報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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帰宅の旅路

2012-09-20 21:53:14 | リアル旅行記
 今日は仕事での疲労と久しぶりに新幹線に乗ってみたく、職場を出ると真っ直ぐに東京駅東北新幹線ホームに向かった。当然ながら、京浜東北線経由の定期は使えない。久しぶりにキップを買う。東京から大宮まで1580円。無論、自由席である。“新幹線特定特急券”と書かれたその特急券には、『自由席車にお乗りください』とある。だから何と思われるだろうが、実は東京~大宮間は正規の特急料金ではないということだ。わざと割高に設定されていると聞いたことがある。なるべく在来線の客を呼び込んで、無用な混雑を避けるためだろう。その代わりかどうかは不明だが、上野から50㎞までの在来線特急自由席料金は500円と格安に設定されている。

 20:15 東京駅22番線へ。既に当駅始発の20時28分発、東北新幹線“なすの”271号、那須塩原行きは入線している。折り返しではなく、当駅始発なので車内整備は無く、すぐに乗車できるようだ。使用車両はE2系1000番台10両+E3系2000番台(山形新幹線車両)の17両編成。私は最後尾の1号車へ向かう。乗り得なのは前部のE3系と思われるが、あえて最後尾に行ったのは、そこが空いているからである。新幹線フルスペック規格の車両を広く使うのを狙ったまでだ。はやる気持ちを抑え、遅い夕食の為に駅弁を購入する。この時間ともなれば、売れ残りと思われるものしか置いていないが、それでも割引で売られることはない。私が購入したのは、“黒毛和牛ハンバーグ弁当”(980円)。ごま塩が振ってある御飯の横に、デミグラスソースの掛かったハンバーグが添えられている。味の方は……どうも食感がレトルト感が否めない。こういうものだったか?デミグラスソースも、何だか水っぽい。こういうものだったか?うーん……まあ、いいか(by股尾前科)。
 列車は定刻に発車。私のiPodによるBGMは、ZUN氏作曲アルバム“伊弉諾物質”。ワイルドだろぉ~?……すいません、ワイルドではなくマニアックでした。どんな曲か詳しくはwebで確認、ヨロヨロ。

 それにしてもまあ、久しぶりに夜の新幹線に乗って街中を駆け抜けると、夜景がきれいに見える。途中で埼京線電車と並走して追い抜いて行くが、双方の乗客は無関心である。あまり人にお勧めできない弁当でも、空腹は最大の調味料という。バイオハザードシリーズのゾンビの如く、夢中で掻き込む。私の場合、根性と精神の腐敗度はゾンビに引けは取らないが、肉体は今のところ腐敗していない。あと、箸で食べる知性も一応残っていたので念のため。バイオハザードシリーズのゾンビは物を使うという知性すら失われているので、例えば警察官ゾンビは生前携帯していた拳銃や警棒を使うこともせず、素手で主人公達に襲ってくるくらいだ。それと比べれば、ね。

 20:53 列車は大宮駅に定時に到着。ホーム後ろの方は曲がっているため、乗降の際は足元に注意が必要。当然ながらここでも乗車があるが、下車客もそれなりに多かった。近距離でも、新幹線に乗りたがる人達は多いようだ。全く、JRの思うツボだぜ、みんな!……お世話になっておりますorz

 趣味でたま乗るにはいいかもしれないが、東京~大宮間では慌しくてゆっくり乗れないな。ましてや折り返し運転だと、乗り込んでから発車するまで数分しか無いこともある。そこへもし東京~大宮間の徐行制限が無かったら、弁当すら食うヒマは無かっただろう。通勤だけで乗るならまだしも、旅心で乗るにはお勧めできないと私は思う。
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