masumiノート

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masumiさんが辞める理由

2012年05月26日 | ひとり言

用事のある時や体調が悪い時に休めるのなら、朝から晩まで毎日働く事はそれほど苦にならないと思う。

私がこのブログで愚痴る、態度の悪いお客さんのことだって、もちろん頭に来るし嫌な事だけど、それは愚痴れば済む程度のことだし、どんな職場でも嫌なことはある。
それに値段に関しての文句は、誤解されてるだけでお客さんは全然悪くない。



 
何が一番自分を凹ませ、気分を腐らせるか・・・



誰だって親切で優しい人間でありたいでしょう?
そして、他人から悪く思われるよりは良く思われたい。
そんなふうに思うのは私だけじゃないと思います。

このガソリンスタンドという商売は、昔はそのように親切な人で居られました。
良い格好が出来ました。
(※地域というか商圏(市況)によって、同じような系列の三者店でも温度差がありますので、今でもそのように出来ているところもあると思いますが)



昔は学生アルバイトを含めて4-5人の男の子が働いてくれていたから、ガス欠やバッテリー上がり、脱輪などの電話があればすぐに駆け付けて助けてあげることが出来た。
店の常連客はもちろんのこと、全く見ず知らずの方でも無料で。
(ガソリン代は別ですよ)

お客さんから「車のシートカバーを買ったけど付け方が分からない」と言われれば代わりに付けてあげたし、石油ストーブの調子が悪いと言われれば、分解掃除して修理もしてあげました。こちらも代金は頂かずに。
(したのは私ではないですが^^;)

他にも、店の前で転んだ酔っ払いの介抱や、徘徊老人や迷子の世話。
(これは私の役目^^)
散歩中に気分が悪くなって動けなくなった老人を家まで送り届けたり・・
兎に角(余裕があったから)商売気抜きで何なりと働けました。

「ありがとう、助かりました」 
「どう致しまして、お安い御用です」

こんな会話だけで満足でした。

(かっちんさんのコメント↓)
>結局、商売って人と人との心と心の繋がりだと思う。
>それを体現出来る、このガソリンスタンドって商売は本当は、最高に素敵な仕事ですよね。

本当に、出来ればずっとそうありたかったです。


だけど現状は、親切にしたくても出来なくなってしまったのです。
人員が居ないと、お客さんとゆっくり会話することも儘ならない。

何故かお客さんってかたまることが多いから、「いらっしゃいませー」と「ちょっと待ってくださいねー」がセットになっているコトが多々ある。
しかも気が付くと鬼の形相なんですよね・・・(==;

ガソリンは携行缶でないと給油出来ない事とか、Tポイントの後付けは出来ないことも落ち着いて穏やかに説明したいのに、バタバタしてる中ではついつい口調もきつくなってしまいます。

セールスの電話が掛かってきても、明らかに新人さんで初々しく緊張しながら掛けてきてるのが分かるのに、優しく応対出来ない。

給油して清算のとき、お客さんの方からせっかく話し掛けてくれてるのに、次の車が待っていると返事もソコソコにその場を離れなきゃいけない。(まるで追い立てるようにしてしまう)


「ちょっと待ってて下さい!」「無理です!」「忙しいんで!」
「お待たせしてすみません」

こんなセリフばっかり口にしてると、だんだん嫌になってくる。


忙しくて、気が張って、不安で、
イライラしている私。


「こんな自分が嫌だ」

これが一番自分を腐らせるのです。

*****

精神的には殆ど回復して店頭に出られるようになったけど、まだ時々接客が億劫なときがあります。

masumiさんは、1回ちゃんと休憩した方が良い。