masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

よっしゃあ~♪

2012年07月03日 | 自然や動植物


この中のメダカをもう一つの水槽に移し変えて2週間・・・


赤ちゃんメダカだよ♪わかる?向って左(^^)


カマキリの赤ちゃん


ゴマダラカミキリ


ツバメ~


巣作りちゅ~ぅ


作ってるの、おわん形の巣・・・だよね?

よっしゃあ~♪

7月4日追加

2010年に植えたフェイジョア
初めてお花が咲きました♪





インセンティブ

2012年07月03日 | ガソリンスタンド

>公取も石商もどうにもできないと思います。

やっぱりヒントをくれた困ったチャンさんに感謝!



困ったチャンさんがコメントをくれた日の業界紙の記事、「仕入れ下回る販社の安値攻勢」(※下に画像あり)の中の一行です。

「販社の販売価格はうちの仕入れ以下だ。何故、(そんな安い価格で)営業出来るのか」

困ったチャンさんはコメントに、このように書いてくれていました。

>《巨大特約店が安いのはSSインセンティブ、数量インセンティブなどルールに基づいて値引きされています。
>もっともっとルールを研究して高い高いと合唱するのではなく、ルールに基づいて安くなる事を特約店に教えるぐらいになられた方が良いと思います。》

*****


6月29日ぜんせき「論説」(商社ヒアリングのポイント2)より抜粋

下流部に売れ行きが極度に悪いガソリン小売市場があり、
上流部に経済原則で 説明不可能な卸の値決めが発生している。
元売に次いで、海外と国内をつなぐ実力があり、先物市場も活用でき、
大きな価格差を武器に、異なる2つの市場の偏差を狙って商機を見出す。

一般特約店には遠い世界であっても、
総合を冠する親会社を含め、商社にはそうした機能が完備されているものと 我々には映る。
その機能を俊敏に動かして、得るべき収益を極大化させる。

なぜこんな価格が形成されてしまったのか。
このいびつな価格をどのように活用できたのか、
この場面で活躍したのはだれなのか。

石油先物市場を含め、各種の市場間に働くべき裁定が、機能不全に陥った背景にこそ、日本国の石油サプライチェーンの問題がある。

「石油の物流に対する元売支配の度が過ぎて、こうしたいびつな値差が生じても裁定が機能しないガラパゴス市場ができてしまっている」。

そこの解明に焦点を当てた商社ヒアリングを行い、行政の分析を加えたうえで、それを我々にも共有させてほしい。

*****

 

え・・・っと。
業界以外の皆さんにも分かりやすく書くと・・・

元売で精製されたガソリンは元売社員でさえ「説明ができない」値決めをされ、系列販売店向けへは「高値」で卸されています。

しかし、現在末端市場ではガソリンの売れ行きが非常に悪く、供給過多に陥り、バナナの叩き売りみたいなことになっています。
更に大手商社は海外(韓国など)の安い輸入玉を仕入れることが出来ますので、超安値で販売することが可能です。=PBSSの超安値

そのPBSSの超安値には、“普通なら”高値で卸されている系列販売店は追随することは出来ません。
しかし、“ルールに基づいたインセンティブ”により(?)値引きしてもらった販社(元売子会社)や量販店は、PBSSの超安値に対抗できます。


消費者には安値が好まれますので、ルールに基づいた条件に合致せずインセンティブによる値引きをしてもらえず、高値を押し付けられたままの(※)系列の中小特約店や地場販売店は、「すわ!このままでは会社(店)が潰れてしまう!!」と、業転玉を仕入れて価格競争に参加するか、或いは安く仕入れても安値追随せず利を取るか、となります。

※サブテンさんのコメントで「JXに対して価格交渉はありえない」とあったように、元売が大きくなりすぎたのです。
その結果“優越的地位”にある元売に対して、我々のような3者店はもちろんのこと、一般の中小特約店でさえも「“交渉”など不可能」な状況となっているようです。
当店の特約店(大手商社系)でさえ、そのような言い訳(?)をします。


そして、“ルールに基づいたインセンティブ”ですが・・・

インセンティブって平たく言えば、「これだけしたら、これだけのご褒美」ってヤツでしょ?

「今月500キロ売ったら○円値引きしてやる」 
或いは、「来月500キロ売る(買う)から○円値引きしてくれ」
「今回、10キロ買ってくれたら○円値引きする」とか・・・

1基が10キロ20キロの大きなタンクがある販売店なら“まとめ買い”が可能でも、
4キロ6キロの小さなタンクしかない販売店では最初から無理です。

何十店舗も抱えている大きな特約店なら有利でも、
十数店舗しかない一般の特約店は不利です。

「これだけしたら」の“これ”が最初から適わない。

最初から土俵が違ってしまうのです。

そんな「系列が系列から仕入れていたら潰れてしまう」というワケの分からない混沌とした状態が、今の業界の姿です。

系列100%仕入れの販売店は、終戦直後に食管法を遵守して闇物資を一切口にせず餓死した山口裁判官に例えられてしまうような現状です。


だけど、これ、
消費者が知ったら驚くでしょうね!?



少し話は逸れますが、
広域業者でアルバイトしていたA君から聞いたハナシです。
プロパンガスやお米の販売も扱っているその会社ではアルバイトにもノルマが課せられるそうで・・・
バイト仲間のB君の家は農家なのですが、B君もお米を買わされた。
だけどB君、「こんなん持って帰ったら親に怒られる」と、ガソリンスタンドの裏にある田んぼへそのお米を撒いたそうな・・・
「それなら俺にくれたら良かったのに」とA君のハナシは落ちました。


話しを戻します。 
もう今の世の中、経済成長は終わったのです。
節電、節約、エコの時代なのです。
インセンティブとかノルマで無理やり売上を上げようとするのは時代遅れです。
前年対比なんて考えも、もうナンセンスです。


そうです。

それでもまだ“ルールに基づいたインセンティブ”が許されるとしたら、単なる消耗品や嗜好品だけだと思います。

資源エネルギーである石化燃料は、そういった種類の商品とは一線を画すべきではないでしょうか。

代金の半分近くが税金で公共性の高いエネルギー燃料は、
全国どこでも同一価格(※)で購入できる方が、
又、ガソリンスタンド過疎地域など無い方が、
国民(消費者)には利益となるのではないでしょうか?

(※フルとセルフ、系列やPB等によって数円の差はあったとしても、20円もの価格差は異常です)


311で学んだコトとは、こういうコトではないのでしょうか?





6月30日 燃料油脂新聞