【番外篇】
カーチャは5歳の息子さんのいるおうちの子になります。
それで思わず、マイの前の愛犬デラがわが家にやってきたときのことを思い出しました。今から21年前、息子が小学校2年生、娘が5年生のときでした。
それからの15年間をデラはわたしたち家族の一員として過ごしたのでした。この15年間のわが家はデラなしには考えられません。デラのおかげで楽しかったし、慰められることも多かったです。ときには家族をつなぎ、緩衝地帯にもなってくれました。
以前出していた家族&友人家族新聞「くるくるしんぶん」1985年12月28日号に息子のこんな作文がありました。わが家の当時の一駒です。
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犬のデラ
きのう、朝ごはんを食べていたら、犬のデラがおとうさんのいすの上にのりました。おねえちゃんが、
「どうしてデラって、おとうさんのいすの上にのるんだろう。」と言ったら、おかあさんが、
「おとうさんのいすがあいてることが多いからじゃない。」と言いました。そこへおとうさんが、
「おはよう。」と言って、おきてきました。すると、デラはいすからとびおりて、おとうさんになんどもとびつきました。それを見てぼくが、
「おとうさんのことがいちばんすきだからじゃないの。」と言いました。そしたら、おとうさんが、
「ゆうべ十二時すぎにかえってきたら、デラだけむかえにきたんだよ。」と言ったので、
「おとうさんはデラのことをぜんぜんかわいがっていないけど、デラは、おとうさんがごしゅじんだってことが、わかってんじゃない。」とぼくは言いました。
おとうさんがごはんを食べだすと、デラはテーブルの下でぼくのズボンをかみます。すると、ぼくはデラを足でけります。デラは、なおこうふんして、ぼくのズボンのすそをかみます。デラはおかあさんの言うことしかきかないので、
「おかあさん、おこって。」とぼくが言うと、おかあさんが、
「デラッ。」と言ったら、デラはすぐやめました。おかあさんは、
「デラは、おねえちゃんのことはかわいがってくれる人で、ごろうのことはケンカをしてくれる人だと思っているのね。」
と言いました。
そうかなあ、とぼくは思いました。
デラは、ぼくのことをどう思っているのかな。おわり
カーチャは5歳の息子さんのいるおうちの子になります。
それで思わず、マイの前の愛犬デラがわが家にやってきたときのことを思い出しました。今から21年前、息子が小学校2年生、娘が5年生のときでした。
それからの15年間をデラはわたしたち家族の一員として過ごしたのでした。この15年間のわが家はデラなしには考えられません。デラのおかげで楽しかったし、慰められることも多かったです。ときには家族をつなぎ、緩衝地帯にもなってくれました。
以前出していた家族&友人家族新聞「くるくるしんぶん」1985年12月28日号に息子のこんな作文がありました。わが家の当時の一駒です。
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犬のデラ
きのう、朝ごはんを食べていたら、犬のデラがおとうさんのいすの上にのりました。おねえちゃんが、
「どうしてデラって、おとうさんのいすの上にのるんだろう。」と言ったら、おかあさんが、
「おとうさんのいすがあいてることが多いからじゃない。」と言いました。そこへおとうさんが、
「おはよう。」と言って、おきてきました。すると、デラはいすからとびおりて、おとうさんになんどもとびつきました。それを見てぼくが、
「おとうさんのことがいちばんすきだからじゃないの。」と言いました。そしたら、おとうさんが、
「ゆうべ十二時すぎにかえってきたら、デラだけむかえにきたんだよ。」と言ったので、
「おとうさんはデラのことをぜんぜんかわいがっていないけど、デラは、おとうさんがごしゅじんだってことが、わかってんじゃない。」とぼくは言いました。
おとうさんがごはんを食べだすと、デラはテーブルの下でぼくのズボンをかみます。すると、ぼくはデラを足でけります。デラは、なおこうふんして、ぼくのズボンのすそをかみます。デラはおかあさんの言うことしかきかないので、
「おかあさん、おこって。」とぼくが言うと、おかあさんが、
「デラッ。」と言ったら、デラはすぐやめました。おかあさんは、
「デラは、おねえちゃんのことはかわいがってくれる人で、ごろうのことはケンカをしてくれる人だと思っているのね。」
と言いました。
そうかなあ、とぼくは思いました。
デラは、ぼくのことをどう思っているのかな。おわり