田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画 5 ヨコズナ・マドンナ

2009-06-18 19:03:52 | 映画観賞・感想

 タイトルを見て「なんじゃ、こりゃ…」と思われた方が多かったんじゃないでしょうか。私も「なんじゃ、こりゃ…」と思いながら「韓国映画祭 in 札幌」に参加してきました。

        
        ※ 今回は映像情報が少なく、チケットの写真を載せて
          お茶をにごします。   
 
 韓国大使館文化院、韓国観光公社などが主催する「2009韓国映画祭 in 札幌」という催しが6月11日夜、札幌市民ホール(場所はこちら)であり、招待券を入手できたので行ってきました。
 市民ホールに着くと、入場口でいくつもの旅行社が韓国旅行の勧誘パンフを配布するという観光旅行誘致合戦の様相を呈していました。
 「これは映画祭とは名ばかりで、韓国旅行の誘致が主目的だったのでは」と思わされたのですが・・・。
        
 開会行事があり関係者の挨拶があったのですが、それほどしつこい韓国旅行の案内はなく映画に入りました。
 映画のキャッチコピーは「ちょっと笑えて ちょっと切ない 青春ストーリー」となっていましたが、コピーどおり笑ったり、切なさを感じさせたりのなかなかの佳作という感じの映画でした。
 さて、タイトル名の謎ですが、ストーリーはマドンナのような本物の女性に変身することを夢見る男子高校生が、その費用を稼ぐために韓国の高校生相撲(シルム)大会に出場し優勝してしまう(ヨコズナになる?)というストーリーから名付けられたようです。

 ちょっとぽっちゃりめの男の子(主人公トング)は女の子に憧れ、密かに化粧をするのが楽しみな高校生。そんな子が男の臭いむんむんの相撲(シルム)の世界に挑み優勝してしまうという、いわばあり得ないような設定がこの映画の魅力なのでしょう。
 映画はベルリン映画祭にも出品するという正統派の映画です。

 帰宅してからウェブ上で「ヨコズナ・マドンナ」を繰ってみると、映画の日本公開は9月13日からとのこと。また、主役のリュ・ドックァンはこの映画のために体重を28Kgも増加させたとか、凄いプロ根性です。
 3ヶ月も早く見させてもらったのですが、映画の魅力を十分伝えきることができなかったようです。

 韓国庶民の実状も垣間見せてくれるこの映画、お勧めですよ!