ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県志木市の小さな丘にある長勝院跡に咲いているハタザクラの花を拝見しました

2014年04月18日 | 季節の移ろい
 埼玉県志木市を流れる柳瀬川沿いの小さな丘にある長勝院跡(ちょうしょういんあと)に咲くチョウショウインハタザクラ(長勝院旗桜)の花を拝見しました。

 志木市市内には「ハタザクラ」という案内板があちこちに設置されています。

 この長勝院跡に植えられた樹齢400年程度と推定されるのチョウショウインハタザクラの古木は、通常の5枚の花びら(花弁)に加えて、雄しべが小さな花びらのように変形している独特のサクラの花です。





 小さな花びらの雄しべが旗に見えることから“旗桜”との愛称がついたそうです。

 小さな花びらのようになっている雄しべは、すべての花ではなく、ある程度の確率でできている感じです。



 Webサイトでの情報によると、日本櫻学会という専門の学会は「世界に一つだけの新種」と判定しています。このため、志木市の文化財(記念物)に指定されているそうです。ハタザクラの木はヤマザクラの一種と推定されています。

 また、樹齢が約400年と古木なので、幹が弱っているため、挿し木でいくつかの“子孫”の木が育てられています。

 原木の隣りに、子孫の木が1本育てられています。

 この長勝院跡には、シダレザクラの木やウコンという品種のサクラの木も植えられています。

 ウコンは花びら(花弁)が葉緑体をいくらか持つため、花の色は緑色が弱い緑色の淡黄色いなります。





 数百品種あるサクラの木の中で、ゆい一、黄色系の花を咲かせるサクラの木です。

 サクラの花びらの色が薄い緑色のギョイコウ(御衣黄)という品種の花も見たいと思います。4月下旬に咲くサクラです。