自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
初めての
見知らぬ道も
ふたりなら
「なつかしさ」。
なつかしさには
ノスタルジーだけでなく
他の意味もある。
「いとおしさ」と
「ここちよさ」。
吉野弘の「祝婚歌」。
〟生きていることのなつかしに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい〟
の「なつかしさ」は
「いとしさ」のことだろうかと思う。
「ここちよさ」は
なじんだ衣類などを表現するときに
使うのだそうだ。
「なつかしい日」
「なつかしいシャツ」
なつかしさは
過ぎ去った時間にだけでなく
今、ここにも。
そして今も
いつかなつかし想い出に。
花が散った桜の木〈バラ科〉