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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

自社業種は開業と廃業のどちらが多いのだろうか??

2018年02月01日 05時00分59秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」32ページ「第 1-2-8図 開業率・廃業率の推移」をみましたが、今日は33ページ「第 1-2-9図 業種別開廃業率の分布状況(2015年度)」をみます。

下図から業種ごとに開廃業率を確認すると、開業率の水準については、製造業が1.9%と最も低く、事業所数も多いため、全体の開業率を大きく押し下げていることが分かります。

他方で、最も開業率が高い業種は、宿泊業,飲食サービス業の9.7%で、次いで、建設業、生活関連サービス業、娯楽業となっています。

白書は、宿泊業,飲食サービス業は開業率が高いだけでなく事業所数が一定程度あること、また、建設業についても開業率の水準は2番目に高く、事業所数は最も多いため、この2業種が全体の開業率を押し上げているといえる。

廃業率について同じく業種別に見ると、業種別の差異は小さくなっており、最も廃業率が低い業種は、医療,福祉の2.4%で廃業率を押し下げており、最も高い業種は宿泊業,飲食サービス業の6.4%で廃業率を押し上げている。

他方で、開業率で差が見られた製造業と建設業については、廃業率はおおむね同水準となっている。

開業率、廃業率の2つを並べ、業種別に確認すると、開業率・廃業率共に平均を超え、事業所の入れ替わりが盛んであるのが、宿泊業,飲食サービス業、生活関連サービス業,娯楽業であり、開業率が高く廃業率が低い業種が建設業、開業率、廃業率共低い業種は製造業、卸売業であった、とあります。

思わず、自社の業種がどこにいるのかを確認したくなりますが、小規模事業者は自社で成長の機会を創出できるので、参考程度でみたいですね!!

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開業率は好調に推移している!!

2018年01月31日 05時00分39秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」29ページ「第 1-2-5図 企業規模別従業者数の変化(2009年~2014年)」をみましたが、今日は32ページ「第 1-2-8図 開業率・廃業率の推移」をみます。

下図から我が国の開業率を見ると、1980年代には6~7%で推移していたものの、89年度以降は低下が続き、1993年度以降は直近の2014年度まで5%以下の水準で推移していたことが分かります。

白書は、直近の2015年度は5.2%と、1993年以来、5%を上回った。また、廃業率について同指標を用いて確認すると、1980年代後半から90年代前半は、おおむね3~4%、以降はおおむね4~5%台を推移しており、2002年以降は廃業率が開業率を上回る年もあった。足下では3.8%と、やや低水準となっている、とあります。

開業率が右上がりなのも、アベノミクスの成果の一つなのでしょうね!!

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小規模企業が従業員を減少させている!!

2018年01月30日 05時00分39秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」27ページ「第 1-2-3図 企業規模別開廃業企業の内訳(2009年~2014年)」をみましたが、今日は29ページ「第 1-2-5図 企業規模別従業者数の変化(2009年~2014年)」をみます。

下図から2009年から2014年の間で従業者数全体の変化を、企業規模別に確認すると、中規模企業では201万人増加している一方、大企業では56万人の減少、小規模企業では155万人の減少となっており、全体では4,803万人から4,794万人へと微減していることが分かります。

次に、従業者数を変化させている企業の特徴を確認するため、2009年から2014年まで存続していた企業を存続企業、2009年以降に開業した企業を開業企業、2009年から2014年の間に廃業した企業を廃業企業とし、それぞれの従業者数の増減を見ると、2009年から2014年の間に、存続企業では、従業者を増加させた企業の増加分が1,318万人、従業者を減少させた企業の減少分が1,223万人であり、全体として95万人増加させている一方、開業企業は551万人の従業者を増加させ、廃業企業は656万人の従業者を減少させていることが分かります。

白書は、全体の従業者数の変動に、開業企業・廃業企業が一定程度影響していることが分かる。これを規模別に確認すると、開業企業の中で従業者数を最も増加させているのは中規模企業であり、開業企業の生み出した従業者数の約57%を占めている。

また、廃業企業の中で従業者数を最も減少させているのは小規模企業であり、廃業企業が減少させた従業者数の約45%を占めている。

存続企業では、大企業及び小規模企業が従業者数を減少させている一方、中規模企業は従業者数を増加させている、とあります。

要するに、小規模企業を取り巻く経営環境が厳しいということなのでしょうね。読み進んでいきます!!
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中規模企業は開業が廃業を上回っている!!

2018年01月29日 05時02分43秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」26ページ「第 1-2-2図 企業数の変化の内訳(2009年~2014年)」をみましたが、今日は27ページ「第 1-2-3図 企業規模別開廃業企業の内訳(2009年~2014年)」をみます。

下図から2009年から2014年の企業数の変化の内訳のうち、開業、廃業した企業について、開業時、廃業時の企業規模別に確認すると、小規模企業については、開業が54.6万者、廃業が102.7万者と、廃業数が開業数を大きく上回っているものの、中規模企業については、開業が11.1万者、廃業が9.9万者と、開業数が廃業数を上回っていることが分かります。

続いて、2009年から2014年にかけて存続していた企業の規模の変化について確認すると、存続企業304万者のうち、約95%に当たる287万者の企業は、企業規模の変化がなかったことが分かります。

白書は、規模を拡大させた企業が7.2万者、規模を縮小させた企業が9.3万者で、ほとんどが小規模企業から中規模企業への拡大、中規模企業から小規模企業への縮小で占められており、中規模企業から大企業への拡大は0.1万者、大企業から中小企業への縮小は0.2万者であった、とあります。

中規模企業については、開業が廃業を上回っているということは驚きですね!
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今、開業者は増加している!!

2018年01月28日 05時00分40秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」25ページ「第 1-2-1図 企業規模別企業数の推移」をみましたが、今日は26ページ「第 1-2-2図 企業数の変化の内訳(2009年~2014年)」をみます。

下図から企業数の推移について、企業の開廃業の観点から確認すると、2009年から2014年の期間で開業した企業は66万者、廃業した企業は113万者であったことが分かります。

白書は、このうち、2009年から2012年では開業が30万者、廃業が62万者であったのに対し、2012年から2014年にかけては、開業が36万者、廃業が51万者と、開業が6万者増加し、廃業が11万者減少している。

2014年時点で、5年以内に開業した企業は全体の約17%を占めており、企業数が減少傾向にある中でも、一定程度企業が新たに誕生していることが分かる、とあります。

てっきり「開業者は減少、廃業者数は急増」と思ったら、そうではないのですね。新規開業者をいかに増やし、廃業をいかに食い止めるか、これが我々支援者に今課せられた課題ということですね!!

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我が国の企業数は急減している!!

2018年01月27日 05時00分43秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」11ページ「第 1-1-11 図 個人企業の今後の事業展開意向」をみましたが、今日は25ページ「第 1-2-1図 企業規模別企業数の推移」をみます。

下図から我が国の企業数の推移を確認すると、1999年以降、一貫して減少傾向にあり、2009年から2014年の5年間で39万者の減少となったことが分かります。

白書は、これを企業規模別に見ると、小規模企業が41万者減少し、中規模企業が2万者増加し、大企業が約800者減少した、とあります。

お客さんとお話をしていると、○○さんは廃業したという会話になることがありますが、この減少スピードは想定以上なのではないでしょうか!!

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法人化を予定している企業は積極的である!!

2018年01月26日 04時59分54秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」10ページ「第 1-1-10 図 法人化した企業の動向」をみましたが、今日は11ページ「第 1-1-11 図 個人企業の今後の事業展開意向」をみます。

下図から法人化を予定していない企業の今後の事業展開の意向と比べると、「事業の拡大、店舗の増設を図りたい」、「経営の多角化を進めたい」が計51.4%で、法人化を予定していない企業の割合を大きく上回っていることが分かります。

白書は、「休業・廃業したい」、「事業の規模を縮小したい」とする割合が、法人化を予定していない企業では35.7%も存在するのに対し、法人化を予定している企業では2.8%にとどまっている、とあります。

最近、久しぶりに、法人化になったばかりの成長期の企業をコンサルしています。その意欲の高さに新鮮な驚きを感じてしまっています!!

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個人から法人にすると売上高が4倍になる!?

2018年01月25日 04時48分16秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」9ページ「第 1-1-8 図 法人・個人別 1 者当たり経常利益(2014 年度)」をみましたが、今日は10ページ「第 1-1-10 図 法人化した企業の動向」をみます。

下図から個人事業者から法人化した企業数について見ると、2012年2月から2014年7月の29か月間で、法人全体の1.3%を占める、約2.2万社が個人事業者から法人化しており、そのうち85%超は小規模企業であることが分かります。

白書は、法人化した企業の特徴について確認するため、2014年時点で個人事業者のままとどまった企業と比較して、1者当たり売上高を確認すると、法人化した企業の売上高は個人のままとどまった企業の約4倍の水準となっている。

このことから、個人事業者から法人化した企業は、個人事業者のままとどまった企業と比べて、高いパフォーマンスを示していることが分かる、とあります。

個人から法人に変えることで売上高が上がる訳ではないのは分かっていますが、4倍という数字はインパクトがありますね!!

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厳しい経営環境にあることをどうすれば伝えられるのか??

2018年01月24日 04時48分58秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「小規模企業白書」2ページ「第 1-1-1 図 企業規模別業況判断 DI の推移」をみましたが、今日は9ページ「第 1-1-8 図 法人・個人別 1 者当たり経常利益(2014 年度)」をみます。

下図から個人形態と法人形態の中小企業・小規模事業者の1者当たり経常利益の水準を確認すると、個人事業者はおおむね従業者5人以下の小規模企業と同等であるが、前年比について見ると、個人事業者は▲1.2%、法人全体は+8.7%と、個人事業者の方が厳しい傾向にあることが分かります。

次に、個人事業者の1者当たり営業利益を見ると、どの業種でも伸び悩んでいることが分かります。

個人事業主は厳しい経営環境にあるということを論理的に伝えるにはどうしたら良いか??前者の出所が、中小企業庁「中小企業実態基本調査」で、後者が総務省「個人企業経済調査」とのことです。
昨日のDIもそうですが、このように豊富なデータをどこから取り入れ、どのように説明するのかが、経営発達支援計画の目標の一つであり、我々、中小企業診断士の役割だと思います。

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業況判断をどのように伝えるか??

2018年01月23日 04時57分33秒 | 2017年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日まで2017年版「小規模企業白書」を見てきましたが、今日から2017年版「小規模企業白書」に入っていきます。

早速、今日は、2ページ「第 1-1-1 図 企業規模別業況判断 DI の推移」をみます。

下図の企業規模別業況判断 DI の推移について白書は、日銀短観による中小企業、景況調査による中規模企業、小規模企業の業況判断DIは、ともに、規模間による水準の違いはあるものの、2014年4月の消費税率の引き上げに伴って大きく上下した以降は、2015年第4四半期まで緩やかに上昇した。

2016年に入って以降は、2016年4月の熊本地震の影響等で2期連続の低下となったものの、以降は上昇しており、直近の2017年第1四半期ではどちらの調査でも上昇しているなど、足下では持ち直し基調にある。

小規模企業について、中規模企業との比較を行うと、中規模企業が小規模企業を一貫して上回って推移している。他方で、足下では、小規模企業でもリーマン・ショック前の水準を上回って推移しており、緩やかな改善基調にあるといえる、とあります。

今、経営発達計画を実行している商工会・商工会議所は、この業況判断DIを自らで調査しているのではないかと思います。私も実施していますが、調査し集計した結果をどのように小規模事業者に伝えれば良いのかに、実は悩んでいます。

白書のような文書だと「分かるようで分からない・・・」が、このように書くしかないですよね??

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