今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

駄々っ子

2014-05-16 16:50:42 | 「かれん」

散歩が終わって

「帰ろう」と促すと

「いやだ」と

ひっくり返って

駄々をこねていた

「かれん」。

その様子が

あまりにも面白く

カメラを向けると

慌てて

よい子ポーズ!

昨日で生後6か月。

人間でいえば9歳という。

駄々っ子まっしぐらの

「かれん」。

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オステオスペルマム〈キク科〉          慌ててよい子ポーズの「かれん」

copyright Maoko Nakamura


意地悪

2014-05-15 13:26:58 | 「かれん」

木切れをかみかみしてた

「かれん」の近くに座ると

「かれん」は

すすっと寄ってきて

ぴったり横でかみかみ。

そこで

わざとちょっとだけ離れてみる。

するとまたすすっと

寄ってきてかみかみ。

でも、ふと気づいたように

ひとかみ。

「なんで離れるんだ」と。

「ごめんね、意地悪をして」。

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紫欄〈ラン科〉                      「かれん」のかくれんぼ

copyright Maoko Nakamura


今日の夕暮れ。

2014-05-14 21:22:00 | 自然・植物

空の下で生じた

優しい気持ちだけ

集めて

染めたような

今日の夕暮れ。

海岸には

タンバリンで

リズムを取る

ミュージシャンが独り。

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タイム〈シソ科〉                    夕暮れの海岸を歩く「かれん」

copyright Maoko Nakamura


4か月

2014-05-13 10:52:04 | 「かれん」

「かれん」が我が家に来てちょうど4か月。

1月のその日は雨がみぞれとなり

やがて雪へと変わった寒い日だった。

女の子をいただくと聞いていたので

名前は「かれん」と決めていた。

けれど、降りしきる雪を見ながら

「幸」という字を書いて

「ゆき」にしようかとふと思ったりもした。

車のスピーカーからはクラシックギターの

「ロミオとジュリエット」のテーマ曲。

ガットがすれる音が

期待と不安の入り混じった気持ちと

雪の間に間を満たしていく。

倉吉市に着くとかなり雪が積もっており

長靴を履いてくればよかったと後悔した。

膝下まである青い長靴を。

ブリーダーさんの家で「お好きなのをどうぞ」と言われ

3匹いた中でいちばん最後にやって来た

いちばん小さな仔が我が家の家族となった。

あの日からの4か月。

悩んだり、笑ったり、心配したり…

仔犬を飼うどこの家でもありふれた4か月。

でも、きっとそれぞれの家族のかけがえのない4か月。

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ローダンセマム〈キク科〉           海岸で貝を取る「かれん」と来たばかりの頃

copyright Maoko Nakamura


いちごとさくらんぼ

2014-05-12 22:48:50 | 食べ物

ぷちぷちお肌で

三角顔のいちごさん。

つるつるお肌で

真ん丸顔のさくらんぼさん。

いちごさんは

土の上でごろんごろん。

さくらぼさんは

木の枝でぶらんぶらん。

個性は違えど

今が旬の

赤いほっぺの

お二人さん。

いずれ劣らぬ

べっぴん、ぜっぴん

太陽の子どもたち。

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ワイルドストロベリー〈バラ科〉              アップの「かれん」

copyright Maoko Nakamura


高校生ふたり

2014-05-10 20:37:19 | 

夜の横断歩道。

赤信号の下に

部活帰りの

自転車の

高校生がふたり。

自転車カゴには

お揃いのバッグ。

人も車も通らない

横断歩道で

彼らが渡ったのは

きっちり青になってから。

寸分違わず

スポーツのルールを

守るがごとく…。

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ヤマフジ〈マメ科〉                   ゲージでぐっすりの「かれん」

copyright Maoko Nakamura


傍らで

2014-05-09 22:06:37 | 「かれん」

寝ころがって

見る空に

一すじの飛行機雲。

その傍らで

犬は枝を食み。

その傍らで

私は時を食み。

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ネモフィラ〈ハゼリソウ科〉                  海辺を散歩する「かれん」

copyright Maoko Nakamura


放物線

2014-05-08 11:12:39 | 気持ち

ふんわりと

宙を舞う

放物線の

言の葉たち。

行ったり

来たりしながら

互いの心に

虹架ける。

ふんわりと

七色に輝く

放物線の…。

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クレマチス〈キンポウゲ科〉                穴掘り中の「かれん」

copyright Maoko Nakamura


「好き」

2014-05-07 23:22:04 | 気持ち

「好き」は

才能の小さな芽。

水を与えることで

豊かな緑の葉をつける。

「好き」は

才能の小さな蕾。

光を与えることで

きれいな色の花が咲く。

才能とは

能く才を重ねる力

と思えば

「好き」は

そのありかを

教えてくれる

私から私への

ありがたいシグナル。

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フリージア〈アヤメ科〉                カラスを追いかける「かれん」

copyright Maoko Nakamura


夢の続きを

2014-05-06 11:38:04 | 気持ち

夢見ていた。

夏の初めの

夕まぐれ。

半ば目を閉じ

うとうとと。

夢見ている。

もう一度。

けれど

今度は

目を開けて。

あの

夢の続きを

見るために…。

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おだまき〈キンポウゲ科〉                まつぼっくりをくわえて走る「かれん」

copyright Maoko Nakamura


花の道

2014-05-05 10:45:02 | 自然・植物

道路の両側に

色とりどりの

つつじの垣根。

白、ピンク、赤

それらが混じった色。

車で通り抜けるだけでも

わくわくと

華やいだ

気持ちにしてくれる

花の道。

割れんばかりの

花たちの

喝采を受け…。

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ヒアシンソイデス(釣鐘水仙、ブルーベル、シラー・カンパニュターラ)〈キジカクシ科〉 耳を垂らしている「かれん」

copyright Maoko Nakmaura


一畑薬師

2014-05-04 12:11:50 | 気持ち

一畑薬師にお参りする。

「昔、子ども会の

遠足で来たよね」と

言いながら

うねうねとした

山道を走り…。

一畑薬師は

目のお薬師様という。

周りは緑の山々。

眺めながら

参道を歩くことで

すでに

ご利益を実感。

息を切らして

階段をあがると

お経の声。

本堂を見ると

たくさんの親子連れ。

一畑薬師は

「子どもの無事成長の仏様」

としても知られている。

こんなふうに

昔、お経を聞いたのだろうか。

記憶にはないが

こうしてここにいるのは

ご利益をいただいたからだろう。

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カラー〈サトイモ科〉                    何かをうったえている「かれん」

copyright Maoko Nakamura


アマリリス

2014-05-03 22:59:21 | 自然・植物

五月(さつき)の

空の下に

ともにほころぶ

アマリリス。

耳を澄ませば

賑やかな

話し声。

一年(ひととせ)ぶりに

再会した

親族や友のごとく。

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アマリリス〈ヒガンバナ科〉               穴掘り中の「かれん」

copyright Maoko Nakamura


寄せる心に…

2014-05-02 14:18:35 | 気持ち

そよ風に

ふわふわの

草がたちが踊り

朝つゆに

すっとした

草たちが煌めく…。

寄せる心に

わずかに

静かに…。

いつものものたちとの

出会いに

いつもの時空に

帰ってきたことを思う。

犬と過ごす

朝の野原で。

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クローバー〈マメ科〉                   野原で遊ぶ「かれん」

copyright Maoko nakamura