昔、タロットが大流行だったころ、ビデオ(まだビデオの時代)にカードをつけて売り出したことがあった。
監修はMM先生。
そのときちょっと遊んだことがあるがあまり、占いは信じないし、すぐ忘れてしまう都合のいい性格をしている。
昨日、弟がきて小さな声で言った。
「お母さん、年内危ないって・・・・」
「え?あんなに元気じゃない」
確かに足を骨折したが、それももう治り今はリハビリ中。
よく食べ、よくしゃべり、呆け始めたのも人並み程度。
「それより○○子さん(私)のほうが危ないって。連れていかれちゃうってよ。だからよく休ませてあげなさいだって。」
確かに以前夢の中で亡くなった父が「○○子だけおいで」と呼んだ。
「これから、オレもてつだうからさ。」
と弟が言う。
孝行したいときには親はなし。
今さら遅いよ。
仕事が忙しく、母の介護が忙しい時誰も手伝ってくれなかったじゃない。
いまさら、母がもう長くないなんてタロットに言われて、急に手伝うといったって。
所詮カードの言うこと。
私は信じない。