AKira Manabe ブンブン日記

enjoy eating fun to cooking

松山城の上の雲 

2006-02-05 20:07:35 | Weblog
「人間は貧乏がええよ。『艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にする』と言うてね、人間は苦労せんと出来上がらんのじゃ。苦しみを楽しみとする心掛けが大切じゃ」   
兄・秋山好古(1859~1930)

「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」(ロシアバルチック艦隊発見の電報の末尾に真之が加筆した有名な電文) 
弟・秋山真之(1868~1918)

午前中は、昨日の講師・山之上社長を連れて松山観光でした。
まずは松山城。工事中とはいえ、美しさは素晴らしく、お城好きの私の郷土自慢です。私は悩んだら、松山城に登り松山城下を眺めたり、寝転んで雲を眺めたりして心を落ち着かせます。(年に5~6回は上りますね)

その後、司馬遼太郎「坂之上の雲」で有名な秋山兄弟生誕地に、はじめていきました。「坂之上の雲」が大河ドラマになるために、この歩行町周辺も整備が進んでいます。書き出しに書いた文章は、秋山兄弟の有名な文章です。

『艱難(かんなん)汝(なんじ)を玉にする』
この文は、昨日の山之上さんの講演ともダブり心に染み入ります。
「苦労を乗り越えたものは、光り輝く人間になる」
「困難を乗り越えた会社こそが、永続性のあるいい会社になる」
色々思いを巡らせました。

愛媛は素晴らしい先人が多く居ますね。


その後は、近くにあるF社の三好社長の会社訪問をしました。
三好社長と山之上社長は、二年前に同じ研修で学んだ仲間です。その研修で、三好社長は山之上社長から、素晴らしいアドバイスをいただいた仲です。(三好さんはかなりこたえたようですが・・・・・)
三好社長の会社は、全社員が毎朝・就業前30分の掃除をしています。
社内には、掃除担当場所が記入された黒板があり、とてもきれいな会社です。こんなきれいな会社なら、いい仕事するだろうなぁ~と感じました。
さすがに業績もいいですし、社長はじめ社員さんのお人柄もすばらしい。
同じIT関係でも、HモンのRヒルズとは大違い。

「きれいな会社には、心のきれいな社員さんが集まる」

私は、人間は善と悪の両面を半分ずつ持った生き物である。と思ってます。環境によって善のスイッチが入ったり、悪のスイッチが入ったりするのであって、その人本人の問題ではない、と考えています。自分のお店の部下が、「いい人がいないなぁ~」と感じているのであれば、それは上司のあなたが、悪のスイッチを入れたからである。「いいスタッフばかりだなぁ~」と思ったら、それはあなたが善のスイッチを入れているからであると思います。性善説も性悪説も反対です。
三好社長の会社訪問で、職場をきれいにすれば、社員の心もよくなることを実感しました。

三好社長を誘って三人で、大黒屋のうどんを食べて、松山空港に山之上社長を送っていきました。
最後の最後まで、経営談義が尽きない日でした。山之上社長に、善の経営のスイッチを再度押されました。(みんなの善のスイッチを入れますよ)

DKに営業チェックに行くと、小松の高橋さんが、姉の神野さんのご家族と一緒に、ランチに来ていました。神野さんは、私が小松に帰って店をはじめたとき、大変お世話になった方です。久しぶりにお会いして嬉しかったです。相変わらずお美しい姉妹です。
高橋さんは、私よりマルブンの社歴が長い、パートナーさんです。小松本店のケーキは全て、高橋さんの手づくりで、中でも看板商品の”エンジェルフードケーキ”は高橋さん渾身の一品です。今でもあのケーキができた瞬間、二人で喜んだことを鮮明に覚えています。高橋さんは、マルブンのよき理解者であり、大切なパートナーの一人です。

高岡料理長が、風邪を引いていましたが、あの後ちゃんと病院に行きましたか?
今、風邪がすごく流行っているので、スタッフの皆さんも気をつけてください。
私も少し調子が悪いので、塩うがいをしています。

バイク事故をした、吉岡さんも復帰して、元気な顔を見たので安心しました。
吉岡さんの顔を見ると何故か安心できるんです。ふしぎな魅力を持った人ですね。



三日坊主の私のブログ。4日続きました。へへへ、奇跡ですね。
この調子で!中岡さんの3年半を抜いてやる~!
追い抜くまで、あと1275日

お~!











規模よりも利益のよい会社

2006-02-05 02:11:04 | Weblog
今日は愛媛経営研究会の2月例会でした。
「我社の経営理念 理念経営で高収益」と言う演題で、埼玉県の株式会社ミヤザキの山之上社長の講演でした。
ミヤザキさんは樹脂加工のメーカーで、売上対経常利益率20%以上という高収益をあげている会社です。毎朝の就業前30分の早朝勉強会を14年間続けています。高収益を上げるには、人財育成しかない。いい企業は一夜にしてはならないという結論です。

1、決算賞与の出し方も、儲かったら出すのではなく、頑張ったら出す。
2、苦しみを解決することが会社を発展させる。
3、いい人材は、育つ環境がないと集まらない。
4、困難に出会ったとき
 ①逃げない。
 ②悩まない。(これが難しい、私はいつも悩んでしまいます)
 ③よく考える。
 ④すぐ行動する。
 ⑤時が来るのを待つ。(これも難しい、我慢し切れませんものね)
 ⑥問題を簡単に考える。
5、人財の育成は
 ①社会人としての生き方を教える。
 ②物事の判断基準を教える。
 ③自社の業にあった育成をする。
6、中小企業は小さな家族である。経営者は社員の親父になれ。

山之上さんは、22歳でわずか30万円の資金で創業し、バブル崩壊後倒産の危機に合います。それを乗り越え業績が回復し、3年前過去最高益を出した時に、再度ピンチを迎えます。取引会社の値引き交渉(40%のコストダウン要求)を断ったがために、売上が5割ダウン。再度倒産の危機を迎えます。

困難を迎えるたびに、その問題から逃げないで、課題を克服してきました。
その結果、現在ではコア・コンピタンス(中核的競争優位)が確立されてとても強い会社になっています。

企業を強くしていくには、逃げないで危機を乗り越えなければならないことを学びました。企業の高業績は一夜にしてならずです。

マルブンもまだまだ成長途中の会社です。問題から逃げないで、シンプルに考えて正しく発展していきたいです。

懇親会はマルブンDKで行いました。
今月導入したベルエアー(お客さまがスタッフを呼ぶ装置)を試しましたが、まだうまく機能していないようですね。目見田店長、高森さん育成を宜しくお願いしますね。豚足がとてもおいしかったです。(絶品ですね、もう少し食べたかったです。)

二次会は、本多さんや玉井さんなどいつものメンバーで、田中社長のお店に行きました。人財の育成の話に花が咲き、楽しかったです。

今日は少し風邪気味です。ゼナジンジャーをお湯割にしたものと、風邪薬を服用して寝ま~す。もちろん皇帝の塩(中国の天然塩)でのうがいもしますね。

明日は山之上さんを松山観光にお連れします。