Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

いつかギラギラする日

2014-08-07 00:30:00 | コラム
生まれ故郷の館林が今夏の最高気温を出したということで、複数の友人から祝福の? メールが届いた。

39.5度。

なかなかの記録である。

館林で暮らしていたころ、まぁ比較対象がなかったから、、、というのもあるが、そこまで暑かったという印象はない。
夏というのは、こんなもんでしょ? みたいな。

じつはいまでもそうで、東京のほうが「なんとなく」暑い気がしている。

館林は、カラッとした「自然な」暑さ。
東京の暑さはカラッとしておらず、自然ではない人工的なものを感じるのだった。

ともあれ。
そんなところで育ったものだから、暑さに強いと思われがちである。

まぁ弱くはないが、強くもない。
ビールばっかり呑み、氷ばっかり齧って、早く夏が終わらないかなぁ、、、などと思っている。

いや、ここまでの酷暑でなければ、いくらでもつづいてもらって構わないのだが。


そんなわけで今宵は、映画のなかで描かれた「暑さ」を10パターン選出してみた。

不快指数100の暑さもあれば、さっぱり爽快な暑さもある。
もちろん後者のほうが過ごし易いけれど、ほとんどのドラマは「前者ゆえに」生まれるのであった。


(1)『野良犬』(49…トップ画像)

暑~~い夏の日に、若い刑事はピストルを盗まれた。

(2)『ドゥ・ザ・ライト・シング』(89)

暑さと怒りが交差して、クライマックスの悲劇は起こった。

※予告とあるが、予告じゃないよね




(3)『評決のとき』(96)

米国南部は暑いと聞くが、それでも登場人物たちは汗をかき過ぎなんじゃないのか・・・と、ちょっとだけ思った。

(4)『砂の器』(74)

捜査を邪魔するかのような暑さ。
なぜ刑事さんって、スーツ着用が基本なのかね。

(5)『恐怖の報酬』(53)

暑さが貧しさと直結している描写が素晴らしい。

(6)『羅生門』(50)

黒澤映画には、寒さはあまり似合わない。

(7)『青いパパイヤの香り』(93)

ベトナムは湿気が多そうだが、この映画の暑さは「さっぱり」している(ように見える)。

(8)『フォーリング・ダウン』(93)

暑さの所為で、イライラは増幅する。

(9)『あの夏、いちばん静かな海。』(91)

黒澤と同様、北野武も夏が似合う。

(10)『アラビアのロレンス』(62)

そりゃ砂漠だもの、暑いでしょう。
ただロレンスのキャラクターが「のほほん」としているからか、灼熱という感じはない。


※ときどき、カラオケで歌います




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明日のコラムは・・・

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コメント (1)
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