「童子」同人の牧やすこさん、(小説では、牧康子さん)が、このたび、
第4回藤本義一文学賞で、藤本義一の書斎~Giichi Gallery~賞をご受賞されました!
やすこさんは、短編小説で数々の賞をご受賞されています。
このたびの作品は、夢がテーマ、康子さんの作品は、「家出志願」。出版社勤務の女性が妻のいる同僚に抱いた恋を扱っています。なにしろ康子さんご自身、長年編集者をされていた方、その世界を描くとリアリティがあります。そして、恋もまた、康子さんの作品では常にテーマとなっています。
他の受賞作品も読みましたが、どれがぬきんでているというのはなかったように感じました。逆にいえば、このくらいの長さで、読者をうならせるような作品を書くのがどれほど難しいか。
作品集は、年が明けてから、たる出版から発売になるとのことです。
見開きに印刷された、藤本義一の肉筆。「淡々と~」の一連の言葉。2行目は「淡々と歩む」でしょうか。
「淡々」を調べると、①あっさりしたさま。執着のない様。淡泊なさま。②水の静かに動くさま とあります。
②の意味は、初めて知りました。
私も、水が静かに動くかのように、書きたいものです。この本のおかげで、この言葉の一つの意味を知ることができました。
改めて、康子さん、おめでとうございます!!
月に一度更新される康子さんのHPは、おしゃれな月刊誌のようです。左のブックマークから、ぜひ訪れてください。