初雪の便りも直ぐ近くまでやってきている。そんなサッポロのマチの代表的な緑のスポットを巡り歩いてみた。北海道立近代美術館前庭、北海道知事公館庭園、そして大通公園の晩秋の様子を巡り歩いた。
ここ10日ほど足の調子が悪く、外出を極力控えてきた。(11日、12日のビジネスEXPOは痛んだ足を引きずって参加したが…)まだ完治はしていないが、都心に所用があったので運動不足解消を兼ねて徒歩で街中に向かった。その途中で上記の三ヵ所を巡り歩き、晩秋の様子をスケッチしてみた。
◆北海道立近代美術館前庭
近美の前庭には大木がたくさん繁っている。それらの大木のマツ類などの常緑樹を別にしてほとんどは葉を落としていた。ちょっと寂しい光景ではあるが、冬を越すための広葉樹の知恵であろうか?
前庭内を移動したところ、カシワの木の落ち葉が大量に重なっているところがあった。葉が落ちてから少し時間が経っているためか葉の色が濃くなっているところに晩秋の色を感じた。
◆北海道知事公館庭園
知事公館の庭でひときわ存在感を発揮しているのが美唄市出身の彫刻家・安田侃作の白大理石の彫刻「意心帰」である。その「意心帰」も冬を前にして彫刻全体がカバーされていた。
知事公館の庭園内で唯一黄葉していたのが「落葉松 唐松」だった。その下にはやはり彫刻家の流政之作の「サキモリ2000」と「サキモリ2002」が並んで立っていた。
その黄葉した唐松の枝が垂れ下がっている間から知事公館を写してみた。
庭園内でこれまた唯一真っ赤に紅葉している木が一本だけ目立っていた。近くにいた庭園を整備するスタッフに木の種類を聞いてみたが残念ながら答えを持ち合わせていなかった。おそらくドウダンツツジではないかと思うのだが…。
◆大通公園
場所を大通公園に移した。まずは大通公園の12丁目広場である。12丁目はバラを中心としたサンクガーデンゾーンとして知られている。バラは小さな樹とあって、どれもがしっかりと冬囲いがされていた。
続いて大通公園に面している札幌家庭裁判所の庭に鮮やかに色付いたナナカマドの赤い実が目に付いた。周りの木々がすっかり葉を落としているためにひと際鮮やかだった。カメラのレンズの解像度が低いためその鮮やかさが十分伝わるかどうか?
西9丁目広場に樹立するたくさんの大木たちもすっかりと葉を落としていた。
また西7丁目広場では、公園を整備する人たちが集めた枯葉が小山を作っていた。
西6丁目まで来ると、ホワイトイルミネーションの準備が進んでいた。周りの掲示を見ると11月19日(金)から早くもホワイトイルミネーションが始まるという。
6丁目のイルミネーションの準備風景であるが、緑に見える葉は造花である。
4丁目広場には大型のイルミネーションができるような造作である。
サッポロホワイトイルミネーションが早くも明後日から始まると知って少々驚いた。季節は確かに進み、白い季節がもうそこまでやってきていることを実感させられた晩秋のサッポロのマチだった。