fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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桜花会五十回記念句集『酒と桜と五七五』

2022年11月29日 | 俳句


 11人のメンバーが、月一度集まって句会をして、おいしいものを食べ、お酒を飲み、ああだこうだと言い合う。
 ただ集まって、近況を話したりするより、ずーっと楽しいです。
 
 この桜花会の句稿を毎月お送りいただき、十句に選、そして添削をさせていただいています。
 おお、この句、好き! こうやったら、もっとよくなるのに~。という具合です。
そして、このたび、合同句集ができました。全て手作りです! すごい。手作りでこんなすごいのができるんだ。

 メンバーは、現役の児童文学作家、元編集者、現役のフリー編集者、画家、落語家など、豪華な顔ぶれ。
 言葉のプロの集まりです。
  
 句集を作るにあたっても、こんな素敵なものができるのだから、さすがです。

 羊水の記憶浮き輪の輪の中に   昌扇
 夜桜やひと駅前で降りちやつた  圓太郎
 冷まじやスマホみる顔みな写楽  風馬
 さみだるる今日やることを明日もやり  踊波
 繋がれしボートの腹に春の波   楽々
 秋の蚊めぶん回す手にしがみつき  茜紫
 黒南風やまだ新しき土饅頭    青蛙
 デイゴより金魚降りくる散歩かな  果深
 ひだまりのごとき一個のみかんかな  葵
 電話から聞こえてきたる春の雨  優
 熱帯魚ひらり待合室の隅    耕実

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