ヒヤシンスが咲き始めました。
青いヒヤシンスで必ず思い出す花束があります。実際に見たわけでなく、
本の中に出てきた花束です。
100年以上前に『桜の園』や『三人姉妹』を書いたロシアの作家チェーホフが療養のため
外国の保養地に旅立つとき、青いヒヤシンスと黄色いチューリップの花束をシチェプキナー
クペルニクという女流作家から贈られました。チェーホフはその花束をとても気に入って、
いつまでも憶えていたそうです。チェーホフって趣味がいいですね。
これを読んで以来私のあこがれの花束となりました。
いつかつくってみたいってずーっと思ってます。
でもだれに贈りましょうか? チェーホフのようにすてきと思ってくれるひとでないとね。
チェーホフの時代には水耕栽培のヒヤシンスあったのか?と想像の翼を広げます。
背が高く容姿もすてきだったから、もてたんですよ(笑)
水耕栽培はなかったと思います。冬室内では、たしかベコニアの鉢植えがあった記憶があります。
ロシア人は農耕民族なので、植物を育てるのが好きですね。