fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

サイン会告知

2015年12月15日 | 日記
 実は、先日仙台の書店さんを回った際、決まったのです。
 2016年1月16日、14:00~
 TUTAYA仙台南店にて、サイン会を行います。

 というか、5日から古山さんの『しゅるしゅるぱん』原画の展示を行い、そしてサイン会もしよう! ということになったのでした。

 古山さんは、2016年の年賀状の絵も描かれています。(宮城)その絵も展示するとのこと。古山さんのファンの皆さん、いらしてください。もちろん、『しゅるしゅるぱん』を読んでくださった方、読みたいと思ってくださった方、ぜひ!! 

  
 
 ということで、TUTAYAさん、今からどどーんと置いてくださっているわけです。
 ありがとうございます。

 一ヶ月後です。また近づいたら、宣伝させてください。
 (仙台からここを見てくださっている方だって、いるかも。と思い) 

 
 

お祝い会

2015年12月14日 | 日記


『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)の出版お祝いの会を開いていただきました。
「季節風」同人の『生きるー劉連仁の物語』(森越智子・童心社)、『駅伝ランナー』(佐藤いつ子・KADOKAWA)のお二人と合同です。
 
 スピーチは、担当編集者のHさん、古山さん、そして児童文学者協会事務局長の藤田のぼる先生がしてくださいました。6年間ともに歩んでくださった編集者さん、絵を描いていただくことが決まってから何年もお待たせしたのに、すばらしい絵を描いてくださった古山さん、児童文学ファンタジー大賞の選考委員でもあり、応募時の原稿を読んでくださっている数人のうちのお一人である藤田先生。お3人の皆様、どうもありがとうございました。
 ご出席いただいたみなさん、とにかく豪華メンバー。本屋さんの本棚を見ているかのような顔ぶれでした。発起人になってくださった皆様、お忙しい中準備に奔走してくださったMさん、Tさん。皆様、本当にありがとうございました。

 この日、会が始まる前に、「季節風」の研究会にも久しぶりに参加。「季節風」掲載作品の合評会でした。人の作品について言うというのは、自分の作品の見直しにも通じます。思ったことは遠慮なくいい、作者はそれを取捨選択した上で、さらに咀嚼しなければならないのだなと感じたり。
 密度の濃い一日でした。
 でも、今年はこれで大きなイベントは終わり。
 あとの予定は句会が2つあるくらいです。
 ゆっくりじっくり、数え日をすごしたいと思います。
 
 あ、年賀状・・・。

盛岡タイムズでご紹介いただきました。

2015年12月13日 | 自作紹介
 12月9日の盛岡タイムズで、『しゅるしゅるぱん』をご紹介いただきました。

 
 
 紙面全体を見ていないのでよくわからないのですが、本の紹介コーナーというのではなく、記事の一部のようです。盛岡タイムズは、盛岡を中心にした岩手の中央部で購読されている新聞です。
 ありがとうございました。
 

ギャラリー・アルティオ

2015年12月12日 | 日記
     

 仙台にある古山拓さんのギャラリーです。個人の画家さんが自分のギャラリーを持っているというのは、珍しいことです。
 アルティオというのは、「熊の女神」というケルト語だそうです。
 古山さんのHP名は、「ランズエンド」。これは地の果て。
 いいなあ。

 一角では、少人数の教室やご自身が絵を描いたりできるスペースもあり、通常は奥様がおいでになります。仙台を訪れる機会がありましたら、ぜひご訪問を!

書店さん

2015年12月11日 | 日記
 仙台での古山拓さんのご人脈、行動力は、すばらしい!!
 書店さんを次々と訪問。

  感涙。
 
  
 
 何軒も回ったので、どこと名前は出さず、写真だけにしておきます。(許可をいただいています)
 平積み、面陳にしてくださっている書店さん。訪問したときには、棚差しだったけど、ご挨拶をしたら、「あ、じゃあ面陳にしますね!」と言ってくださった書店さん、河北新報の記事をお渡ししたら、「ラミネートして、貼ります」と言ってくださった書店さん、などなど、ありがとうございます。

 古山さんとご一緒して回ったことで、私も度胸がつき、その後、一人で盛岡、北上、秋田の書店さんにご挨拶に行くことができました! 
 東京? うーん、まだ度胸がない、かな。

  
 仙台郊外の横田やさんは、児童書とおもちゃのお店。一日ここにいたい! という空間でした。仙台駅前のポランという児童書専門店も、ユニークでした。(小さなスペースが本で埋もれていて、店主と客が一人入って精一杯というお店。日本で一番小さい本屋とおっしゃっていました。)こういうお店が成り立っているっていうことは、仙台の文化の高さを示していると思います。
 

 

河北新報社

2015年12月09日 | 日記
        
 
 『しゅるしゅるぱん』の画家さん、古山拓さんと河北新報社を訪問しました。ロビーでお約束していた論説委員のAさんをお待ちしていたのですが・・・。
 河北新報といえば、そうだった! あの震災のあと、情報を伝えるため、一丸となって記者魂、報道のあり方を示した新聞社さんだったのでした!! 当日の新聞、そしてそれから後の一面がロビーには、ずらりと並んでいました。

 

  
 ああ、原発事故は15日だった・・・。
 なんとも言いようのない思いになりました。この場を訪れることができてよかった。
仙台は大都市。街を歩いていると、震災の傷は見えません。でも、この新聞社のロビーに立って、(そうじゃない)と頭をガツンとやられたようでした。

 そのとき、別の記者さんが通りがかり、お名刺をいただきましたが、その方のブログが「余震の中で新聞を作る」。記者ならではの冷静なデータと熱いマグマのような思いのこもったブログです。(リンクを貼ろうとしたけれど、できませんでした。ぜひ、検索してごらんになってください)
 やはり、思いが違います。あの日は・・・という話になります。
 食事をするため、外に出たときも、「あの辺りのビルが、プリンのように揺れていた」と。いやあ、死ぬと思ったと。

『しゅるしゅるぱん』をご紹介いただいた日の新聞を頂戴しましたが、この新聞とりたい。仮設住宅のこと、避難先で生活している方の記事。毎日「忘れるな。終わっていない」という声が聞こえてくる新聞でした。
 河北から出た震災の本もたくさんあるので、読もう。

 *相変わらず、ブログの記事と現在私がいる場所とは一致していません。
 

いろいろ迷うこともあるのです

2015年12月08日 | 日記
『しゅるしゅるぱん』が発売になり、何か気ぜわしく過ごしています。今月半ばまでは落ち着かないかもしれませんが、ありがたいことでもあります。
 そんな中、いろいろ思うことのひとつが。
 
 あそこの本屋にあった! 面出しで置いてもらっていた! そして重版になった! と大喜びして、ホントに素人丸出し! ということ。他のプロの作家さん、そんなことブログでいちいち喜んでいませんよね。いや、少しはあるでしょうが、私喜びすぎ? 浮き足だってるなとか思われてるかもなあなんて・・・。
 というのは、私は本来、とてもそういうことを気にするタイプ。コソコソ(いえいえ、私なんて)とカタツムリの殻に引っこんでしまう質なのです。子どもの頃~若い時期はそうでした。
 
 ただ、今、年をとって少し図太くなったというか、神経が少々麻痺してきたというか、以前ほどはビクビクしなくなりました。でも内心、やりすぎかなあと思ってはいるのです。でもでも、何度か書いてきましたが、書店で働いていた経験、そしてこのたび一冊の本を作るために携わってくださったみなさんの力、それを考えると、一冊でも売れてほしい。消えてほしくない。私が(いい気になってる)と思われても、なんでも、宣伝していくべきなんじゃないかと、自分自身に言い聞かせているのです。
 ということで、いつも見てくださっている皆様は、(ああ、また言ってるよ。はいはい)と流してくださるとありがたいです。

 何より、書くことが大事であること、先輩作家さん達を見習って、ということを肝に銘じつつ。このたびは、東北3県の書店さんにご挨拶できる範囲でさせていただいている最中です。

   
 家の近所。鯉にパンをやっていたとき来たカラスにも。

書肆アクセス という本屋さん

2015年12月07日 | 日記
 なんと、もうなくなっていました。ショック!

 かつて、神保町、神田の古本屋街の裏通り、すずらん通りにあり、私はそこで働いていたことがあるのです。
 「地方小出版流通センター」という会社があるのですが、書肆アクセスは、その会社の運営する本屋でした。そっちから説明すると、地方小出版流通センターというのは、その名の通り、地方にある小さな出版社あるいは東京でもたくさんある小さな出版社が出した本を取り扱う、取次店です。本の流通というのは、出版社と書店の間に取次というのがあり、東販、日版というのが最大手。そのほかにもいくつかあり、書店はそのいずれかと契約をするのです。
 が、それらの取次は、小さな出版社の本など扱いません。
 なので、北海道の出版社で出した本を九州の人が読みたいと思ったときには、送料を自己負担して直接買うしかなかったのです。といっても何十年も前のこと。地方小出版流通センター(略して、地方小)の社長さんは、東京経済大学の卒業論文でこの流通のことを書き、そのまま小さな出版社の本を全国に送るというシステムの会社を設立したのでした。

 わかりにくいかな?

 たとえば、東京に住んでいて、北海道の出版社が出している本を買いたいと思ったとき、その出版社が地方小と契約をしていれば、本屋で注文ができます。本屋は契約している取次にその注文を出し、取次は地方小に注文、地方小が出版社へ注文、となります。

 その出店が書肆アクセスだったわけで、扱っている本はつまり他の本屋ではなかなか見かけない本ばかり。逆にふつうの本屋にある村上春樹などはおいていないという本屋でした。今ではメジャーになって、今年菊池寛賞を受賞した「本の雑誌」は、かつてはここを通してしか買えませんでした。(東京の本屋さんには、直接置いていたでしょうが)地方の本は、自費出版が多いのですが、地方に住んでいて地道に地方史や風習を研究している方のすぐれた本が埋もれてもいるのです。

 でも、もうないんだなあ。
 すずらん通りからどこかへ移転したというのは、聞いていたのですが、その後閉店になっていたとは! 地方小という会社自体はまだあるようですが。
 私は午前中、当時九段下にあった地方小で伝票の計算など事務をやり、お昼をはさんで歩いて神田へ行き、アクセスで店番をしていたのです。

 ずっと思い出すことはなかったのに、自分が本を出して、その本が本屋に並んだとたん、そうだった私は本屋で働いていたことがあったじゃない! と思い出した次第です。(秋田の本屋でも働いていた)
 ネットで調べたら、関連書があったので、買ってしまいました。
 というか、こうしてネットですぐに本を買える時代になったことが、アクセスが閉店になってしまった一番の要因かもと思ったり。
  

 右側、暗くて見にくいですが、『書肆アクセスという本屋があった』は、アクセスの閉店を知った全国の取り扱い地方小出版の方たちを中心にした、『書肆アクセスの本を出す会』というのを作り募金をして出したもの。神田の裏通りに全国から集まった地方の出版人達の思いが詰まった本でした。
 しかも中に、アクセスの歴史が書かれていて、何年から誰が働いていたというところに、私の名前も発見! 驚きました。
 お世話になった谷口さん(旧姓福田さん)も寄稿されていて、懐かしい。他にも数人顔の思い浮かぶ方の名前があり、そんな小さなことが嬉しい。でも当時の店長だった鬼塚さんが何も書いていないのは、連絡が取れずにいたからなのかなあと思ったり。
 
 本を読むと、神田の三省堂でコーナーを設け、意志を受け継いでいくとありました。どのフロアかわかりませんが、地方出版のコーナーとしてあるのかもしれません。(といっても本が出たのが何年も前。今これもあるかどうか? ですが)

「東北の本棚」(河北新報2015年11月30日)で、ご紹介いただきました。

2015年12月06日 | 自作紹介

             


 宮城県の新聞社河北日報で、『しゅるしゅるぱん』を取り上げてくださいました。
 東北の本棚という東北にゆかりの本を紹介するコーナーです。
 ありがとうございました。

 *きょうから秋田です。3日間ほど、メールチェックができません。いわゆるネット落ちというやつです。お急ぎのことがありましたら、携帯へご連絡をお願いいたします。
 いまだにガラケー、秋田の図書館でネットができるPCは東京へ置いてきたしという状態です。

『妖怪製造機』(森川成美)-毎日新聞社

2015年12月05日 | 日記
 きのう、起きたら雪でした。湿り気の多い雪ですが。

        中学年~
   
 かわいくって、楽しそうで、ちょっと怖そうで、おもしろそう。
 そんな装丁の本。タイトル文字も!
 クリスマスカラーが目立つ!! 素敵な一冊です。
 初めてこの本を手にする子供達、わくわくするでしょう。
 
 本になるまでというのは、その本によっていろいろな道がありますが、この本は特別な何段階ものステップを踏んでいるます。最初に発表されたのは、児童文芸家協会の「童話展」でした。私も2度参加したとがあるのですが、この「妖怪製造機」を出されたのはもしかしたら5年くらい前なのではないでしょうか。しかも、短編として、2年連続だったように思います。(違っていたらごめんなさい) その後、その作品は、雑誌「児童文芸」に掲載されました。(童話展でよかった作品が掲載されるのです。
 その後、今年「毎日小学生新聞」に連載。そのときに、このプロローグとエピソードがつき、短編がひとつにまとまりました。そして、この単行本化です。 4段階ですね!
 森川さんが、自作をどれだけ大切にされているかが、わかります。そして見習わなくてはと思います。


 さて。
 物語は、宇宙のかなたのある会議室から始まります。
 地球上の人類は、つごうの悪いものはなんでも宇宙に放り出す。このままでは宇宙の環境に悪影響を及ぼす。
 宇宙人が、そんな人類を滅ぼすかどうかの会議を行っているのです。そして、地球の子供が自分が作り出したものを最後まで責任をとることができるかどうか、それを考えることができるかどうかと調査する、ということになります。

 そーだったのかー。

 そして、地球では。
 おもちゃ屋の店先に一台の機械が置かれます。3Dフィギュア・ジャネレーター。子供が電子ペンで描いた絵が立体のフィギュアになるというものでした。その前に立った子供達、そこに妖怪の絵を描き始めます。
 もちろん、それがすべてすごい妖怪になるというわけではありません。
 その仕掛けが、うまい。

 3種類の妖怪が製造されますが、それぞれが特徴があり、それにふりまわされる子供達の姿もイキイキとしています。そして、その妖怪を持て余した彼らがどう考えるか、どう行動するか。
 
 アイデアと、その展開と、短編をつなぐ子供達の生きる力が一つ世界を作り上げていました。

『ようこそ、ペンション・アニモーへ』(光丘真理)ー汐文社

2015年12月04日 | 本の紹介
       

 新菜の一家は「ま、いいかぞく」一家だ。
 テレビ局のアナウンサーだった父は、単身赴任で全国を転々としていたが、家族そろって暮らしたいと仕事をやめ、森にあるペンションを買い、新しい生活をスタートさせる。その名も「ペンション・アニモー」。
 新菜は、アルプスのハイジのような屋根裏部屋を自分の部屋としてもらう。
 このプロローグで、子供たちはもううっとりと新菜の気分になるだろう。

 光丘真理さんは、専門学校で若い人達に指導していらっしゃるほどの方。描写は押し付けることなく、説明することなく、読者に森の中に建つペンションを思い描かせる。
 
 そして、最初のお客さんが来る。
 でも、あれれ、このお客さん、どこか変。新菜には、最初その人がクマに見えたのだ。しかも・・・。「ま、いいかぞく」の両親は「考えすぎよ」と取り合わない。「生きているものは同じように命と心を持っている。みんな、地球の兄弟なんだよ」とまで言う。
 でもでも、次々とくるお客さんは、やっぱり・・・。

 中学年くらいの子供が、「あれー、このお客さんってもしかして?」「あ、でもそうじゃないのかな」なんて思いながら読む姿も想像できる。

 読み終えたとき、森のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込んだような気持ちになる一冊だ。

 光丘さんは、普段から童話の種を見つけては、ご自分のまわりの土に植え、大事に大事に育ててらっしゃるのだろうなあ。そして、育ったものを取り合わせてこのような一冊に仕上げてらっしゃるのだろうなあ。うん、童話における「緑の指」を持ってる方なのだ。

古山さんの個展&打ち上げ

2015年12月03日 | 日記
   有楽町駅前
先週のことになりますが、銀座の画廊で行われていた、『しゅるしゅるぱん』の絵を描いてくださった古山拓さんの個展を拝見し、その後『しゅるしゅるぱん』の出版打ち上げをしました。
 画家の古山拓さん、担当編集者さん、編集長さん、デザイナーの木村愛さん。5人で銀座のヴィラモウラというポルトガル料理店へ。ポルトワイン(ポートワイン?)で乾杯(古山さん、黒一点)料理はどれもおい、そして私。楽しかったー。ポン・デ・ケイジョ? (チーズパン)、リゾット、鱈のコロッケ(ちゃんとした名前知らなくてごめんなさい)、デザートのポルトガルプリンも濃厚で美味でした。
 ワインも、日本ではここでしか飲めないというものを! 
 担当編集者さん、学生時代ポルトガル語が専攻だったこと、古山さんはヨーロッパがお好きでよく旅に出られることなどもあり、お話が楽しい。

 私はこれまで『しゅるしゅるぱん』にいただいた感想をチョイスして、みなさんにお見せし、喜びを分かち合いました。
 6年の間にあったこともあれこれ、あれこれ。中にはびっくりするようなこともあり、こうして乾杯できたことが本当にありがたいと思いました。


 
 ご縁が続くように頑張らねば。
 
 話は前後しますが、古山さんの水彩画はどれも透明感抜群ですばらしかった。
 画廊の隅に、一枚モノクロの他とはテイストの違う絵が一枚あり、福音館の編集長さんはそれに目を留められました。タイトルちゃんと覚えてなくて申し訳ないのだけど、「賢治の道」だったか。古山さんにお話をうかがうと、岩手の木炭を使って書かれ、石で紙をこすったりされたものだとか。いろいろチャレンジされていることなど、こういった個展で直接画家さんとお話ができるからこそわかることですね。外国の風景はもちろん素晴らしいのですが、山形や岩手の絵がやはり好きでした。

 *そして、関係ないけど、有楽町駅前の宝くじ売り場の行列がすごかった! 
 
*そして、そして、関係おおありですが、

 なんと、『しゅるしゅるぱん』が、重版になりました!! 発売して一か月も経っていないのに、まさかの・・・。
 あそこの本屋さんにあった、こっちにもあったと喜んでいたのですが、大きくどこかで動いていたのでしょうか。その辺はよくわかりません。とにかく、
 皆様、ありがとうございます!!! 

 

レビューを書いていただきました3

2015年12月02日 | 自作紹介
 知り合いの作家さん達の嬉しいレビュー 第三弾。掲載順です。
 ありがとうございました。

 どじょう日記 宮城県角田市在住作家堀米薫さんのブログです。
 実際に農業、酪農をされ、裏山をお持ちで、地に足をつけた作品(ノンフィクションも多数)を次々と生み出していらっしゃるどじょうさん。そのどじょうさんが、私の書くファンタジーをどう読んでくださるか。正直ドキドキでした。東北を感じてくださって、嬉しい♪

つれづれ草子  
 仙台在住作家佐々木ひとみさんのブログです。
 「仙台いやすこ日記」という食べ物紀行を「河北新報」に連載されていた佐々木さん、「しゅるしゅるぱん」って、パンの話かと思っていたって、なるほど。(笑)
 というよりなにより!! なんと来春、佐々木さんの作品『ぼくとあいつのラストラン』(ポプラ社)が『ゆずの葉ゆれて』というタイトルで映画化されます。津川雅彦さん、松原智恵子さんはじめ豪華キャストで現在撮影が順調に進んでいるとのこと。上映は来春。すごい~。楽しみです。

 光丘真理のホームページ 
 光丘真理さんは、仙台出身の作家さんです。こうして書いていただくと、本当に作家さんというのは、さすが! と思います。感想といっても、そこに置かれた言葉が光っている! 『ようこそペンションアニモーへ』(汐文社)が最新刊。目のまわるほどお忙しいはずなのに、若い人達のご指導もされ、多くの人に慕われているのは何よりもそのお人柄ゆえ。

 たまたまですが、きょうご紹介したお3人は、みなさん宮城出身だったり在住だったり。がんばっぺ、東北! 
 そう! 私はきょう、仙台入りでーす。『しゅるしゅるぱん』の画家さん、古山拓さんのギャラリー「アルティオ」へも寄らせていただきます! 


   
 先日『しゅるしゅるぱん』関係者で打ち上げをしました。そのとき福音館さんからいただいたお花。こちらこそ、お世話になったのに、ありがとうございました。桜カラーを中心にしてくださって。『しゅるしゅるぱん』の「ぱ」の字です。



























『とびばこバーン』(升井純子作・おくはらゆめ絵)講談社

2015年12月01日 | 本の紹介


 今日は学校にいきたくない。

 この一行で、物語が始まります。
 この気持ちを一度も抱いたことのない人もいるかなあ。どうでしょう。
 私はわかります。ありました。

 この本は、跳び箱がとべない野花(のか)の物語。
 実は私は跳び箱が得意でした。小学校のとき、跳び箱やマット運動は、お手本として最初にやらされるほど。というか、それだけが得意だったとも言える。
 だったら、この主人公の気持ちはわからないでしょうって? それがそうでもないんだなあ。読み進めると、わりと早いうちに、

 元気な人はちょっと苦手だ。 

 という一文が出てきます。わかる! 元気な人ってうらやましいと思う。でもなー、ちょっと苦手。

 そうよ。勉強が得意だったあなただって、不得意なことがあったはず。だれでも、何かが得意で、何かが不得意。でも、不得意なものはまるで大きな壁のように自分の前にたちふさがるときがあるわけです。
 だから、跳び箱が得意だった私でも、共感ができる本なのです。
 きっと小学校低学年の子たち、同じだと思います。

 升井純子さんは、札幌在住の作家さんです。『空打ちブルース』は講談社児童文学新人賞を受賞され、その後着々と新刊を出し続けてらっしゃいます。これからも、子供たちに寄り添った本を書いていってください。