fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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牧康子さん、藤本義一文学賞受賞!

2018年12月02日 | 日記
       
 

 「童子」同人の牧やすこさん、(小説では、牧康子さん)が、このたび、第4回藤本義一文学賞で、藤本義一の書斎~Giichi Gallery~賞をご受賞されました! 

 やすこさんは、短編小説で数々の賞をご受賞されています。
 このたびの作品は、夢がテーマ、康子さんの作品は、「家出志願」。出版社勤務の女性が妻のいる同僚に抱いた恋を扱っています。なにしろ康子さんご自身、長年編集者をされていた方、その世界を描くとリアリティがあります。そして、恋もまた、康子さんの作品では常にテーマとなっています。

 他の受賞作品も読みましたが、どれがぬきんでているというのはなかったように感じました。逆にいえば、このくらいの長さで、読者をうならせるような作品を書くのがどれほど難しいか。
 作品集は、年が明けてから、たる出版から発売になるとのことです。

 
 見開きに印刷された、藤本義一の肉筆。「淡々と~」の一連の言葉。2行目は「淡々と歩む」でしょうか。
「淡々」を調べると、①あっさりしたさま。執着のない様。淡泊なさま。②水の静かに動くさま とあります。
 ②の意味は、初めて知りました。
 私も、水が静かに動くかのように、書きたいものです。この本のおかげで、この言葉の一つの意味を知ることができました。


 改めて、康子さん、おめでとうございます!! 

 月に一度更新される康子さんのHPは、おしゃれな月刊誌のようです。左のブックマークから、ぜひ訪れてください。