今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

心の朝ごはん

2013-05-16 09:54:19 | 気持ち

いつものように

目覚め

いつものように

過ごす

なんでもない朝に

なんでもない朝の

ありがたさを

しみじみといただく。

もう一つの朝ごはん。

心の朝ごはん。

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バラ/マルキーズ・ドゥ・ラ・ロシュジャクラン〈バラ科〉


輝く光

2013-05-15 08:51:17 | 気持ち

今日も晴天ゆえ

朝、たっぷりと庭に水を撒く。

多くのものは

土と縁を結び

土のなかに沁み込み

いくらかのものは

葉と縁を結び

葉の上に留まる。

葉に留まったもののなかの

一粒が私と縁を結ぶ。

緑のなかで輝く光となって…。

あまたのなかで出逢いし

あなたのように…。

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チョウジソウ〈キョウチクトウ科〉

copyright Maoko Nakamura


野イバラ

2013-05-13 10:22:42 | 自然・植物

野イバラが咲き始めた。

一つ、二つと…。

眠りから

覚めたように…。

野イバラが咲き始めた。

三つ、四つと…。

自らの存在を

慈しむように…。

野イバラが咲き始めた。

五つ、六つと…。

互いに

愛おしむように…。

野イバラが咲き始めた。

野イバラで

あるがゆえに…。

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野イバラ〈バラ科〉

copyright Maoko Nakamura


白い道

2013-05-11 10:31:37 | 気持ち

白く乾いた

アスファルトの道。

昨日の大雨の名残を

ほんの少し黒く滲ませて…。

白く乾いた

アスファルトの道。

涙が乾き始めた心のように

なんだか

いいことがありそうな白い道。

おじいさんが

のんびり自転車で

通り過ぎていく。

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タイム〈シソ科〉

copyright Maoko Nakamura


愛しき森

2013-05-09 10:59:42 | 気持ち

眠りの森に光が差し込む。

闇の中で

解放されていた感情たちが

光の方へと群れをなす。

あるべき方へと

導かれるように…。

そうして

新しい気持ちで

新しい1日を過ごし

新しい感情たちを

再び森へと連れ帰る。

心の奥深くに生い茂る

愛しき森へ。

連れてこられた感情たちは

闇の方へと群れをなす。

あるべき方へと

導かれるように…。

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牡丹〈ボタン科〉

copyright Maoko Nakamura


小さな花たち

2013-05-08 11:05:15 | 自然・植物

家から

バス停まで

徒歩約10分。

その間に

この時期で会う

小さな花たち。

いつもより

少し早目に家を出て

おしゃべりしながら

バス停に向かう。

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にわぜきしょう〈アヤメ科〉  米粒米草〈マメ科〉  まつばうんらん〈ゴマノハグサ科〉   まんてま〈ナデシコ科〉

copyright Maoko Nakamura


慈しみあうように…

2013-05-07 09:43:58 | 自然・植物

4月の初めころから

閉じたり

開いたりしながら

いまだ咲いている

チューリップ。

あるものは風で折れ

あるものは花が散り

それでも2本だけ

いまだ咲いている

チューリップ。

ある朝見ると

2本がより添っていた。

個性がまったく

異なるもの同士だけど

残ったもの同士

慈しみあうように…。

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チューリップ〈ユリ科〉

copyright Maoko Nakmaura


漂う

2013-05-06 09:55:17 | 気持ち

風にあおられて

舞い上がり

ふわふわと漂う。

留まったかと思うと

また舞い上がり

いまだ留まるところを知らず。

留まることを願いつつ

漂うに任せ

そのものと時を過ごす。

雨が地に沁み込むように

自らの力で

一つになるようにと…。

降り注いだ雨が

恵みの雨となるようにと…。

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蒜山ハーブガーデン・ハービル          ラベンダー〈シソ科〉

copyrigt Maoko Nakamura


笑いながら…

2013-05-05 08:59:00 | 気持ち

笑いながら

心に風を送る。

今なら

春の風を。

折りにふれて笑い

折りにふれて心に風を送る。

旬の食べ物を摂るように…。

その季節を

元気で過ごせるようにと…。

笑いながら

心に風を送る。

ほどよい笑いが

ほどよい風を心に運んでくる。

ハハハハ…。

ほうらね!!

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勿忘草(わすれなぐさ)〈ムラサキ科〉   蒜山ハーブガーデン・ハービル

copyright Maoko Nakamura


ペンキ塗り

2013-05-04 19:04:54 | 遊び・歳時

ペンキ塗りをする。

ペンキを塗りながら

いつも思い出すのはトム・ソーヤ。

ペンキ塗りを頼まれたトムが

鼻歌交じりに楽しそうに塗っていると

友だちがやってきて

「そんなに楽しいの。

ぜひさせてくれないか」と懇願する。

トムはもったいぶって

でも内心は待ってましたとばかりに交替し

友だちはトムがしていたように

楽しそうにペンキを塗り始める。

そして

まんまと友だちに

みんなペンキを塗らせたという話。

しかも、友だちも楽しみながら!

ペンキ塗りを頼んだ人、トム、友だちも

みんな満足の三方よしの作戦。

トムの作戦よろしく

楽しそうにペンキを塗ってみる。

だれも交替してとは頼みにはこないけど

楽しく塗れば楽しくなってくる。

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オオデマリ<スカイカズラ科>                     まつぼっくりの子ども<マツ科>

copyright Maoko Nakmaura


自らの花

2013-05-02 09:55:01 | 自然・植物

暗い土の中から

生まれてきたことを

覚えているのか花たちは。

光に出会って

ほっと顔ほころばせる。

一粒の種から

長じたことを

感じているのか花たちは。

風に包まれ

そっと体を揺すらせる。

光に出会って

風に包まれ

あらゆるものと一つになって

唯一つ

自らの花を咲かせたり。

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都忘れ〈キク科〉

copyright Maoko Nakamura