Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

釣り銭は完璧に

2019-02-23 00:10:00 | コラム
レジが設置されている店舗などでは「それほど気にかけない」釣り銭も、宅配や集金の際はそうもいかない。

気にしないひとも居るだろうけれど、元新聞奨学生としては、釣り銭沢山用意していたとしても「釣り銭なし」のほうがありがたいに決まっている、、、と思うから。

宅配ピザとかは1件届けるごとに店舗に戻るが、宅急便や新聞の集金はそういうわけにもいかないしね、5件連続で万札出されたら、もうそれだけで釣り銭ピンチ! になる可能性だってある。
コンビニは両替NGでしょう、だから欲しくもない缶コーヒー買って釣り銭を作るとか、細かいこというと、これって自腹だもの、それが繰り返されるのは気の毒だよ。

カード決済やコンビニ決済により、代引きもだいぶ減ってきたとは思うけれど。


実際、細かい代引き料金を釣り銭なしで払うと、配達屋さんホッとしているもの。

「あぁ、とてもありがたいです」といってくれるひと、すごく多い。

だからみなさん、可能なかぎりそうしてあげてください。


・・・きょうの主題は語り切ってしまったので、「釣り銭」つながりで。

あまりタクシーに乗るタイプではないが、乗った際は必ず「釣りはいいです」というようにしている。

エーカッコシーなだけかもしれないし、映画『タクシードライバー』(76)に影響を受け過ぎかもしれない、
でも向こうも気分よし、こっちも大人になった(?)気分ということで、ウィンウィンでしょ?


※お代なんか、取らないさ…トラビスの微笑



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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(41)トニー・スコット』
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米オスカー予想 最終版

2019-02-22 00:10:00 | コラム
「司会なし」決定や、「技術賞などの4部門をCM中に発表する」との告知(=大批判を受け、すぐに撤回)などなど、問題山積みの本年度・米アカデミー賞。

いろいろいいたいことはあるものの、映画界最大の祭典である事実は揺るがないし、やっぱり期待しちゃっている映画小僧がここに居る。

開催が日本時間・月曜の午前中に迫ったので、きょうは受賞予想の最終版を展開。


例年どおり、
予想がおおきく外れた場合は、今年いっぱい「映画小僧を名乗ること」をひかえさせていただきます。

ダレトクな公約なんだ!? とかいわないように。 


(◎が自分の予想)

▽作品賞
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』◎…トップ画像
『ROMA ローマ』
『アリー スター誕生』
『バイス』

▽監督賞
アルフォンソ・キュアロン『ROMA ローマ』◎
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
アダム・マッケイ『バイス』
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
パベウ・パブリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』

▽主演男優賞
クリスチャン・ベール『バイス』
ブラッドリー・クーパー『アリー スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』◎
ビゴ・モーテンセン『グリーンブック』

▽主演女優賞
ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA ローマ』
グレン・クローズ『天才作家の妻 40年目の真実』◎
オリビア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
レディー・ガガ 『アリー スター誕生』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?』

▽助演男優賞
マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』
サム・エリオット『アリー スター誕生』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』◎
サム・ロックウェル『バイス』

▽助演女優賞
エイミー・アダムス『バイス』
マリーナ・デ・タビラ『ROMA ローマ』
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』◎
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』

▽脚本賞
デボラ・デイビス、トニー・マクナマラ『女王陛下のお気に入り』
ポール・シュレイダー『魂のゆくえ』
ニック・バレロンガ、ブライアン・カリー、ピーター・ファレリー『グリーンブック』◎
アルフォンソ・キュアロン『ROMA ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』

▽脚色賞
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン『バスターのバラード』
チャーリー・ワクテル、デビッド・ラビノウィッツ、ケビン・ウィルモット、スパイク・リー『ブラック・クランズマン』◎
ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティ『Can You Ever Forgive Me?』
バリー・ジェンキンス『ビール・ストリートの恋人たち』
エリック・ロス、ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ『アリー スター誕生』

▽視覚効果賞
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』
『プーと大人になった僕』
『ファースト・マン』
『レディ・プレイヤー1』◎
『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』

▽美術賞
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『ファースト・マン』◎
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ROMA ローマ』

▽撮影賞
ウカシュ・ジャル『COLD WAR あの歌、2つの心』
ロビー・ライアン『女王陛下のお気に入り』
ケイレブ・デシャネル『Never Look Away』
アルフォンソ・キュアロン『ROMA ローマ』◎
マシュー・リバティーク『アリー スター誕生』

▽衣装デザイン賞
『バスターのバラード』
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』◎
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
『メリー・ポピンズ リターンズ』

▽長編ドキュメンタリー賞
『Free Solo』
『Hale County This Morning, This Evening』
『Minding the Gap』
『父から息子へ 戦火の国より』
『RBG』◎

▽短編ドキュメンタリー賞
『Black Sheep』
『エンド・ゲーム 最期のあり方』
『Lifeboat』◎
『A Night at the Garden』
『Period. End of Sentence.』

▽編集賞
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』◎
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『バイス』

▽外国語映画賞
『カペナウム(原題)』(レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away』(ドイツ)
『ROMA ローマ』(メキシコ)◎
『万引き家族』(日本)

▽音響編集賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』◎
『ファースト・マン』
『クワイエット・プレイス』
『ROMA ローマ』

▽録音賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』◎
『ファースト・マン』
『ROMA ローマ』
『アリー スター誕生』

▽メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『ボーダー』
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』◎
『バイス』

▽作曲賞
ルドウィグ・ゴランソン『ブラックパンサー』
テレンス・ブランチャード『ブラック・クランズマン』
ニコラス・ブリテル『ビール・ストリートの恋人たち』
アレクサンドル・デスプラ『犬ヶ島』◎
マーク・シェイマン『メリー・ポピンズ リターンズ』

▽長編アニメーション賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ オンライン』
『スパイダーマン スパイダーバース』◎

▽短編アニメーション賞
『Animal Behaviour』
『Bao』
『Late Afternoon』◎
『One Small Step』
『Weekends』

▽主題歌賞
“All The Stars”『ブラックパンサー』
“I’ll Fight”『RBG』
“The Place Where Lost Things Go”『メリー・ポピンズ リターンズ』
“Shallow”『アリー スター誕生』◎
“When A Cowboy Trades His Spurs For Wings”『バスターのバラード』

▽短編実写映画賞
『Detainment』
『野獣』
『マルグリット』◎
『Mother』
『Skin』


※賞にはあんまり絡まないと思うが、スパイク・リーの復活はすごくうれしい



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『釣り銭は完璧に』
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握手、拍手

2019-02-21 00:10:00 | コラム
某日―。

A子さんに「B男さんって、すぐに握手してこない?」と聞かれ、

「…あぁたしかに」と返す。

「あれすごくイヤなんだよね、牧野さんは? イヤじゃない?」
「…イヤ、ではないかなぁ。もちろん、喜んで!! というのはないけどね」
「同性だからかな」
「逆にA子は、異性だから?」
「…うーん、同性でも握手はあんまり」


そういえば。
拍手は映画館や格闘技観戦などで、年に数回は「する」けれど、
握手のほうは、(B男さんのようなひとに会わなければ)積極的にすることはないので、年に「1度か2度」くらい、、、だったりする。

男の場合。

手を握る力が弱いと「そっち系」だと勘繰られ、逆に強過ぎると「(いいトシこいて)イキっている」と軽蔑される? というのがあるので、強度を調節しないといけない面倒くささがある。

そういうことも手伝って、積極的に握手をしないのかもしれない。


握手ではなく、「女子と」手をつなぐ・・・となれば、そりゃあ積極的になるけれど。

というか、すぐ「つなぎたがる」傾向にある。

好意があることを伝えるアクションとしては最適なんだもの。


女子と手をつないで、けっこういわれることは「あぁ、骨っぽい」。

「ごつい」でもなく「あったかい」でも「つめたい」でもなく、かなりの確率で「骨っぽい」。


評価のことばとしてはビミョーなので、素直には喜べないのだが、まぁ悪くいわれているわけではないよね?


※映画のなかで印象に残る拍手…『ロッキー4』(85) ゴルバチョフのそっくりさん!



※※映画のなかで印象に残る握手…『ブラック・レイン』(89)



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『米オスカー予想 最終版』
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にっぽん女優列伝(100)喜多嶋舞

2019-02-20 00:10:00 | コラム
72年8月11日生まれ・46歳。
神奈川出身。

きのうとは正反対に、同性からの支持が「ないに等しい」ひとにご登場願う・・・とまでいったら酷でしょうか、

しかも喜多嶋舞(きたじま・まい)さんは、いろいろゴタゴタがあって引退していますし。


ただ、個人的には好きだったのです。
男好きのする顔ですし、スタイルもよかった。

ので、『はなきんデータランド』(89~96・テレビ朝日)は映画の興行成績を知るためではなく彼女目的で「欠かさず」観ていましたし、

写真集も買いました。




本稿はあくまでも映画女優のキャリアを紹介するものなので、現在もつづくスキャンダルについては軽く触れるに留めます。

ただなんというか、息子さんはさすがに可哀想とは思いますが。。。


『GONIN2』…これだけのメンツをそろえ、石井隆が撮っているのに「うーむ…」な出来になってしまった。それでも舞さんのハダカは美しかったけれど。



<経歴>

母親は女優の内藤洋子、



父親は、音楽プロデューサーの喜多嶋修。

あの岩倉具視は、5代前の先祖にあたるのだとか。


まだ少なかった「帰国子女」を売りにして、86年に芸能界デビューを果たす。

女優というよりアイドルにちかいポジションでキャリアを築きたかったのか、
88年には父親のプロデュースにより歌手デビューするも、あまり話題にならなかったですね。

この年に元光GENJI・大沢樹生と出会い、交際がスタートしています。
結婚は96年のこと。
いわゆるデキ婚でしたが、のちのDNA鑑定で大沢の子でないことが判明。

これが、現在までつづくスキャンダルの大まかな内容です。


本題に戻りましょう。

映画女優のキャリアがスタートするのはしばらくあとのことで、93年でした。

声が特徴的ですから、キャスティングが難しいというのがあったと思います。
『ラビリンス/魔王の迷宮』(88)でジェニファー・コネリーの声を吹き替え、映画ファンの顰蹙を買ったこともありますから。

それでも『部屋とYシャツと私』で初出演して以降、
『釣りバカ日誌6』(93)、『望郷』(93)など、あまり印象に残らないながらキャリアを築き始めました。

独特なエロさを「周囲も本人も」気づいてから、出演作品にひとつのカラーが出始めます。

『大江戸浮世風呂譚 卍舞』(94)、『ゴト師株式会社』(94)、『さそう女』(95)、『難波金融伝ミナミの帝王スペシャル劇場版「ローンシャーク…追い込み」』(95)。

タイトルだけで分かりますよね?

よい判断だったと思います、そうして石井隆に注目され『GONIN2』(96)の主要キャラクターを演じることに。



前述したように失敗作だとは思いますが、舞さんの代表作を挙げるとするならば、これになるでしょう。

『八つ墓村』(96)、『おもちゃ』(99)、
『静かなるドン THE MOVIE』(2000)、『ホーム・スイートホーム』(2000)、『人が人を愛することのどうしようもなさ』(2007)、『ITバブルと寝た女たち』(2007)。

映画は、これ以降出演していません。

それでもちょくちょくと名前を聞くのはドラマ出演があったから、、、とかではなく、スキャンダル報道によるものです。

そして2015年11月、「公私のけじめ」として芸能界を引退。

去りかたが江角マキコ的であり、切ないというのが本音ですね。


次回のにっぽん女優列伝は、北乃きいさんから。

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『握手、拍手』
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にっぽん女優列伝(99)北川景子

2019-02-19 00:10:00 | コラム
86年8月22日生まれ・32歳。
神戸出身。

公式プロフィール


同性が選ぶ「なりたい顔」の上位に選出される北川景子(きたがわ・けいこ)さん、たしかに美人だとは思いますが好みでいうと「それほど…」なんですよね。

少しキツめだから、、、でしょうか。
(ちがうかも。だって菜々緒は大好きなので)

実写版『美少女戦士セーラームーン』(2003~2004・TBS)の5人を好きな順でいうと・・・



(1)小松彩夏…ヴィーナス
(2)沢井美優…ムーン
(3)浜千咲(現・泉里香!)…マーキュリー
(4)安座間美優…ジュピター

そして最後に、

(5)北川景子…マーズ

ですもの。


いや、キャリアに比して映画作品が多めだから、映画女優として期待はしているのですよ!!




<経歴>

夫はウィッシュ!なDAIGO。




高校生のころにスカウトされ芸能界へ。
すぐさま雑誌『Seventeen』で「ミス・セブンティーン」に選ばれモデルとして活動開始、その年に前述した『美少女戦士セーラームーン』の放送もスタートする。

映画女優デビュー作は、2006年の森田芳光監督作『間宮兄弟』。

すぐに「旬」が訪れ『水に棲む花』(2006)、『チェリーパイ』(2006)、『Dear Friends』(2007)、『そのときは彼によろしく』(2007)、『サウスバウンド』(2007)、『ヒートアイランド』(2007)、『ハンサム★スーツ』(2008)と映画の仕事が連発。

同時にテレビドラマの出演もこなしていましたが、映画への比重のほうが(当時は)強かったのですよね。
でも正直いうと「映像の代表作」を挙げるとすれば、やっぱり『家売るオンナ』シリーズ(2016~・日本テレビ)になりそうですが。。。


『真夏のオリオン』(2009)では二役に挑戦、
『花のあと』(2010)、『瞬 またたき』(2010)、出演陣に罪はない(と思う)『死刑台のエレベーター』(2010)、
『パラダイス・キス』(2011)、『映画 謎解きはディナーのあとで』(2013)、『ルームメイト』(2013)、『ジャッジ!』(2014)、『抱きしめたい ―真実の物語―』(2014)、『悪夢ちゃん The 夢ovie』(2014)、
『愛を積むひと』(2015)、『HERO』(2015)、森田芳光と映画への愛に包まれた『の・ようなもの のようなもの』(2016)、
『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(2017)、『君の膵臓をたべたい』(2017)、『探偵はBARにいる3』(2017)、

去年も(出来はともかく)『パンク侍、斬られて候』(2018)、『響 ―HIBIKI―』(2018)、『スマホを落としただけなのに』(2018)と3本の話題作に出演。

結婚前と変わらぬ精力的な活動は歓迎しますが、なかなか映画の代表作が生まれません。


同性からの支持が強いのに、もったいないですよね~。

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『にっぽん女優列伝(100)喜多嶋舞』
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