名言名句(221)
「少年老い易く学成り難し」『朱 熹』
若いわかいと思っているうちに、気が付くと、あっという間に
年を取って老境に入ってしまうのが人生で、だから、若い時か
ら時間を大切にして勉強に励むべきである、学問は一挙に進ま
ないものだから、という意味です。これは、わが江戸時代の儒
学に大きな影響を与えた朱子学の開祖である南宋の朱熹の
「偶成」という詩の中の言葉です。偶成とは、偶然に出来ると
いう意味ですが、詩の内容は、示唆に富んでいます。
「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ
醒めず池塘春草の夢 階前の梧葉既に秋声」
うつらうつらと池の堤の春草の上で夢を見ているうちに、階段
の前のあおぎりもはや秋色を帯びてしまったという後半の二句
は、時の経つ速さを比喩的に表現しています。
============================
4月から咲く花「枸橘 (からたち)」
開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・「唐橘(からたちばな)」の略。
中国や朝鮮から渡来した橘の意。
ただし、
「百両」で知られる唐橘とは
全く別のものです。
・生け垣に使われることがある。
・枝に大きいトゲがある。
さわると痛いよ。
(気をつけましょう)
・島倉千代子の歌
「からたち日記」。
・別名
「枳殻(きこく)」
・英名は
「オレンジ・ジャスミン」
・「からたちの
棘原(うばら)刈り除(そ)け
倉立てむ
屎(くそ)遠くまれ
櫛(くし)造る刀自(とじ)」
万葉集
忌部首(いみべのおびと)
「からたちの
垣にも春は 待たれけり」
今泉恒丸
(こいずみつねまる)
「やはらかに
若芽のびたる からたち垣
白き小花の
かつ咲けり見ゆ」
古泉千樫(こいずみちかし)
(季節の花300より)
「少年老い易く学成り難し」『朱 熹』
若いわかいと思っているうちに、気が付くと、あっという間に
年を取って老境に入ってしまうのが人生で、だから、若い時か
ら時間を大切にして勉強に励むべきである、学問は一挙に進ま
ないものだから、という意味です。これは、わが江戸時代の儒
学に大きな影響を与えた朱子学の開祖である南宋の朱熹の
「偶成」という詩の中の言葉です。偶成とは、偶然に出来ると
いう意味ですが、詩の内容は、示唆に富んでいます。
「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ
醒めず池塘春草の夢 階前の梧葉既に秋声」
うつらうつらと池の堤の春草の上で夢を見ているうちに、階段
の前のあおぎりもはや秋色を帯びてしまったという後半の二句
は、時の経つ速さを比喩的に表現しています。
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4月から咲く花「枸橘 (からたち)」
開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・「唐橘(からたちばな)」の略。
中国や朝鮮から渡来した橘の意。
ただし、
「百両」で知られる唐橘とは
全く別のものです。
・生け垣に使われることがある。
・枝に大きいトゲがある。
さわると痛いよ。
(気をつけましょう)
・島倉千代子の歌
「からたち日記」。
・別名
「枳殻(きこく)」
・英名は
「オレンジ・ジャスミン」
・「からたちの
棘原(うばら)刈り除(そ)け
倉立てむ
屎(くそ)遠くまれ
櫛(くし)造る刀自(とじ)」
万葉集
忌部首(いみべのおびと)
「からたちの
垣にも春は 待たれけり」
今泉恒丸
(こいずみつねまる)
「やはらかに
若芽のびたる からたち垣
白き小花の
かつ咲けり見ゆ」
古泉千樫(こいずみちかし)
(季節の花300より)