名言名句(222)
「一つ心なれば必ず一事を成ず」『日蓮 上人』
心を一つに合わせれば、間違いなく一つのことを成し遂げる
ことが出来る、というのです。何事につけ、心が一つになら
ないことには、物事を成就出来ないことを言っています。
日蓮上人の文永11年の書簡に、「一人の心なれども二つの
心あれば、其心互いて成ずることなし。百人仙人なれども、
一つの心なれば必ず一事を成す」とあります。
たとえ一人の心であっても、相反する二つの心であれば、事を
成就できない。百人千人の大多数の人であっても、心が一つで
あれば、必ず一つの事をやり遂げることが出来る、ということ
で、人間は十人十色、顔かたちが違う様に、心がそれぞれ違っ
ているけれども、心を一つに合わせると、成就できそうにもな
いことでも成就出来るというのです。
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4月から咲く花「月桂樹 (げっけいじゅ)」
開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・別名
「ローリエ」「ローレル」。
・南ヨーロッパ原産。
・枝に沿って
黄色い花をびっしりつける。
・カレーやシチュー等に使われる
ハーブの一種。
乾燥させた葉を香料として使う。
・葉っぱは、
譲葉(ゆずりは)に似ている。
・古代ギリシャでは、
太陽神アポロンの木
とされていた。
・イギリスでは16世紀頃から、
優れた詩人に対して、
月桂樹にちなんだ
特別な称号が与えられた。
・月に見える
「もちつきをしているウサギ」
は、中国では
「大きな桂(けい = 銀木犀)
の樹を切る男の姿」
に見える。
そこから、この木が
日本に渡来した際に、
「月」の「桂」の樹から
「月・桂・樹」の名が
つけられた。
・筆者の実家の月桂樹には
いつもアゲハ蝶の
幼虫(芋虫)がいた。
葉っぱが
おいしいのかもしれない。
(季節の花300より)