これが叉木配りです。私たちはかんたんに「配り(くばり)」ってよんでいます。
流派によってちがうのですが、私たちはその日の花材に合わせて、ムクゲの枝で毎回つくります。
針金で括った枝と枝の間に、花材を挿します。手前の内側の削り方で角度を調節します。
作り方↓
苦手という方も少なからずいますが、不器用自慢の私は意外にもわりと得意です。
生花で配り(叉木配り)に使うムクゲの枝が、最近カルチャーセンターの教室で不足気味です。
寒くなってきたら、枝が伸びないんだそうです。
そこで、使えそうなムクゲの枝を探しに川原に行きました。
枝はいっぱい出ていますが、細いのが多くて、配りに使える太さの長めの枝は少ないです。
こちらは丸坊主に刈られたムクゲの木。
太すぎるし、ごつごつして曲がってます。まあ、自分の分くらいは採れるかなという感じです。
おっ、これがもう少し太ければ使える!まるで配り用に仕立てたみたい。
こういう風に仕立てればいいんだ。ということは、剪定というよりは根元で一斉に枝を切るのでしょうか。
↓これは使えそう。これも根元で全部切ったみたいですね。
よそのお家の垣根なので、よほど困ったら、お願いに来ることにします。
ばさりと根元から切ると真っ直ぐの枝が何本も育つらしいーーーというのが本日の結論。
家のプランターのムクゲを庭におろそうかとももははさんへのメールに書いたら、「ムクゲは 地面に植えたら 大変です。虫はすごいし、すぐに160センチを超え、枯れても良いからと枝を全て切ったけどすぐに新芽かでて 翌年には 160センチ超えるの。」
とりあえず、プランターで 育ててみて、配りの太さの枝になるかどうか様子をみましょう。
どうなるか分かるのは来年ですね。
↓コップにさしてあった枝です。リサママのコメントで、これも伸びた枝を剪定しました。
これは外の鉢。最近挿したのですが、寒くなったから根づくのは無理かもしれません。
生花をやるまで、それも最近までムクゲにこんなに関心をもつことはなかったです。必要に迫られてということですね。来年は自分の分くらいぜひ自家生産したいです。