おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2012年版中小企業白書「国別の生産拠点が直面している事業環境面の課題・リスク」をみましたが、今日は106ページの「中小企業のアジアにおける製造業現地法人の財務状況」をみていきます。
この図は、経済産業省「海外事業活動基本調査」により、中小企業のアジアにおける製造業現地法人の財務状況を各国・地域で比較したもので、青色の部分は各項目における各国・地域間の最大値です。
これをみると、以下のことが読み取れます。
・現地法人数は中国が最も多い。
・売上高経常利益率は韓国が最も高い。
・現地販売比率、現地仕入比率は韓国が最も高い。
・日本向け輸出比率が最も高いのはベトナムであり、日本からの輸入比率が最も高いのはフィリピンである。
・日本が利益を回収できる国は、タイ、インドネシア、シンガポールが大きく、中でもタイは額が大きい。
・中国、ベトナム、韓国では利益を回収できない。
またこの表の最下欄に”第3四分位値”という小さい方から75%目に位置する上位の企業だけの数値があります。
これをみると比較的上位の企業では、いずれの国・地域でも国内への利益還流が行われていることが分かります。
つまり、稼いでいる企業はいかなる状況にあってもしっかりと稼いでいる姿が読み取れる訳ですね。
昨日は2012年版中小企業白書「国別の生産拠点が直面している事業環境面の課題・リスク」をみましたが、今日は106ページの「中小企業のアジアにおける製造業現地法人の財務状況」をみていきます。
この図は、経済産業省「海外事業活動基本調査」により、中小企業のアジアにおける製造業現地法人の財務状況を各国・地域で比較したもので、青色の部分は各項目における各国・地域間の最大値です。
これをみると、以下のことが読み取れます。
・現地法人数は中国が最も多い。
・売上高経常利益率は韓国が最も高い。
・現地販売比率、現地仕入比率は韓国が最も高い。
・日本向け輸出比率が最も高いのはベトナムであり、日本からの輸入比率が最も高いのはフィリピンである。
・日本が利益を回収できる国は、タイ、インドネシア、シンガポールが大きく、中でもタイは額が大きい。
・中国、ベトナム、韓国では利益を回収できない。
またこの表の最下欄に”第3四分位値”という小さい方から75%目に位置する上位の企業だけの数値があります。
これをみると比較的上位の企業では、いずれの国・地域でも国内への利益還流が行われていることが分かります。
つまり、稼いでいる企業はいかなる状況にあってもしっかりと稼いでいる姿が読み取れる訳ですね。