masumiノート

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意味なし品確法

2012年10月18日 | ガソリンスタンド

揮発油等の品質の確保等に関する法律

平成8年に定められた?
へーっ、最近のことなんだね、知らなかった。

・・・ん?
平成8年。
私がここで働くようになったのはその後だ。
じゃあそれまではどうしていたんだろう?

そうか!
灯油なんかは昔から系列マークを掲げながら業転取ってる販売店もあったみたいだけど(爆)
平成8年くらいからセルフやPBが出てきて、業界の仕切りがグチャグチャになって、系列マーク掲げながらガソリンまで業転取るケースが増えたからかな(毒)

だとしてもあんまり意味(抑止力)が無かったってことだね(藁)


・・・などと思って、こうちゃんに訊いてみたら
「品確法はもっと前からあったで~」「平成8年?なんでやろ?10日に1回って法改定があったとかとちゃうか~?」とのいい加減なお返事(汗)

因みに品確法が制定されたのは昭和51年でしたが、平成8年がどうしても気になる方は自分で調べてね(^^;


前置きが長くなりましたが(汗)
久々に燃料油脂新聞さんの記事を紹介させていただきます。
(燃料油脂新聞さん、いつもありがとうございますm(_ _)m)

 

10日に1回 分析委託が日常風景に

「10日に1回のガソリンスタンドさんが増えているんじゃないか」(宅配業者)

平成8年に定められた「揮発油等の品質の確保等に関する法律」、いわゆる品確法では給油所は10日に1回の割合、年36回に渡って揮発油の分析が義務付けられている。元売サインポールを掲げているSS業者は、流通経路が明確という理由で元売から品質保証を受けることができるため、年に1回に軽減されるものの、PBSS業者は10日に1回の割合で石油協会に分析委託することになっている。


業転玉の浸透如実 品確法の意味問う声も

石油協会から依頼された業者が、分析委託用のガソリンを各SSからそれぞれ回収する。
さらに最近では元売サインポールを掲げながらも10日に1回の分析委託に移行するSS業者が急増している。
10日に1回の分析委託が当たり前、日常風景になりつつあるようだ。

元売サインポールを掲げながらも、数年前から石油協会に分析委託している3者販売店店主は
「引取数量の半分以上を業転でまかなっていたので、元売の品質保証を受けることができなくなった。

ただし業転はうちの2者特約店経由で取っているため、元売サインポールを掲げることができている
うちの2者特約店は大手燃料商社なので、そのあたりも有利に働いているのかもしれない。

分析委託になった当時は正直言って恥ずかしい気持ちもあった。
元売が品質保証をしてくれないからだ。

しかしいまでは普通、当たり前のことになってきている。
年間約9万の分析委託料が18万円超になっても、1ヶ月の仕入れの工夫だけで元は取れる」、と説明する。
(※年間18万の分析委託料も安値の業転を取れば1ヶ月で元は取れる、と) 

一方、PBSS業者の中には義務付けられている品質分析に対して、不公平感を訴える声も少なくない。
(※やっと出てきた(笑))
PB業者は
「年1回の分析料は値上げがなく、9千円のままだ。
一方で分析委託料は9万円が2倍の18万円に値上げされた。
同時に、品確法そのものが役割を終えているのではないだろうか。
元売サインポールSS業者も業転玉を大胆に仕入れた昨年の東日本大震災をきっかけに、品確法は崩壊したと思っている。

業転玉を仕入れながらも元売から品質保証を受け、元売サインポールを掲げているSS業者も目立つ。
今の業転玉は、流通経路も出荷元も明確になっている。
果たして今後も品質分析の意味があるのだるか」、と疑問を呈している。

**********

「私たちは18万も払って10日に1回の分析を行っている。なのに同じように業転を仕入れながらも系列だというだけで軽減措置を受けて年に1回しか分析しないで済むなんてオカシイじゃないか!!」


PB業者の方から、もっともっと強く不公平感を訴える声が出るのが普通だと思うんだけど、

「いつか来た道」だから強く言えないんでしょう。


同じように系列100%仕入れの業者も、

「業転玉を混ぜながら、恩恵だけはちゃっかり受けるなんてズルイぞ!」とか
「アナタたちのような者がいるせいで、こちらにまでとばっちりが来るじゃないの!」と、もっと浮気組を責めても良さそうなものなんだけど・・・

「いつか行く道カモ・・」と思うから?
それとも、諦め?
優しさ?


(ため息)