通車は500円が徴収された。(後払い方式)駐車場の周りには観光地特有の売店などは一切なく、案内板が一つ設置されているだけだった。(但し、美瑛町指定の公式の売店のようなものが池を一周した後に一軒だけ営業していた)

   

   

 駐車場からそれほど歩くことなく「青い池」が顔を出した。その水面の色は文字どおりコバルトブルーとでも称する色だろうか?見事な色合いの池が眼前に広がった。池を見る人たちは誰もが息をのむようにして池を眺めていた。もちろん私も同様に…。

 遊歩道は池を囲んで半周するように造られていた。それでは、各所から撮った「青い池」をご堪能下さい。

   

   

   

   

   

   

    

   

  ※ トドマツの根元付近を見てください。色合いが若干違います。水の色と水深とも関係がありそうです。 

  私は一昨年秋に世界自然遺産に指定されている「白神山地」を訪れ、その中に散在する「十二湖散策コース」をトレッキングした。白神山地に散在する湖は十二くらいではなく、実際には三十三もあるそうだが、私はそのうち二十の湖を訪れることができた。その中には「青池」と称される湖もあったが、その青さは美瑛町の「青い池」とは比べるべくもなく、圧倒的に「青い池」に軍配が上がるほど見事なものだった。それは私が道民だからということではないですよ。どちらも体験された方は私の意見にきっと同意してくれるに違いない。それほど今回の「青い池」には感動した道北の旅の一コマだった…。



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