自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
「普通がいちばんいいんだよ」
おばさんは私に言った。
中学生のとき
私は学校へ
おばさんは職場へ向かう道すがらだった。
そのとき
何と答えかは覚えていないが
そうは思えない気がした。
というより
「普通」という意味が
わからなかった気もする。
それから数十年経ち
今では
ほんとうにそう思えるようになった。
だってそれは
自分自身を生きることだから。
おばさんは普通に生きて
84歳で旅立った。
デイジー
Copyright Maoko Nakamura