ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都港区にある旧芝離宮恩賜庭園では、ボタンの花が見ごろです

2014年04月29日 | 季節の移ろい
 東京都港区のJR浜松町駅の海側にある東京都立の旧芝離宮恩賜庭園では現在、ホタン(牡丹)の花が満開です。

 旧芝離宮恩賜庭園は、江戸時代に海沿いに造る庭園の典型ともいえる“潮入りの回遊式築山泉水庭”になっています。

 庭園を造った貞享3年(1686年)当時は、ここは東京湾に面していたため、潮の干潮・満潮の現象を利用して、庭園内の池の水面が上下する変化を楽しんだそうです(現在は東京湾側の海岸の埋め立てによって、潮の出入りができなくなり、海浜としての眺望を失っています)。

 庭園の中央部の池です。日本庭園に多い「中国の浙江省(せっこうしょう)の西湖」を模した部分があります。



 入り口から一番奥(南側)にある築山の斜面には、大輪のボタンの花がよく咲いています。



 濃い赤色や桃色、白色などのさまざまな色のボタンがそれぞれ花を咲かせています。





 庭園内に点在するツツジも花を咲かせ始めています。ツツジはよく剪定されています。



 木陰では、白色のシオンが咲いています。



 一般的な濃いピンク色のシオンも咲いています。

 旧芝離宮恩賜庭園は、江戸時代に老中の大久保忠朝(おおくぼただとも)が下屋敷の庭園(名前は「楽寿園」)として造ったのが始まりです。関東大震災の時に被災し、一時は廃墟になったそうです。その震災被害を、当時の東京市が修復し、庭園を市民に開放した経緯があります。

 これからは入り口近くに設けられた藤棚のフジの花が見ごろになるそうです。

 東京都港区内にある小さなオアシスの近況でした。