ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

北海道釧路市にある釧路市丹頂鶴自然公園で、タンチョウヅルを観察しました

2016年09月06日 | 旅行
 北海道釧路市鶴丘にある釧路市丹頂鶴自然公園に行って、特別天然記念物のタンチョウヅルを観察しました。

 釧路市丹頂鶴自然公園は、絶滅の危機にあったタンチョウヅルを保護し、増殖させている保護センターです。

 釧路市丹頂鶴自然公園では、タンチョウヅルの番(つがい)ごとに、ある程度大きな保護ゾーンの中で、育てています。その様子を観察できる点が、この施設の特徴です。



 大きな保護ゾーンはそれぞれに、横側に網の柵が設けられたものと、横側の網の柵に加えて、上側にもネットが張ってあるものの2種類があります。

 飛んで行きそうなタンチョウヅルの番は、上側にもネットが張ってある保護ゾーンに入れられているのではないかと推定しました(後日、最近は鳥インフルエンザを考慮して、飛ばないように羽根を切ってあることが分かりました)。

 横側に網の柵の一部に、網がない“のぞき穴”が設けられています。ここから中を撮影できます。



 各タンチョウヅルの番には、それぞれに名前がつけられています。番が今年産んだ卵から孵化した幼鳥も、成鳥と同じぐらい大きくなっています。羽根の色が白と茶色が混じっているのが幼鳥です。

 

 保護ゾーン内を流れる小川には、カエルやドジョウ、ウグイの稚魚、ザリガニなどが住んでいて、タンチョウヅルの自然のエサになるそうです。



 エサとして与えられてるウグイをくちばしでつかんで、食べようとしています。



 保護ゾーンの外側にある草原部分に、一羽のタンチョウヅルがいました。脚には黄色の識別番号札がついています。



 日本のタンチョウは渡りをしないそうです。一時はかなり減ったタンチョウも、保護されるようになってから現在は1200羽以上まで回復したそうです。

 園内を流れる小川には、10月末から12月初めごろまでは、サケが遡上してくるそうです。ここで産卵するようです。