自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
拙宅や
芽吹き始まる
ハゼノキの
庭で
ハゼノキ〈ウルシ科〉
紅い花が
増えてきた源平小菊。
色を塗ったのは
パワーを増してきた
日の光。
お日さまの絵心。
今日の源平小菊
4月14日の源平小菊
こぶしの木の下で
見上げる。
白い花の天井。
白い花の空。
白い花の宇宙。
白い花の。
こぶし〈モクレン科〉
新緑といっしょに
展開する
もみじの花。
やがてプロペラのような
種になって
できるだけ遠くへ飛んでいく。
花より葉の方が愛でられる
稀有な植物でもある。
華やかの春の
花々の中に
ひっそりともみじの花。
モミジの花〈カエデ科〉
人が恋しいのは
コロナも同じ。
どっちが
がまんできるか
がまんくらべ。
否
人が恋しいのは
コロナの方が上。
だったら
ここはじっと
がまんくらべ。
つつじ〈ツツジ科〉
咲いた
咲いた
わが家の庭にも
チューリップ。
ひらひら
フリルのかわいい子。
咲いた
咲いた
ありがとう。
雨にも負けず
風にも負けず
咲いた
咲いた
チューリップ。
チューリップ〈ユリ科〉
ふと思い立って
宇沢弘文さんの本を読んでいる。
アメリやイギリスの大学、日本では東大で
教鞭をとられ、
2014年に亡くなられた経済学者である。
数字からではなく
人間の立場や心から経済を考えられた
稀有な経済学者である。
どんな経済学のもとに今があるのか、
経済を考え上で何が大切なのかが
わかりやすく記されている。
いろいろと読んでみたいと思う。
川面
病気で苦しいときは
しゃべれないように
苦しみの最中にある人ほど
声をあげられなかったりする。
家にいようと言われても
その家がない人も。
いちばん大変な人たちに
いちばん手が届く...。
こんなときだから
こんなときこそ
できること。
ノースポール