Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

喫煙同盟

2014-08-04 00:30:00 | コラム
車道で気持ちよく疾走しているとドライバーたちに「うざったがら」れ、歩道でそろそろ走っていると歩行者から邪魔者扱いされる。

口臭を気にしてガムなどを噛み、常に周りのひとたちの表情をうかがったりなんかして。
落ち着く場所は、小さな小さな喫煙スペース。

べつに被害者面するつもりはないが、チャリダーとして、スモーカーとして、いつの間にか肩身が狭くなっているなぁ、、、なんて思うことしばしば。

自分、ここまで周囲に気を配るヤツだったっけか。
まったく気を配らないヤツよりか「ぜんぜん」いいのだろうが、あっちこっちと、ちょっと落ち着きがない。


ところで日本の喫煙人口が2割を切ったそうである。
値上げや健康志向など理由はいくつかあるが、それほんとう? と思う。

2割の実感がない、ということ。

類は友を呼ぶじゃないけれど、スモーカーにはスモーカーが寄ってくる。
だから自分の周りには、いつも煙がある。
禁煙した友人知人も居るには居るが、新規参入だってゼロではない、結局、自分の周りだけで判断すると2割というのはリアルな数字ではないのだった。


学者さんによると、ホワイトカラーよりブルーカラーのほうが喫煙率が高いという。
もっといえば不思議なことに、収入が少ないひとのほうがスモーカーになり易い、、、と。

たしかにそう。
いくつかの工場でアルバイトをしてきたが、工員の7割が喫煙者だった。
そのため喫煙所は広め、しかしそれでも足りず、いっつも満員御礼だった。
小さな居酒屋で呑んでいるような感じなのである。

繰り返しになるが、そういう風な? 暮らしをつづけてきたので、2割の実感はゼロなのだ。

肩身が狭くなったぶん、身を寄せ合って生きているのかもしれない、、、なんてね。
自然と喫煙同盟を結んでいるのだと。


度々聞かれるのは「いくらになったら、やめる?」というもの。

やめること前提の内容にカチンとくることもあるが、まぁ、1500円までは頑張るかね。

じゃあ、お前が好きな「ビール」と「煙草」と「コーヒー」と「鶏の唐揚げ」で不等式を作れ。 だと?

ようし。

鶏の唐揚げ>煙草>ビール>コーヒー

・・・かなぁ。

そうなんだ、少なくともビールより上位に位置するのでR。
ここに食物・嗜好品ではない「女子のふくらはぎ」が入れば、そりゃあ途端に「ぶっちぎりの」首位に立つわけだが。


ここで吸うことの是非とかは語らない。
ただ癌とかになったら、そりゃあ考えかたも変わるだろう。
だろうが、現時点では「いいものが書ける気がする」という意味で、喫煙は「まじない」みたいなものになってしまっているので、一食を抜いてでも火をつける必要があると思っているのだった。

いま?

うん、もちろん左手には煙草。
テーブルの上には、鶏の唐揚げとビール。

最高の幸福を味わっている真っ最中なのであった。





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明日のコラムは・・・

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コメント (1)
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