季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「母子草(ははこぐさ)」

2018-04-19 04:36:53 | 暮らし
名言名句(214)

「花は地に落ちても土となる」『光 秋』

この世を去ったあと、私は、この世に生きた証左として、

いったい何を残しているのだろう。と時折考えることが

あります。物書きとしての立場ということで考えると、

万人を感動させる作品を残すことが出来たかどうか、その

ようなことまで思うことでしょう。いわゆる傑作を残す

ことが出来たと信じることは、大方、自己満足にしか過ぎ

ません。厖大な作品を書き残しても、いまわの際には、

そのすべてを虚しく思うことでしょう。しかし、たとえ

自己満足であっても、人の心を潤す作品の一つか二つ残す

ことが出来たと信じることは、人がどのように思おうとも、

この世の一隅でなんらかの形で役立ったということになる

でしょう。それはそれなりに、意義のある事だと考えます。

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4月から咲く花「母子草(ははこぐさ)」

開花時期は、 4/ 1 ~ 5/末頃。
 (3月以前に咲きだすものも
  ときどき見かける)
・春の七草のひとつ。
 (春の七草では
  「御形(ごぎょう、または、
   おぎょう)」と呼ぶ。)

・柔らかいうす緑色の葉の先に、
 黄色の花が
 つぶつぶになってかたまって咲く。

・名前は「母」と「子」の
 人形(ひとがた)に由来する、
 との説がある。

・昔は草餅の材料だったが、
 明治の頃から次第に 
 「蓬(よもぎ)」が
 材料にされるようになった。

・別名
 「ほうこぐさ」
   茎も葉も白い細かな毛に
   おおわれているために
   「ほうけた」ように
   見えるところから。


・「老いて尚
  なつかしき名の 母子草」
   高浜虚子

(季節の花300より)



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