名言名句(214)
「花は地に落ちても土となる」『光 秋』
この世を去ったあと、私は、この世に生きた証左として、
いったい何を残しているのだろう。と時折考えることが
あります。物書きとしての立場ということで考えると、
万人を感動させる作品を残すことが出来たかどうか、その
ようなことまで思うことでしょう。いわゆる傑作を残す
ことが出来たと信じることは、大方、自己満足にしか過ぎ
ません。厖大な作品を書き残しても、いまわの際には、
そのすべてを虚しく思うことでしょう。しかし、たとえ
自己満足であっても、人の心を潤す作品の一つか二つ残す
ことが出来たと信じることは、人がどのように思おうとも、
この世の一隅でなんらかの形で役立ったということになる
でしょう。それはそれなりに、意義のある事だと考えます。
=============================
4月から咲く花「母子草(ははこぐさ)」
開花時期は、 4/ 1 ~ 5/末頃。
(3月以前に咲きだすものも
ときどき見かける)
・春の七草のひとつ。
(春の七草では
「御形(ごぎょう、または、
おぎょう)」と呼ぶ。)
・柔らかいうす緑色の葉の先に、
黄色の花が
つぶつぶになってかたまって咲く。
・名前は「母」と「子」の
人形(ひとがた)に由来する、
との説がある。
・昔は草餅の材料だったが、
明治の頃から次第に
「蓬(よもぎ)」が
材料にされるようになった。
・別名
「ほうこぐさ」
茎も葉も白い細かな毛に
おおわれているために
「ほうけた」ように
見えるところから。
・「老いて尚
なつかしき名の 母子草」
高浜虚子
(季節の花300より)
「花は地に落ちても土となる」『光 秋』
この世を去ったあと、私は、この世に生きた証左として、
いったい何を残しているのだろう。と時折考えることが
あります。物書きとしての立場ということで考えると、
万人を感動させる作品を残すことが出来たかどうか、その
ようなことまで思うことでしょう。いわゆる傑作を残す
ことが出来たと信じることは、大方、自己満足にしか過ぎ
ません。厖大な作品を書き残しても、いまわの際には、
そのすべてを虚しく思うことでしょう。しかし、たとえ
自己満足であっても、人の心を潤す作品の一つか二つ残す
ことが出来たと信じることは、人がどのように思おうとも、
この世の一隅でなんらかの形で役立ったということになる
でしょう。それはそれなりに、意義のある事だと考えます。
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4月から咲く花「母子草(ははこぐさ)」
開花時期は、 4/ 1 ~ 5/末頃。
(3月以前に咲きだすものも
ときどき見かける)
・春の七草のひとつ。
(春の七草では
「御形(ごぎょう、または、
おぎょう)」と呼ぶ。)
・柔らかいうす緑色の葉の先に、
黄色の花が
つぶつぶになってかたまって咲く。
・名前は「母」と「子」の
人形(ひとがた)に由来する、
との説がある。
・昔は草餅の材料だったが、
明治の頃から次第に
「蓬(よもぎ)」が
材料にされるようになった。
・別名
「ほうこぐさ」
茎も葉も白い細かな毛に
おおわれているために
「ほうけた」ように
見えるところから。
・「老いて尚
なつかしき名の 母子草」
高浜虚子
(季節の花300より)