まいぱん日記

身近なあれこれ、植物のことなど

照明装置の上にツバメの巣 + ツバメのヒナをバッタと鈴虫で育てた思い出

2024年06月26日 | 生き物

家から徒歩2分の美容院に変えました。混んでないし、何しろ近いので美容院ぎらいが最近はこまめに通っています。

店の1階と2階の間に張り出した屋根があって、店を照らすための照明がついています。そこにツバメが巣を造って、今1羽で巣の中にいるそうです。

曇りの日の夕方だったので、白黒になってしまったのだけど、こんな↓巣です。どこからこんなに泥を集めてきたんでしょうね。

       

フンが下に落ちてこないようにいい具合に傘が使われています。

    

最近の巣づくりに使われている土は壊れやすいんだそうですね。それにこの巣は下に支えがないので落ちやすいかもしれません。ちなみに巣が壊れて ヒナが下に放り出されてしまったら、カップラーメンなどの容器を巣のかわりに固定して、そこにヒナをもどしてあげると、親ツバメは給餌をつづけるそうです。ツバメは天敵カラスからヒナを守るために人間に依存しているから、人間の手が加わっても神経質ではないのかな。

落ちたヒナについて、ウィキペディアにこんなことが書いてありますーー「落ちているツバメのヒナを拾って人間が育てることはとても困難であるし、野鳥なので日本での飼育は鳥獣保護法によって禁じられているが、保護のために許可を得て飼育することは可能である。」

 

<バッタと鈴虫でツバメのヒナを育て、巣立たせたこと>

ずい分前のことになりますが、私は通りでひかれそうになっているツバメのヒナ(裸ん坊でなく、羽がはえていました、1羽だったか、2羽だったか?)を育てたことがあります。

なぜできたかというと、家には鈴虫がわんさかいたこと、また職場が夏休みですぐ前の草原にカマキリやバッタがいっぱいいたからでした。草原で昼休みに協力してくれる同僚と虫取りにはげんでヒナにあげました。ツバメのヒナを連れて家と職場を電車に乗って往復していたのですから、なにをかいわんやであります。

ヒナだったらふつう、特にもう羽の生えた鳥のヒナは人間に対して恐怖心をいだき 逃げようとします。ところがツバメは差しだした鈴虫やバッタをごわごわする手足ごとぱくぱくとよく食べました。でも、こうして育てたら、エサをねだってくるとか、ヒナは人間との距離を縮めようとするのでは?そう思いませんか? ちがうんです。ツバメのヒナは差し出した虫は遠慮せずに食べるけど、ねだるようなことはありませんでした。小さなツバメのヒナの周囲には必要以上に人間を立入らせない空気感があるのでした。幼いながら野生の尊厳とでもいったものをヒナはもっているのでした。

ヒナは大きくなると夏休みで人の出入りの少ない職場の部屋を飛び回るようになりました。

もうじゅうぶんに外で飛べると判断したとき、私たちは外に放すことを決心しました。

数人の同僚と職場の裏で見送るなか、私の手から飛び立った子ツバメは上空で何度も何度も旋回して消えていきました。  

             

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