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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

春を探して in 中島公園

2020-04-02 16:57:20 | 環境 & 自然 & 観察会

 円山公園に比べると、札幌都心に近い中島公園は春の訪れが早いものと思ったが、存外そうでもなかった。確かに春の訪れは感じたものの、春がそこまで近づいているという実感はもてなかった。

 チケットを購入して楽しみにしていた演劇公演やコンサートがコロナ禍によって次々と中止となっている。本日私は教文(教員文化会館)プレイガイド、キタラチケットセンターに出向いてそれぞれチケットの払い戻しを受けてきた。なんとも恨めしいコロナ禍である。

 その際に、札幌コンサートホール“キタラ”がある中島公園内を「春がどこかに転がっていないか」と散策してみた。

 キタラの玄関ホール前に彫刻家:安田侃制作の白大理石製の「相響」と題する大きな彫刻がある。その彫刻は冬越しのため(?)白い布に覆われていた。彫刻はまだ冬の衣装を纏ったままだった。

   

   ※ 安田侃作「相響」は白い冬の衣装を纏ったままだった。

 その足で、中島公園内を潤す「菖蒲池」に向かった。冬期間に菖蒲池を覆っていた氷は融けかかってはいたが、まだ一部は融けずに水面を覆っていた。

   

   ※ 菖蒲池はご覧のようにまだ一部に融けずに残った氷が浮かんでいました。

   

   ※ いかにも都心にある中島公園内の「菖蒲池」です。

 続いて中島公園の春を彩る「藤棚」を覗いてみた。藤棚のフジの木はまだ一枚も葉を出しておらず、裸のままだった。

   

   

   ※ フジの木はまだ一枚の葉も姿を見せていませんでした。

 さらに「日本庭園」を覗いてみようと思ったが、日本庭園の扉は固く閉ざされたままだった。扉の所には「4月下旬開園予定」と書かれていた。

 その他、公園内のあちこちを巡り春の兆しはないものかと探してみたが、これといったものを発見することはできなかった。

 最後に中島公園の中を流れ、そして外縁を流れる「鴨々川」を覗いてみた。ここだけは川の水が勢いよく流れ、春の兆しを感じさせてくれた。近くに棲息するカモたちも気持ちよさそうに水に浮かんでいた。

   

   

   ※ 鴨々川に浮かぶカモたちです。

 三日前に訪れた円山公園では春の兆しを感じ取れたのだが、中島公園では少し春が遠ざかったかのような印象を受けたが、あるいはそれは私の錯覚だったのかもしれない。

 ここから急激に北国の春はやってくるはずだ!!


春を探して in 円山公園

2020-03-30 16:04:52 | 環境 & 自然 & 観察会

 春の陽射しが公園内の大木に遮られて、公園内は雪と枯草の茶色がまだら模様だった。それでも春の兆しが公園内のあちこちに顔を覗かせていた。春は近い♪…春は近い♪…足音が近い♪

 借りていたDVDを返却したその足で、陽気に誘われて札幌市民のオアシスの一つ円山公園まで足を伸ばしてみた。円山公園内は大木が生い茂っていることもあり、全体としてはまだ雪が消えずに残っているところもあり、雪と茶色のまだら模様だった。

   

 公園内で例年いち早く鮮やかなチューリップが咲き誇る花壇のところへ行ってみた。すると、雪が溶けているところではチューリップの芽がたくさん顔を出していた。あるいは、あと一週間も経つと鮮やかな色のチューリップが花を咲かせるのではないか?そんな期待を抱かせるほど、チューリップの芽は元気そうに空に向かっていた。

   

   

 私は次に公園の縁辺にあたる方へ行ってみた。そこには私の手が届くようなところに枝が垂れ下がっている桜の木があるのを知っていた。桜の蕾はどんな状態なのだろうと近寄ってみた。予想どおり蕾はまだまだ堅かったが、その様子からは今年もまた爽やかな花をたくさんつけてくれることを予感させてくれるものだった。

   

   

 桜の蕾を見ると、梅の蕾も見たくなった。円山公園の隣の北海道神宮内の梅園に向かった。梅園もまたまだら模様だった。そこで梅の木に近づいてみると、やはり蕾は付いているもののまだまだ堅そうだった。

   

   

 梅園では梅の木を管理されている方が枝を剪定していた。たくさんの蕾を付けた枝が惜しげもなく剪定されていた。それを見ていた婦人が剪定された「枝をいただいても良いか?」と聞いたところ「どうぞ!どうぞ!」と言っていた。私は婦人に聞いた。「これ、家に持って帰って咲くのですか?」と…。「昨年はたくさん咲かせましたよ」と言うではないか!私は婦人に倣って3本の枝を持ち帰った。果たして梅の花は咲くのだろうか?

   

   ※ 北海道神宮の梅園で剪定された枝を持ち帰り、花瓶にさした梅の枝です。

 帰り道、日当たりの良い家々の庭を注意しながら歩いていると、ようやくそこここに春の花が顔を出していたのでカメラに収めさせてもらった。

   

   

   

 春が確実に近づいてきたことを感ずることができた今日の午後だった。春の到来とともに、コロナウィルスの方は遠ざかってはくれないものか…。

   

   ※ おまけの一枚です。我が家で咲いている桜の花です。妻が買い求めたものです。

 春の到来を感ずると、私は自然にリード文にあるような歌が口をついて出てくる。何という歌かも知らずに…。そこで何という歌なのか調べてみた。すると1972~1973年にかけて放送されたTVドラマ「冬物語」の主題歌だと判明した。(私も古い人間である)作詞:阿久悠、作曲:坂田晃一、歌:フォーククローバーズとなっていた。

 「春は近い♪春は近い♪足音が近い♪」などというフレーズはさすが言葉の魔術師と言われた阿久悠氏らしい言葉の紡ぎ方だなぁ、改めて阿久悠氏を偲んでいる。(私は阿久悠氏の「甲子園の詩」に接して彼の凄さを知った)


伊達市・大滝地区の滝巡り三題

2020-02-27 18:52:49 | 環境 & 自然 & 観察会

 本日、伊達市の大滝地区にある「百畳敷洞窟」を目的地にスノーシューを楽しんだのだが、そこへ行く前に大滝地区にある滝を巡ってきた。冬季の滝もなかなか見応えがあった。

 新型コロナウイルスの蔓延で人混みを避けよ、との勧告が出されているので「それなら人と会う可能性が低いスノーシューでもしよう!」と以前から一度行ってみようと思っていた伊達市の大滝地区にあるという氷筍で有名な「百畳敷洞窟」を目指した。そこへ行く前に大滝地区で名が知れている滝も同時に観てこようと思った。スノーシューの話題は明日投稿することにして、本日は冬の「滝巡り三題」とした。

三階滝

 札幌から行くと最も手前にあるのが「三階滝公園」である。国道453号線から1キロほど脇にそれるが、案内板も整備され、周辺を公園として整備しているので見落とすことはない。

 駐車場から近く5分も歩かないで滝が見える橋に到達する。滝そのものは小規模のものだが、なるほど滝が三段になっているところを水が流れ落ちている。夏にも見た記憶があるが、周りを氷に囲まれた中を流れ落ちる滝もなかなか良い。

   

   

   

大滝ナイヤガラ滝

 三階滝から伊達方面に8キロ走ったところに「大滝総合運動公園」があり、そこに車を駐車させて、そこからは徒歩で向かう。「大滝総合運動公園」への入り口の案内がそれほど大きくないので見落とす恐れがあるので注意を要する。運動公園には大きなグランドがあり、そこではクロスカントリースキーの練習が行われていた。そういえば拙ブログで時折り取り上げるsakagさんは函館から車を飛ばしてここのクロスカントリーコースでトレーニングすると良く言われていたが、私はその光景を見てからsakagさんのことを思い出した。

 さて、どうやって「ナイヤガラ滝」へ行ったらよいか分からない。そこでクロカンの練習をしていた人に尋ねたところ親切に教えてくれた。その方は「クロスカントリースキーコースの脇を邪魔しないように歩いていくと良い」と言ってくれた。

 アドバイスに従い、コースの脇を歩いていくこと15分、高さも規模も超ミニのナイヤガラの滝が現れた。小型であるが、確かに幅広に水が落ちていく様はナイヤガラの滝に似ているかもしれない…。ここも氷と雪の間を水が落ちていたが、夏だとどのような感じになるのか、一度夏に来てみたいと思った。

   

   

   

   ※ 大滝ナイヤガラ滝の傍にはこのような表示が掲示されていました。

大滝クロスカントリースキーコース

   

   ※ 大滝総合運動公園のスタート&ゴール地点の大きなグランドです。一周400m?

   

   ※ このように林間に立派なコースが造成されていました。

   

白絹の床

 滝ではないが、川床が普通の川とは違って見えた。観光案内などでは川床が白っぽいことから白絹と称したとなっているが、私の目には黄土色っぽく見えたのだが…。

 この「白絹の床」は、私が意図して行ったのではなく、「百畳敷洞窟」の入口を探して右往左往しているときに、川床が妙だなぁと思って見つけたもので、いわば怪我の功名である。

   

   

   

 今日は非常に天気が良かった。大滝地区へ向かうには支笏湖を経由する。支笏湖越しに見る「風不死岳」、反対方から望む「恵庭岳」がくっきりと鮮やかだったので、その写真も同時に掲載することにした。

◆風不死岳

   

   ※ 風不死岳の後方には樽前山が顔を覗かせています。(左側の雪をかぶった山)

   

◆恵庭岳

   

   ※ 恵庭岳は午前には山頂付近に雲を抱いていましたが、午後にはくっきりと(下の写真)

   


札幌市内の紅葉・黄葉 2019

2019-11-01 11:55:57 | 環境 & 自然 & 観察会

 深秋の候となり、札幌市内もあちこちに紅葉・黄葉が目立ってきた。そこで昨日、近隣の紅葉・黄葉を撮り歩いてみた。春の桜と共に、この季節は自然が創り出す素晴らしさを実感させてくれるひと時である。

 《北海道立近代美術館 前庭》

     

     

     

     

 

 

《北海道知事公邸 庭園》

     

     

     

     

     

 

《北海道大学構内銀杏並木》

     

     

     

     

     

     

     


秋の到来が遅れてる?

2019-10-11 22:50:25 | 環境 & 自然 & 観察会

 秋の到来が遅れてる?よ~な気がする。そこで秋を探しに円山公園を訪れ、そして久しぶりに円山に登ってみた。すると、う~ん、やっぱりそうかなぁ、という感じがしたのだが…。

      

      ※ 円山の山頂には紅葉した木が彩りを添えていたが…。    

 先日の近美前歩道の清掃ボランティアの際、「今年は枯葉が少ないですねぇ。秋が遅くなっているのだろうか?」というような会話を交わした。そういえば街路樹の色づきもあまり感じられない。そこで公園の木々はどうなっているんだろうか?と思い近くの円山公園へ行ってみることにした。

 円山公園の木々の一部は紅葉していた。しかし、それは文字通り一部の木で、ほとんどの木々は青々とした葉を付けていた。はたして青々とした木々は、常緑樹ばかりなのだろうか?私にはどうもそうとは思えなかった。

      

      ※ 円山公園の北1条通り側の入り口には真っ赤に紅葉した木が目に入った。

      

      ※ 円山公園内にはこうした黄葉した木も認められました。

      

      ※ しかし、円山公園全体の印象はこの写真のような感じが強いように思われた。

 そこで、その足で久しぶりに円山にも登って、円山の様子を見てみようと思った。円山の山域に入ると甘い芳醇な匂いが私の鼻をくすぐった。カツラの木の葉から発する甘い匂いである。円山はカツラの古木が目立つ山である。

 

      ※ 円山の登山道の中で目立ったカツラの古木三態です。

      

      

      

 円山も全体としては紅葉の時期を迎えているとは思えなかった。確かに登山道には茶褐色の枯葉が散乱していたが、全体としては紅葉の時期はまだ先かな?という印象だった。

      

      ※ 登山道の足元にはこうした落葉が散乱し、秋を感じさせましたが…。

      

      ※ 円山の登山道全体の印象は写真のような感じでした。

 しっかりとデータを調べたわけではないけれど、どうも例年より秋の到来が遅れているのではないだろうか?というのが私の印象だったのだが、果たしてどうなのだろうか???

 


サッポロのマチはきれい!

2019-09-24 18:49:23 | 環境 & 自然 & 観察会

 嬉しい新聞記事を見た!ラグビーWC観戦で札幌を訪れた外国人が異口同音に「サッポロのマチはきれい!」と発したという。札幌に住んでいる一人として、札幌の街をきれいにすることに少しは貢献している一人として嬉しい新聞記事だった。 

 本日もラグビーWC関連の投稿をすることにする。(いつまで続くやら…)本日、9月24日に配信された北海道新聞には「ファン笑顔 国際色豊か」と題して、ラグビーWCで訪れた10人の外国人のインタビュー記事を載せている。その質問の一つに「北海道・札幌の印象」を聞いている。

       

       ※ 札幌のシンボル「大通公園」は札幌の誇りでもあり、先人の先見の明に感謝したい。

 それを読んでいるとインタビューを受けた10人のうち半分の5人の人が「マチがきれい」なこと、「マチが美しい」ことに直接言及している。その他の人も自然の景色が素晴らしい、日本人が親切であることなどに触れている。今回の場合に限らず、日本を訪れた外国人が日本の街並みを見て「きれいだ」、「美しい」と発することについてはよく見聞することである。このことは日本人として誇っていいことだと普段から思っていた。そして、その日本の中でも札幌は「特にきれいなマチ」「特に美しいマチ」だと普段から私は思っていた。私は別に都市間競争を煽るつもりなどない。ただそうした印象を持つのは、それはたぶん、札幌の街は歴史が浅いこと、寒さが厳しいことなどが影響していると私は考えている。歴史が浅いから下町的な猥雑な雰囲気ができなかった。寒さが厳しいからしっかりした造りの建物が多い。そして何より明治初期に島義勇判官が札幌の街を碁盤の目状に創ることを構想したことが大きいだろう。札幌の中心を貫く大通公園は札幌のシンボルであり、札幌の誇りでもある。きっと来道した外国人は大通公園を見て、その印象を抱いてくれるのだろう。

       

       ※ 札幌は自然が間近に存在するのも魅力の一つである。

 しかし、それだけではない。「日本人は清潔好き」と言われている。きっとそうしたことも外国人の目から見ると、「きれい」「美しい」という印象を与えるのだろうと思われる。そのことを私たちはもっと誇っていいと思うし、またその意識を高めていくことも必要なのではと思っている。私は別に日本国礼賛を意図しているわけではない。外国人から見える日本の良さをもっと誇り、その良さをさらに高めていくべきではと思っている。

 私たちが10年間にわたって、道立近代美術館前の歩道の清掃活動を行っているのも、私たちの身近な環境を少しでも“きれいに保ちたい”というささやかな思いがその原点である。ラグビーWCの観戦に訪れた外国人たちが近代美術館まで足を伸ばしたとは思えないが…。

       

       ※ 私たちが直近の(20日)清掃活動できれいに清掃された近代美術館前の歩道です。

 今回のラグビーWCは、私たちがふだん気にしていないことに気づかされる貴重な機会でもあったような気がしている…。

 ※ 今回使用した二枚の札幌の街の写真はウェブ上から拝借しました。

 


ミズバショウ観察会 in 星置緑地

2019-04-21 17:00:22 | 環境 & 自然 & 観察会

 春を告げる使者ミズバショウがところ狭しと咲き誇っていた。札幌においてはミズバショウの群生地として知られている星置緑地で、手稲区土木部主催の「ミズバショウ観察会」が行われたので参加してきた。

       

      ※ ミズバショウが群生する星置緑地を魚眼風レンズでカバーしてみました。まだ木々は葉を付けていません。

 妻からは「何でも見たいんですね」と揶揄されるが、そうなのだ。何でも見て、観て、視てみたいのだ。ということで今日(4月14日)は星置緑地で開催された「ミズバショウ観察会」に参加してきた。星置緑地は小樽市との境界に位置していて、我が家からは車で約40分もかかる遠いところにあった。

 観察会は二人の専門家の解説をいただきながら緑地全体を巡るものだったが、シニア層を中心に大人気で100名くらいの参加があったのではないだろうか。私は北大特任教授の近藤哲也氏の解説を聴きながら緑地を巡った。

 

       ※ 今が盛りと咲き誇るミズバショウのいろいろな姿を堪能ください。

        

       

       

       

 近藤氏にお聴きした話の中で、ミズバショウに関して記憶に残っていることを記すと、ミズバショウは尾瀬のミズバショウが有名だが、本州ではむしろ生育しているところは稀であるが、北海道ではいたるところで見られるそうだ。また、ミズバショウはところによって大きさに違いがあるが、その違いは栄養状態にあるのではないか、ということだった。星置緑地のそれはやや小ぶりかな?と思われた。

               

               ※ 説明役をされた近藤北大特任教授です。

 また、ご承知のようにミズバショウの白い花のような部分は花ではなく仏炎包(ぶつえんほう)と呼ばれる葉の変形したものであり、花は仏炎包の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花であることもしっかり説明してくれた。

 その他、緑地の中で現在花を付けているキクザキイチゲの白と紫、エゾノリュウキンカエンレイソウ、花は付けていなかったがバイケイソウオオウバユリマイヅルソウなどについて紹介していただいた。

       

       ※ キクザキイチゲ(白)です。キクザキイチゲはこちらの白色が多いそうです。

       

       ※ キクザキイチゲ(紫)です。この紫色のキクサキイチゲは札幌近郊では珍しいとのことです。

       

       ※ こちらも春の花エゾノリュウキンカの黄色い花です。

       

       ※ 小さな紫色の花が特徴のエンレイソウです。

       

       ※ こちらは花とともに花弁が付いたコジマエンレイソウですが、札幌では珍しいとのことです。

       

       ※ 毒草として有名なバイケイソウです。

       

       ※ 大きく育つオオウバユリの幼根です。

       

       ※ 鶴が舞う羽の姿に似ていることからマイヅルソウの名が付いています。

 初夏を思わせる陽気の中、気持ちの良い観察会となった。気持ちの良かった私は、そのまま帰宅するのが惜しくなり、予定にはなかったのだがその後、星置地区をぶらりと散歩したのだった。(そのレポは後日)

       

       ※ 湿地の中に産み付けられたエゾノサンシヨウウオの卵です。


定山渓の紅葉 今年は不作?

2018-10-17 18:52:46 | 環境 & 自然 & 観察会

  期待して訪れた定山渓の紅葉だが、う~ん、はたして今年の紅葉具合はどうなのだろうか? 私の期待が大き過ぎたのだろうか? 思ったほどではないと感じたが、それでもいくつかの紅葉風景を写真に収めてきた。

 

 今日(10月17日)、定山渓で退職組織の会議があり参加した。会議も重要だったが、同時に私にとっては定山渓の紅葉が見頃では?という期待感があった。というのも、一昨年の同じ時期に定山渓を訪れたときに素晴らしい紅葉に感激した思い出が蘇ったからだった。 

 私は会議前の時間、昼食休憩の時間を利用して計1時間30分ほど定山渓の街をあちこちと歩き回り、紅葉風景を見つけて歩いた。

 しかし、今年の紅葉はイマイチに感じた。地元の人に聞くと、紅葉時期も終盤だということだったが、どうも今年は気温などの関係もあって色付きが良くなかったようだ。

 それでも私はカメラのシャッターを押し続けた。その中から17枚ほど選んで掲載することにした。

 ウェブ上でひと時の紅葉狩りを!

           

          

          

               

          

          

          

          

          

          

          

          

          

          

          

          

          

        ※ ラグビーのクラブチームの名門「バーバリアンズ」の本拠地グランドを初めて訪れました。自然芝の2面のコートが広がっていました。


「おたる自然の村」観察会

2018-06-10 18:44:19 | 環境 & 自然 & 観察会

 なんともゆる~い観察会だった。私の脚でおよそ30分もあれば往復できるところを1時間30分もかけて、ゆった~り歩きながら周りを見て歩いた。しかし、このようなゆる~い観察会も時にはいいなぁ、と思えた。
 

          
          ※ この日の観察会が目指した展望台から小樽市内を望んだところです。

 “サッポロ・ジューン”は、私を小樽に誘った。
 今日10日の日曜日をどう過ごそうか?と思案していた時、「北海道自然観察協議会」主催の「小樽自然の村観察会」があることが分かり、「参加してみよう」と思い立った。

             
             ※ 「小樽自然の村」の入口付近から撮ったところ。右の建物は「おこばち山荘」という研修施設です。

             
             ※ 自然の村の入口に建てられている自然の村全体の案内板です。

 集合時間の10時、小樽自然の村の入口には15人ほどの参加者が集合した。参加者はほとんどがシニアの方だった。自然観察協議会の指導員は3人の方が担当してくれた。

             
             ※ この日のリーダーを担当したH氏が開会式で説明しています。
 
 観察会はリーダーが「展望台の方へ行ってみましょう」と言いつつ、当初からゆった~りとスタートした。それはちょうどぶらりぶらりと散歩するといった具合だった。
 そんな中で、現れる草花や生き物の痕跡を見つけて説明してくれるといった感じだった。
 以下、そうして出会って説明してくれた草花などを列挙する。
 
◇スミレ  
 たくさんのスミレが群生しているところがあった。野草のスミレはたくさんの種類がある。「何というスミレでしょうか?」と問うたところ「それは分からない」とこれまたゆる~い答えが返ってきた。

             

             

◇ツタウルシ
 これほど大木に巻き付いたツタウルシを見ることは珍しい。

                  

◇クマゲラの食痕
 自然の村内ではたくさんのクマゲラの食痕が見られた。写真のものは特に顕著で、数えたところ10個以上の穴があった。

                  

◇エゾハルゼミの抜け殻
 エゾハルゼミの抜け殻がカラマツの幹に数個残っているのを発見した。

             
 
◇ツルアジサイの花(白いところはガク)

             

◇ホウの木の花

             

 小樽の観察会はいつもゆったりした感じですすめられているのかもしれないが、この日リーダーを務めたH氏のパーソナリティがその感じを一層強めていたようにも思えた。
 世間話や時事談義を織り交ぜながら、時おり現れる草花や生き物の痕跡などについて説明してくれるといった感じだった。
 それが妙に心地よく、こうした感じの観察会もまたいいものだなぁ、と感じた私だった。
 ということで、予定時間の12時前に解散ということになった。

             

 ゆったりした感じの観察会もいいのだが、私にはなんとなく物足りなさも残った。
 せっかく小樽までやってきたのだから、もう少し小樽の自然を満喫したいという思いがあった。そこで調べたところ、自然の村より、ずーっと市街地寄りのところに「旭展望台周辺遊歩道」なるものがあることを知った。
 午後からこの「旭展望台周辺遊歩道」をトレッキングすることにした。その様子については明日のブログで。


森の新緑観察会 in 野幌森林公園

2018-06-03 18:35:53 | 環境 & 自然 & 観察会
 木々も芽吹き、森はパステルカラーに染まっています。耳をすませばラブソングを歌う鳥たちや、虫などの姿も楽しめますよ♪ という惹句に誘われて「森の新緑観察会」に参加した。森は新緑の息吹がいっぱいに広がっていた!


          
          ※ 野幌森林公園の中は木々の緑に囲まれ、精霊な空気に包まれていた。

 昨日、ブログを投稿してから「さて、どこでサッポロ・ジューンを楽しもうか?」と思案した。アイデアとしては登山、フットパス、観察会といろいろなアイデアが浮かんだ。
 結果、最も体力的な負担が小さな観察会を選んだということである。
 今年になってちょっと心配なのは、体力を最も要する登山への意欲が減退したかな?と思えることである。意欲が復活してくるのをじーっと待ちたいと思っている。

                  
                  ※ 「森の新緑観察会」のポスターです。

 観察会は午前10時から行われたが、参加者は58名と相変わらずシニア層を中心にたくさんの参加者があった。しかし、春のときのような大盛況(83名)とはならなかったのは、きっとそれぞれ思い思いにアウトドアライフを楽しんでいるからだろう。

             
             ※ 春の時と比べやや少ない参加者でしたが、それでも65名の参加があったそうです。

 開会式で班分けを行い、すぐに観察会に移った。私たちの班は6名の参加者にガイドが1名付いてくれた。ガイドの方は大ベテランといった風情の方だった。
 ベテランらしく、森のことについて大変詳しい方で、多くの木々や野草を教えてくれた。

             
             ※ 私たちの班のガイドを務めてくれた大ベテランの新谷良一さんという方です。

             

 森は「春の花を見つけよう」観察会(4月19日)の時と比べて、木々が緑の葉をいっぱいに付け、辺り一帯を緑色に染めていた。私たちは緑が醸し出す精霊な空気を胸いっぱいに吸い込みながら、心地よく森の中を歩き、木々や野草を愛でた。
 春の観察会に比べ、木々や野草は大きく育っていた。そうした野草たちの春との違いをレポすることにする。

◇森の中の様子

            
            ※ 森の中の木々は常緑樹以外は緑の葉を付けていませんでしたが…。

                              ↓

            

◇ミズバショウ


            
            ※ 見るからに可憐な花に見えたミズバショウですが、白いガクはどこかへ消えて大きな葉が…。
                               ↓

            

◇オオウバユリ
 
            
            ※ オオウバユリは地面に小さな光沢のある葉を出し始めたばかりでしたが…。
                               ↓
            

◇バイケイソウ

            
            ※ バイケイソウは特徴のある葉だけでしたが、今回は花を付けて…。
                               ↓
                 

◇エンレイソウ

 
            
            ※ エンレイソウは大きな葉の中心に紫の小さな花を付けていましたが、それが小さな実に変わって…。
                               ↓
            
 

 以上が春の頃と比べることができた野草たちでした。
 続いて、今回印象的だった野草や生き物を少々レポしたい。

◇サッポロマイマイとエゾマイマイ 

             
             ※ サッポロマイマイは縞模様が特徴とのことです。

             
             ※ こちらはエゾマイマイだそうです。

              
             ※ サッポロマイマイは木に登ることが得意だということでした。 

◇サイハイラン 

             
             ※ ちょっと焦点が合っていませんが、紫色が印象的なサイハイランです。森の中で何回も目にしました。 

◇ヤマシャクヤク 

             
             ※ 白い花の色が印象的なヤマシャクヤクです。よく盗掘される種だとのことです。開花直前ですね。

◇オオアマドコロ

             
             ※ この花も白い花が一列に並んでいる姿が印象的でした。


◇オオハナウド

                  
             ※ 森の中の散策路沿いでかなり目立つ背の高いオオハナウドです。
               
             
             ※ オオハナウドの花の部分をマクロ撮影しました。小さな花がびっしりと咲いています。

 
 まだまだたくさんの木々や野草を紹介されたが、本日はこのくらいにしておきます。