3年待て
2008-09-28 | 教育
私が学校に就職した頃,
このように言われたことがある。
就職したら,3年は,
その職場でおかしいなと思うことがあっても,
口に出していうものではない。
じっくりと見ておきなさい。
そして,3年たったら,
自分の意見を述べればよい。
若かった私は,
ずいぶん封建的なことを
いうものだと思ったが,
あとになって考えてみれば,
これは大切な智慧だと思うようになった。
確かに,新しい世界に入ってすぐの頃は,
その職場での考え方ややり方に対して
違和感をもったり,不満をもったりするものである。
しかし,その違和感や不満の大部分は,
その職場に対する無理解からくるものである。
3年もたてば,
職場の全体像がつかめるようになり,
自分が違和感を感じた部分に対しても,
その意味が理解できるようになってくる。
そうなってはじめて,
自分の意見を本当の意味で
表明することができるようになるのである。
教育においても,
考えたことをすぐに表明させるのではなく,
よく見て,じっくり考え続けさせる時間をとることが
必要なのだと改めて思うのである。
このように言われたことがある。
就職したら,3年は,
その職場でおかしいなと思うことがあっても,
口に出していうものではない。
じっくりと見ておきなさい。
そして,3年たったら,
自分の意見を述べればよい。
若かった私は,
ずいぶん封建的なことを
いうものだと思ったが,
あとになって考えてみれば,
これは大切な智慧だと思うようになった。
確かに,新しい世界に入ってすぐの頃は,
その職場での考え方ややり方に対して
違和感をもったり,不満をもったりするものである。
しかし,その違和感や不満の大部分は,
その職場に対する無理解からくるものである。
3年もたてば,
職場の全体像がつかめるようになり,
自分が違和感を感じた部分に対しても,
その意味が理解できるようになってくる。
そうなってはじめて,
自分の意見を本当の意味で
表明することができるようになるのである。
教育においても,
考えたことをすぐに表明させるのではなく,
よく見て,じっくり考え続けさせる時間をとることが
必要なのだと改めて思うのである。
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乱れている学校をどうにもできず、たえられないで3年で異動する教師が多い学校があります。
「早く来年になってほしい」
「早く出して(異動させて)ほしい」
と愚痴をこぼすベテラン教師の背中を身ながら、
そういうところでがんばっているのは、驚くことに初任者や初任以来そこにいる教師だったりします。
こういうところは、3年もたつと「中堅」になるので、自分でまわしていかなければなりません。
初任者にも自分ができることをどんどん提案してもらって、即戦力として活躍してもらえるような環境をつくりたいと思ったのは、私の初任校がそういう学校だったからでしょう。
いずれにせよ、最初の職場でしみついた習慣や学校観、教育観、子ども観はなかなか頭から離れないようにです。
若い教師が疑問を抱くようなものとして私がイメージするのは、学校の組織、校務分掌、会議のあり方、行事などです。あまり個人のやり方の良し悪しとは関係が無いように思います。
逆にたった3年でこういった行事等に影響を及ぼせる教師がいるのなら、それはそれですごい実践力ですよね。ある意味尊敬します。
kurazohさんの職場では3年で異動するような職員がそんなにたくさんおられるのでしょうか?私の勤務地では3年というのは転勤できる最低所属期間なのですが。
もし、学校をかき乱すような教師が次々と3年で現れては消えていくような職場にお勤めというのなら、本当に大変ですね。教師に対して厳しいコメントをされる気持ちも何となくわかるように思いました。
第一印象で判断せず、とにかくやってみるという姿勢は若い世代には必要だと思います。
自分の理屈に変な自信を持っていて、他人のアドバイスを素直に受け入れない若い教師も何人か見ましたが、そういう人物はあまり成長していないなと感じることが多いです。
「自分は新米なのだ」「自分の知っている知識などほんのひとかけらに過ぎない」といった謙虚さがあるかないかの違いかも知れませんね。
しかしその一方で、「これはおかしい」「理屈はそうかも知れないが、何かしっくりこない」という直感は大事にしてほしいとも思います。ともすれば時代の変化・子どもの実情に対応できず、惰性で動いている部分も学校にはありますから。
先入観や偏見のない状態で「おかしい」と感じるものは大抵どこかおかしい、これが私の実感です。
3年経ったら、むしろ建設的な意味で若い世代は積極的に意見表明していくべきだとも思っています。
あるいは、疑問を出されても説明して納得させる能力が教師にない学校ということでしょうか。
そもそも「自分の考えを述べればよいという風潮」というのはいつどこから始まったことなのでしょうか。
私も最初、「3年間は黙って働け」と言われました。それで、私の場合は、その教育の意味が、良いところとしても悪いところとしても、さまざまな観点でわかったと思えたのは、なんと十数年経ってからでした。
俳句をしている友人が、吟行で作った句は、その時は良いと思っても、後で大したことがないと思うことがよくあると言ってました。
何だか似てますね。