AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

うどんを喰う

2006-02-26 21:35:51 | Weblog
昼はうどんを食べた。
「るみおばあちゃんのさぬきうどん」池上製麺所のもので、I銀行のT支店長にいただいたものである。

生卵を溶いて、そこに天かすを入れ、釜揚げのアツアツのうどんをとり、だし醤油をかけて食する。いわゆるかま玉である。旨かった~
私のうどん好きは親父程ではないが、たまに食べたくなる。
味は素朴なほどいい。私の好きなうどん屋さんは、愛媛では三津の「踊るうどん永木」さん、若い店主が魂を込めてうどんをつくっている。半熟卵の天ぷらと、ちくわの青海苔揚げ、玄米おにぎりも頼む。これが旨い!
香川では、山内うどん店。ここでも、ぶっかけうどん。めちゃくちゃ腰があり、出し醤油が、大きな陶器の徳利に入っており、これをかけて食べる。これも旨い!
大好きな大切なお客さまが来た時だけ、こっそり連れて行くところである。

昔、私の家でも、おじいちゃんがうどんを作っていた。
「今日はうどんを打つぞ!」とおじいちゃんが言うと、私はいそいそとお手伝いをする。うどんを練り、機械で平たく伸ばし、それを機械が好みの太さに切ってくれる。髪の毛みたいにバァーっと出て来るのだ。長さはおじいちゃんが、はさみでカットする。適当にやっているように見えるのだが、長さはそろっている。
これは私にはやらせてくれない。売り物だからあたりまえだが。

大きな釜に湯をはり、作った麺をドバァ~と投入~。竹で作った私の身長ほどの、長い長い箸で、うどんをかき混ぜる。その頃には、近所の悪ガキどもが集まってくる。
うつわに生卵と醤油と味の素少々を入れ、かき混ぜ待っている。
じいちゃんの「ええぞ!」の合図の元。みんなでツルツル食べる。
じいちゃんがニコニコしながら、笑ってる。
これが旨いの何の!私の人生の中で一番おいしかったうどんである。

私は4代目。私は料理嫌いだったが、私の中にも食い物やの遺伝子があるのは間違いないなぁ~。

旨いものを喰うと、顔がほころぶ。
るみおばあちゃんのうどん。おいしかったぁ~。
I支店長ごちそうさま。