AKira Manabe ブンブン日記

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強者の論理でいいのか

2011-07-16 00:24:16 | Weblog
先進国に住む私たちの心の飢餓が世界の飢餓をつくっている。
(Mother Teresa)



◆◆強者の論理

「こんなこともできないのか!」

「それくらいで喜ぶな!」

と言われたことはないですか?


私は経営者ですから、色々な人からよく言われます。
叱咤激励というのは、時にはありがたいですが、ホントに疲れているときには鬼のような言葉に聞こえます。


そういう私も、自分に余裕がないときに、部下に向かって言ったこともあり、言ったあとには、言うんじゃなかったと反省します。


私は、社会はあまりにも強者の論理でできすぎていると思うのです。

確かに市場は競争の原理が働き、甘いことを言っていたのでは生きてゆけないのかも知れません。

勝つことばかりに終始をして、勝つことができない人を責めるような世の中に疑問をもちます。


私は二十歳のときに兄を失いましたが、兄は決して有能ではなく、強者ではありませんでした。


ただ一所懸命生きてはいました。

人見知りはするし、不器用だし、何をやってもトロい男でした。


そんな兄を私は心の中でバカにし、蔑んでいました。

しかし…兄は私のことをいつも褒めてくれた。

「あきちゃんはすごいね」って。

私が、根拠のない自信を得たのは兄のおかげです。


マルブンでもたくさんの人が働いてくれていますが、強者も居ればそうでない人もいます。


兄のように不器用な人もいます。


私はそんな強者ではない人にも、世の中に必要とされる人に成ってほしいと願っています。