中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

中小企業における人材確保対策

2019年04月01日 05時01分22秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」108ページ「図 124-1 環境変化及び、ものづくり現場が目指す方向性」を読みましたが、今日は109ページ「図 124-3 人材確保対策に向けた最重要取組(現状と今後比較)中小企業」を見ます。

下図から人材確保対策に向けた最重要取組を見ると、ロボットや IoT・AI などの利活用に加え、企業規模問わず、「人事評価、昇進・異動などの人事制度の抜本的見直し」「賃金引上げや福利厚生の充実化など待遇の強化」「テクノロジーを活用した人材マネジメント」などの増加が顕著であり、人材活用の制度的な面の改善を今後重視したい企業の姿勢がみてと
れます(図 124-2・3)。

その他、「国籍にこだわらない人材活用」の項目を規模別にみてみると、中小企業においては現在より今後の取組の比率が高い傾向にあり、多様な人材活用も人材確保の取組として検討していることがうかがえます。

ここまでを踏まえ白書は、今日、旧来の製造業の産業構造が、異業種の広域なプレーヤーの新規参入などによって大きく変化している中、既存の枠を超えた知識の獲得や融合が必要であり、そのすべてを自前で完結する「自前主義」は限界を迎えつつある。このような大きな変化に対し、外部人材を含めたリソースをうまく活用することが重要であり、働く人のニーズに応じて、「多様で柔軟な働き方」を選択肢として選べるようにすることが求められている。従来の「日本型雇用システム」から、より柔軟性が高く、多種多様な人の能力を最大限発揮できる職場環境の整備や雇用システムへの移行が期待される、とあります。

我々の時代とは全く発想や考え方が異なるという認識を持たないと、新たな人材を確保することはできないということですね!

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